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ふぉ~ゆ~ 伝説の舞台「SHOW BOY」取材会「いろいろな経験をした今の自分だからこそ、やりがいを感じる」「一生かけてやっていく作品」

この4月にユニット結成10周年を迎えたジャニーズの4人組・ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)の主演舞台「SHOW BOY」が、7月1日(木)から27日(火)まで東京・日比谷シアタークリエで、2年ぶりに幕を開ける。(その後、大阪・新歌舞伎座、愛知・名古屋市公会堂にて上演)

「SHOW BOY」は豪華客船を舞台に、福田はキャバレーの裏方、辰巳は見習いマジシャン、越岡は全財産を失ったギャンブラー、松崎は中国人マフィアに扮して贈るオリジナルのダンスミュージカル。
2019年の初演は、観劇した堂本光一から「自分がやりたい。歌も芝居も素晴らしい」と絶賛され、ファンからは「ふぉ~ゆ~の伝説の舞台」とも言われている大人気舞台だ。

初演からの2年間を振り返りつつ、再演となるこの作品への意気込みと、シアタークリエという劇場への思いを、ふぉ~ゆ~の4人にたっぷり語ってもらった。

WEB媒体提供ビジュアル

『SHOW BOY』の舞台である豪華客船をイメージした東京湾クルーズ船で撮影されたひとコマ
このロケで撮影されたふぉ~ゆ~のセクシー&コミカルな写真は公演パンフレットで!

―2019年7月の「SHOW BOY」初演からちょうど2年での再演ですが、この2年間で「自分はここが成長した、変わった」と思う点と、それをこの再演でどう活かすのか、教えてください。

越岡:正直言って、自分ではわからないのです。ダンスや歌、それぞれのレベルは上げたいと思って取り組んできたので、2年間の経験でスキルアップはしていると思うのですが…。
ピアノを弾くのが好きなので、今回も弾きますし、2年間の経験がどう活かされるか、どう成長しているのか、自分が一番楽しみにしています。

松崎:僕もこの2年間にいろいろ出演させて頂いて、たくさん経験させて頂きましたが、一番影響を受けたと思うのは漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2020」(通称「M-1」)にこっしー(越岡)と新コンビ「おつゆ」を組んで出られたことです。(福田悠太と辰巳雄大がコンビ「つ~ゆ~」として19年に初出場。2020年に越岡裕貴と松崎祐介がコンビ「おつゆ」を組んで出場。)
舞台も「M-1」も素晴らしいエンターテイメントだと思いますが、ジャニーズから「M-1」に出ているのは、僕たちふぉ〜ゆ〜だけです。ジャニーズであることと関係なく、お笑いの世界に足を踏み入れて、勝負させてもらった。人を笑わせることに集中して取り組めましたし、「M-1」を見た方にも「ジャニーズにもこういうグループがいるんだ」と知ってもらって、心から笑ってもらえたのではと思います。
そんな「M-1」での経験があるので「SHOW BOY」の再演にあたっての意気込みが、初演とは違います。コロナ禍のこの時期に「とにかく面白かった」「あっという間だった」と思ってもらえることを目標にやりたいです。

越岡:うまくまとめましたね~!
松崎:まぁね。(笑) そして個人的には中国語をもっとスキルアップしたいです。

―「中国語の勉強をしているのですか?」(と中国語で聞いてみました)
松崎:(椅子から立ち上がって)えっ⁈
越岡:ホントの中国語だよ!
松崎:では「小孩」は合っていますか?

―「子供」という意味ですね。
松崎:はい、そうです!
越岡:中国の方が観に来てくれるかもしれないから、ちゃんと勉強しないとね。
松崎:そう!ドキドキしてきた~。(笑) ひとりでも多くの方にちゃんと届けたいと思っています!

