6月４日(土)より新国立劇場 中劇場にて、相葉雅紀主演の舞台『ようこそ、ミナト先生』が初日を迎えた。初日前に行われたプレスコールと取材会の模様をお伝えする。
東京公演は新国立劇場 中劇場にて 日まで、その後大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。
相葉雅紀の舞台出演は12年ぶり。脚本を手掛けるのは、脚本は『恋はつづくよどこまでも』(TBS)、『着飾る恋には理由があって』(TBS)など、近年の人気ドラマの脚本を手掛け、数々の大ヒットット作を生み出してきた金子ありさ。演出は、翻訳劇・古典・ミュージカルやオペラなど多種多様な作品を手掛け、緻密な演出で評価の高い、日本の演劇界を代表する演出家の宮田慶子。ふたりともは相葉の12年前の舞台「君と見る千の夢」を手掛け、なかでも宮田は相葉とは5度目のタッグ。
【フォトコール】公開されたのは、冒頭の2シーン。フォトコールとしては長い40分が公開された。
相葉が演じるのは、一年前に観光で訪れた田舎町で非常勤の教師となった湊孝成。人当たりがよく、誰にでも親切な彼は、昔から町に住む人々からも、都会からの移住してきた住民にも頼られるようになっていた。
町の人々は彼がこの町に住み続いてくれることを願っていた。
「医者の高梨由佳子（秋元才加）と結婚してくれれば、ずっと残ってくれるかも…」と策を練る住民が現れるほどに。
高梨由佳子（秋元才加）
一人暮らしの偏屈者の植村久志（松平健）だけは、ろくに口もきいてくれなかったのだが、それでも湊は植村の家に通っていた。
町の中心人物となりつつあったった湊だったが、実はある秘密を抱えていたのだった。
【取材会】登壇したのは、相葉雅紀、松平健、と脚本の金子ありさ、演出の宮田慶子
宮田慶子 松平健 相葉雅紀 金子ありさ
はじめに「緊張はしますが、お客様の前に立つことが楽しみだった」と話した相葉。
フォトコールでは湊がどんな秘密を抱えているのか、実はどんな人物なのか、わからなかったのだが、相葉にはとても難しい役だったようで「（宮田から）12年間分のダメ出しをされて、なかなかハードな期間でした。吸収できるだけしようと思っていたのですが、予想以上に辛かったです」
宮田は「一か月間楽しく、でも苦しみながら作ってきました」と挨拶。相葉については「稽古の途中で『ごめんね、12年分のダメ出ししているよね。ちょっと反省した』とやっていました。相葉さんは12年分素敵な大人の男性になられて、中身が充実なさったと実感しました。脚本のハードルが高くて、真摯に受け止めていかなければいけない役柄・設定なので、相葉さんが大人になって中身が充実し分、苦しんだという感じです」
相葉は宮田について「お母さんみたいな方で、稽古のない時には本当にやさしい。稽古の時は鬼の顔をしている」ともこぼしていた。
相葉が「稽古場に来たときにほめてもらえて嬉しかった」と話した金子は「用意して頭の中にあったものが目の前にある感激に浸っています」と笑顔。さらに「相葉さんのイメージがファンタジーとリアリティの融合。身近に感じるけれど、いそうにない人。ドラマや映画ではできそうにない表現方法を意識して書きました」
松平健について相葉は「松平さんのオーラがすごくて。対峙していて本当にすごいなと。目が放つパワーも言葉以上のものが伝わってくる。役の上では松平さんに助けて頂いた」と語り、宮田も「本当に松平さんに助けて頂いて、ほんのちょっとした目線ひとつでガラッと呼吸しやすくなるというか、お父さんのように助けて頂いた」
最後に相葉は「舞台をやる意義は、本当に体一つでの勝負になるので、厳しい場所ですが、ずっとやっていきたい」と決意を示し「全力でみんなで作ってきた舞台なので、たのしみにしていてください。がんばります！」とファンへメッセージを送った。
ようこそ、ミナト先生
脚本 金子ありさ
演出 宮田慶子
出演 相葉雅紀
秋元才加 忍成修吾 濱田龍臣 須藤理彩 青木さやか 中山祐一朗
横堀悦夫 森田甘路 大沼百合子 田中利花 天野はな 野口俊丞 吉村卓也 谷 花音
松平 健
公式サイト https://www.minatosensei.com
主催・企画製作 東京グローブ座
《東京公演》
日程・会場 2022年6月4日(土)～6月19日(日) 新国立劇場 中劇場
チケット料金 12,000円（全席指定・税込）
《大阪公演》
日程・会場 2022年6月29日(水)～7月3日(日) 梅田芸術劇場メインホール
チケット料金 S席 12,000円 A席 9,500円（全席指定・税込）
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888（11:00～16:00 ※日祝休業）
