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『赤坂大歌舞伎』開幕!勘九郎の長男・次男も登場

集合写真SHU_7877s
中村鶴松 片岡亀蔵 中村七之助 中村勘九郎 中村扇雀 中村虎之介
中村長三郎 中村勘太郎

TBS開局70周年を記念しての『赤坂大歌舞伎』が、2021年11月11日(木)にTBS赤坂ACTシアターにて開幕した。記念すべき第1回公演に出演の中村扇雀をはじめ、片岡亀蔵、中村虎之介、中村鶴松と魅力溢れる顔ぶれに加え、勘九郎の長男、中村勘太郎(10歳)と次男、中村長三郎(8歳)が『赤坂大歌舞伎』に初登場する。

赤坂大歌舞伎とは、十八代目中村勘三郎の「芸能の街・赤坂で歌舞伎を!」という一言から2008年にスタートし、誰にでも親しみやすい演目で幅広く人気を博してきた名物シリーズ。2013年からは中村勘九郎、中村七之助兄弟が亡き父の遺志を継いで公演を続け、さらなる進化を遂げてきた。
今回上演される演目は『廓噺山名屋浦里』、『越後獅子(えちごじし)』、『宵赤坂(よいのあかさか)俄(にわかの)廓(さと)景色(げしき)』の3作。

『廓噺山名屋浦里』は、江戸時代に名を馳せた花魁「扇屋の花扇」にまつわる実話で2015年、このTBS赤坂ACTシアターにて、笑福亭鶴瓶が落語として披露。その翌年には「この落語を歌舞伎にしたい」と熱望した中村勘九郎が、中村七之助らとともに、八月納涼歌舞伎の一演目として舞台化し、大きな話題となった。以来、再演を待ち望む声も多いこの作品が、ゆかりの地TBS赤坂ACTシアターで、5年ぶりの上演を果たす。

『越後獅子』は長唄にのせて、手おどり、足拍子、布さらしと、様々な踊りの表現を披露。舞台を締めくくる『宵赤坂俄廓景色』は、今回の赤坂大歌舞伎ならではの趣向を取り入れ、赤坂がかつて花街だった時代を想起させるような、華やかな作品として、劇場を大いに沸かせてくれるでしょう。

現在赤坂Bizタワーにて『赤坂大歌舞伎』のフォトスポットが設置。劇場だけでなく、赤坂の街の魅力を感じていただける、『赤坂大歌舞伎』に是非ご期待ください。

勘九郎は、『赤坂大歌舞伎を見てくださった方々からは、わかりやすかった、という感想をよくいただきます。今は歌舞伎を見たことがない方が多いので、少しでも多くの方々に歌舞伎の世界を感じていただければいいなと思います。』と語り、七之助も『今回の演目は、どれ1つとして予習をしてくる必要はありませんので、なにも考えずにお席に座ってくだされば大丈夫です。わたしたちもお客様の反応をダイレクトに感じさせていただきます。』と意気込みを語った。

 

中村勘九郎 コメント
平成20年に父が赤坂大歌舞伎をはじめ、一回り、あっという間ですけれど、また赤坂に大歌舞伎開催できることをとても嬉しく思います。

中村七之助 コメント
4年ぶりの赤坂大歌舞伎。こういう状況下で開催が出来たことがとても嬉しいです。

 

中村扇雀 コメント
歌舞伎は敷居が高いという方が多いですが、赤坂大歌舞伎ではそんな敷居を乗り越えられるような、どなたが見ても楽しめるような歌舞伎をやろう と演目を選び、その結果、多くの新しいお客様に見ていただけました。初めて歌舞伎をご覧になる方も楽しめて、最後にはあっと驚く仕掛けもあるので、歌舞伎にご縁のなかった方も、コロナが落ち着いてどこかに出かけようという時は「赤坂大歌舞伎」に足を運んでいただきたいと思います。

 

BS開局70周年記念 赤坂大歌舞伎
日程 :2021年11月11日(木)~11月26日(金)
会場 :TBS赤坂ACTシアター
出演:中村勘九郎 中村七之助 中村虎之介 中村勘太郎 中村長三郎 中村鶴松 片岡亀蔵 中村扇雀