福田:僕がこの2年間で一番大きかったことといえば、みなさんもそうだと思いますが、感染症拡大予防のための自粛期間です。本当にゆっくりと考える時間、自分と向き合う時間ができて少々の休みではできないことにもチャレンジできる時間ができた。そこで「自分のことを知っていたつもりだったけれど、知らなかったな」と思って、自分に対する気持ちが少し変わりました。
それは「自分は結構だらけるし、めんどくさがりだし、楽観主義者だ」ということ。わかってはいたのですが、これまではそれを否定して生きようと思ってきました。でもこの自粛期間に「やっぱり、そうなんだ」とわかって「そんな自分を肯定して生きよう」と考えるようになりました。自分を受け入れることを知った期間でした。
「SHOW BOY」で僕が演じる役には「挫折している人が、もう一度チャンスを得る」というストーリーがあります。自分を知ったことで「自分の気持ちをストーリーにより一層のせることができるのではないかな」と思っています。…なかなか良いことを言ったよね!

辰巳:最後のひとことだけ、言わなきゃいいのに!(笑) 僕が一番変わったのはやっぱり英語力です。ずっと英語を勉強してきたので、かなり会話もできるようになり、洋画を見てもだいたいわかるようになりました。でも「SHOW BOY」には使わないですね。
真面目な話をさせて頂くと、この2年間で”役者度“は上がったと思います。ふぉ~ゆ~結成前から「一生をかけてやりたい仕事は芝居だ」とずっと思ってきました。そして、この2年間にいろいろな作品でたくさんの俳優さん・演出家さんと出会うことができた。つい最近では『ぼくの名前はズッキーニ』という作品では6歳の役を演じて「また変われたな」「嫌われる勇気が大きくなった」と感じました。
ジャニーズとして活動させて頂く中で、みなさんに希望と夢を与えるというアイドルにとっては「嫌われないこと」は大事なことでもあるのですが、僕は俳優として仕事をしていく上で「嫌われてもいい」という考えを最近、持ち始めました。
だから「SHOW BOY」で「このセリフをこういう言い方ができるようになったんだ」と思うような変化があるかもしれない。自分がどう変わっているのか、本当に楽しみなんです。
「SHOW BOY」について演出のウォーリー木下さんから「辰巳君だけは当て書きではない。辰巳君の役を通して、お客様に『お芝居を観に来たんだ』と思って欲しいから」というお話を聞きました。
「SHOW BOY」はお芝居ですが、お客様が「ふぉ~ゆ~の4人を見に来たんだ」と思ってしまうくらい登場人物たちが僕たち4人に近いのです。僕たちの演じている役に名前がないことも、この作品の魅力のひとつで、そこにもウォーリーさんには意図がある。
そんな中で「僕の役を通して、お芝居を観に来たんだと思ってもらう」という使命を頂いた。いろいろな経験をしてきた今の自分だからこそ、俳優としてやりがいを感じて、本当に楽しみです。
そして、僕の役もいろんな秘密を抱えているので、ぜひ、最後まで楽しみにしていただきたいと思います。

―上演されるシアタークリエでの思い出や、この劇場で上演する思いを教えてください。
福田:初めてふぉ~ゆ~としてシアタークリエに立たせて頂く前に、ジャニーズJr.の『ジャニーズ銀座』公演でふぉ~ゆ~の場をもらってコンサートをやらせてもらったことがあって、ものすごく盛り上がったんです。あのコンサートの感動や興奮を思い出すと、今、形を変えて「SHOW BOY」をシアタークリエでやることが、本当に意味深いと思います。

辰巳:シアタークリエにはいろいろな思い出が詰まっているのですが、一番思い出深いのは、初めてジャニーさんにすごくほめられたことです。
松崎:公演をご覧になったジャニーさんから「Youたち、すごいよ!」と絶賛されたんですよ。そして、昼の公演が終わった僕たちを、近くのお寿司屋さんに連れて行ってくださって。
辰巳:食べきれないくらい注文して「あそこが面白かった」「ここがよかった」「あそこをもうちょっとこうしたら、もっと面白くなるかもしれない」と話してくれて。
越岡:そう!夜にまだ公演あるのにね。
辰巳:開演30分前くらいまで話して「もう、これ以上食べたら踊れない」というくらい食べさせてもらった。面と向かって褒められたのは、他に覚えてないくらい、ほんとに強烈な思い出です。
そして、シアタークリエには「ジャニーさんがラーメンを頼んでくれた楽屋」もあって、ジャニーさんとの思い出が詰まっている劇場です。
松崎:シアタークリエは身近で手軽に行ける劇場という感じもして、安心感もあります。
越岡:そう、いろんな作品でお世話になっているので、安心感があって、本当にシアタークリエには“ホーム”という感じがあります。
辰巳:楽屋に入ると、ステージに立つと「帰ってきた」という感じになります。僕たちがひとつひとつ課題を持ってステージに臨んでクリアしてきた劇場であり、お客さんが僕らにサプライズをしてくれたこともある劇場。そんな劇場に巡り合えることもなかなか無いと思います。そのシアタークリエにふぉ~ゆ~結成10年目の夏に立てるので、さらに思い出深い劇場にしたいと思っています。そして、いつか「シアタークリエって、ふぉ~ゆ~の劇場じゃないの」と思ってもらえるくらいになったらいいなと思っています。
越岡:公演を重ねていきたいですね。

