博多華丸主演の舞台 『羽世保スウィングボーイズ』が10月23日（日）に明治座で初日を迎えた。初日の模様と、その後行われた取材会をレポートする。
昨年7月に博多座、8月に新歌舞伎座で上演され好評を博した舞台が、東京での初上演となった。
博多華丸が九州のとある港湾都市にある羽世保造船に勤める溶接技師を演じ、会社や家庭で起きる問題や困難に仲間たちと共に立ち向かう姿を描いたオリジナル作品。和太鼓とタップダンス、そしてジャズが全編を彩るエネルギッシュでハートフルな舞台が、初演からの1年余りの年月を経て明治座の大舞台に登場。カーテンコールの拍手が止まない初日となった。
共演は南沢奈央、 大場美奈、 中村浩大（Jr.SP/ｼﾞｬﾆｰｽ Jr.）、 財木琢磨、 斉藤 優（ﾊﾟﾗｼｭｰﾄ部隊）、椿 鬼奴、 天宮 良、 大空ゆうひ、 長谷川初範 他。１０月２８日（金）まで明治座にて上演。
五代剛（博多華丸）は家庭では二人の子供を育て、仕事を離れれば和太鼓の練習に精を出す。
だが息子の匡（右から２人目 中村浩大）は何かと反抗的で
娘（右：大場美奈）は結婚したい人がいると持ち掛けてきた。まだ学生だからと反対する剛。（左：南沢奈央）
会社ではリストラの危機がささやかれていた。一挙に問題を抱えることになった剛。そこをどう乗り越えていくのか⁈
オープニングは和太鼓のパフォーマンスから。生バンドの演奏とタップが音楽劇ともいうべき楽しさを添える。
大空ゆうひは謎のシンガーとして登場。じっくり聞かせてくれる。
さらに技ありの俳優陣が、多彩なキャラクターを熱演。笑いも満載で、胸熱の物語を綴る。
取材会では博多華丸が登壇した。
カーテンコールでこの日の公演を「明治座初日の冒険」と話した博多華丸。その初日を終えての感想は「緊張しました。なんとか転覆せずに出航できたかなという感じです。夜の公演が心配なくらい出し切りました」。
さらに「博多座さん、新歌舞伎座さんでやらせて頂いたこの公演が、1年以上経って明治座さんでということで、皆も力が入っていました。再演には慣れていませんが何となくできるんじゃないかという空気があったのですが、G2さんが『１からやるつもりだから』とおっしゃってやったので、博多座からご覧になった方からするとだいぶ変わっていると思います。みなさんがいろんなところで経験を積んで、さらにパワーアップした集合体になって、いい作品になったのではないかと思っています」と自信ものぞかせた。
見どころは「後半のタップとジャズのセッション」を挙げて「横から見ていても素敵だと毎回思います」
博多から始まったこの公演。「博多での公演は博多弁がナチュラルで、全国の人が聞いたらわからないような会話をしても通用するけど、他の場所ではそこらへんを探りながら、伝わりやすい博多弁です」と解説。
明治座での公演について「何度かこうした大きな舞台に何度か立たせて頂きましたが、今日ほど緊張したしたことはありません。何年後かに振り返ったときにも、鮮明に覚えている景色じゃないかと思います」と自身にとっても大きな作品であることを明かした。
本公演は休憩30分を挟む3時間10分。１０月２８日（金）まで明治座にて上演。元気をもらいに、是非明治座へ！
明治座『羽世保スウィングボーイズ』
日程：10月23日（日）～10月28日（金）
作・演出：G2
出演：博多華丸
南沢奈央 大場美奈 中村浩大（Jr.SP/ｼﾞｬﾆｰｽ Jr.） 財木琢磨 斉藤 優（ﾊﾟﾗｼｭｰﾄ部隊）
椿 鬼奴 幸田尚子 天津木村 松岡裕哉 坂本あきら 天宮 良
大空ゆうひ 長谷川初範
企画・製作：博多座
後援：佐世保市
主催：明治座
公式ホームページ：https://www.meijiza.co.jp/info/2022/10-1/
