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ミュージカル『アニー』財木琢磨 「ファンの皆さんへ言い続けてきた夢が叶う作品」更なる高みを目指して

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今年も4月23日(土)に丸美屋食品ミュージカル『アニー』が初日を迎える。ルースター役で本作に初出演する財木琢磨に4月初めに話を聞いた。

財木琢磨は、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの手塚国光役で舞台初出演し、ミュージカル『刀剣乱舞』等に出演。その後、ドラマ「『水戸黄門」』の 佐々木助三郎役など映像でも活躍してきた。

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「みんなが知っている大きなミュージカルの舞台に出演したい」という思いを抱き続けてきたという財木。愛され続けて総上演回数1,900回を誇るミュージカル『アニー』は、まさに“誰もが知るミュージカル”。財木は、本作への出演が決まった時には「まずびっくり。そして夢を叶えることができ嬉しかった」と言う。

今回、財木が演じるルースター役は、孤児院院長のハニガン(マルシア)の弟で、姉と恋人のリリー(島ゆいか)と悪だくみをする青年。これまで財木が演じてきたクールなイメージの役柄とは違うかもしれない。
「そうかもしれませんね。でも、ちょっとぬけているところがあるのは自分に近い。(笑) 素の部分が出せるかなとも思ったりします。悪役過ぎない悪役。僕のイメージとしては映画「ホームアローン」の悪役が近いのかな」

「ルースターは両親を早くに亡くしたけれど、姉にすごく甘やかされて育ったのかな…と話し合っています。マルシアさんの芝居に合わせて、僕も甘えるところは甘えてみようと思っています。でも、甘やかしてくれることにつけこんで、自分のいいように姉を利用している、操っているところもあるなと思っています」

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ルースターがハニガンやリリーと一緒に踊る場面は、華やかで印象的な名場面。毎年、キャストの個性を活かした振付に変わるのも、ミュージカル『アニー』の楽しさのひとつだ。
「元々ダンスはあまり得意ではなくて、今作の初めてのダンスの稽古ではついていけなかった。恥ずかしくもあり悔しくもあり『僕にはまだ、こんな大きな作品は早かったかな』という思いがよぎった」と財木。
「でも『ここを乗り越えたら、また自分の強みになる』と信じて頑張ろうと思い、次の日には一人でスタジオを借りて自主練しました」と明かした。

「踊っている時に“大きく見えるし面白く見える”と言われたので、体の大きさを活かしたダンスをしたい」「振付・ステージングを担当される広崎うらんさんとは舞台『魔界転生』でもご一緒した。今回も“ざいちゃん”と呼ばれて、厳しく楽しく指導して頂いています」と微笑みながら話した。
財木ルースターのダンスは、注目ポイントとなりそうだ。

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最近は小劇場の舞台など、様々な作品への出演も続いている。
「実はお話を頂くと『僕にできるのかな』とすごく悩む方」と言いながらも「出演経験がない作品や、不安があると自分が縮こまってしまう原因のひとつになるので、どんな役にも挑戦して、自分の引き出しを増やして自信につなげたいと思っています。じっくりと『これから大きな役者になるためには必要な道だ』と前向きに考えて『挑戦しよう』と決心します」

「手応えとまでは言えませんが、例えば、舞台『いい人間の教科書』(2021年12月)は舞台四方をお客様に囲まれた全編エチュードの作品。お話を頂いた時には『無理だ!』と思いましたが、やってみると毎日、お芝居するのが楽しかった。『できない』と思っていたことができたことは自信につながったと思います。だから『アニー』も」と更なる高みを目指している。

最後に観劇を楽しみにしている方へ、そしてファンへ「ミュージカル『アニー』は、誰もが知っている作品であり、この作品を今回、初めて観る方もたくさんいると思うので、ご覧になった方々の心に残り続ける作品にしたい。僕にとっても、俳優になってからファンの皆さんへ言い続けてきた夢が叶う作品なので、是非、観に来てもらいたいです」と呼びかけた。

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丸美屋食品ミュージカル『アニー』
日程 :4 月 23 日(土)~5 月 8 日(日)
会場 :新国立劇場 中劇場
出演:山崎杏、山本花帆、葛山信吾、マルシア、笠松はる、財木琢磨、島ゆいか 他
※葛山の葛は「ヒ」です。
公式 HP:https://www.ntv.co.jp/annie

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