―「SHOW BOY」再演への意気込みをお聞かせください。
辰巳:2年前に「SHOW BOY」をやらせて頂いた時に「ふぉ~ゆ~が一生かけてやっていく作品じゃないかな」と思いました。
僕たちには「PLALYZONE」へのあこがれがどっかにありました。「PLALYZONE」は年に1回必ず上演して、「PLALYZONE」という同じ名前で内容はいろいろ違うものをやっていた。そういう形に「SHOW BOY」もなるかもしれないと思って。だから思いが強かった作品です。
初演では「また再演できるか?」というよりも「絶対に再演もやるでしょ!」「またやらなきゃダメでしょ!」という思いでした。

―そんなに強い思いだったのですね。
辰巳:いろいろなミュージカルを観させて頂いていますが‘、本当に僕たち4人に合っていて「これは僕たち4人だからこそできるし、4人が続けていくべき作品じゃないのかな」と思いました。だから「再演ができる」と聞いた時には、嬉しさよりも「そうだよね」「やらなきゃね」という使命感のような気持ちが強かった気がします。

福田:多分これは観た方がいい作品です。これからふぉ~ゆ~が、もっともっと大きくなって、大きな劇場でやる前に、今が一番面白い「SHOW BOY」をお見せできるので、「みなさん、観た方がいいですよ~」という思いでやろうと思っています。客席の皆さんには「観られてよかったね~」「今、最高だから!のってるからね!」という気持ちで臨みたいと思いす。

越岡:素晴らしい前回の公演を観られなかった方もいらっしゃると思うので、再演をやらせてもらえることで、より多く方に見て頂ける機会ができて嬉しいです。人は全然違っていても、どこかで支え合っていたり助け合っていたりすると感じられて、どこかほっこりするところもある作品なので、こういう状況下だからこそ見てほしい。ぜひ観に来てください!

松崎:これまでいろいろな作品に参加させて頂いて、学ばせて頂いてきましたが、この作品は僕にとっては財産です。人は誰しも挫折することがあるし、人生には分岐点がある。自分の中のそれらと照らし合わせて観てもらえたら、見方も広がるし、楽しみ方ももっと広がると思います。捉え方は人ぞれぞれだと思いますが、観ている瞬間に生まれるものも、きっとあると思うので、そんなところも楽しんで頂けたらと思います。
この作品を大事にして、10年後…44歳になったときにやれば、また違う「SHOW BOY」になると思うので、「継続は力なり」にできたら…。この作品に出合えたことを感謝していますし、この作品でふぉ~ゆ~を知ってもらえたら嬉しいです。

visual

日比谷シアタークリエ「SHOW BOY」
・公演期間:7月1日(木)~27日(火)
・前売開始:5月8日(土)
・料金:10,500円(全席指定・税込)
・出演
福田悠太 辰巳雄大 越岡裕貴 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
高田 翔 高嶋菜七(東京パフォーマンスドール)
辰巳智秋 桐島十和子(PiXMiX)
瀬下尚人(CONVOY) 中川翔子
・作品公式HP:https://www.tohostage.com/showboy/
・チケット販売:東宝ナビザーブ https://stage.toho-navi.com/
・お問い合わせ:東宝テレザーブ  03-3201-7777

<一般前売に先がけ、先行抽選予約受付中!>
先行抽選予約期間:4月27日(火)~30日(金)
お申込み:東宝ナビザーブ https://stage.toho-navi.com/
(無料の会員登録が必要となります)