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三浦春馬&大島優子舞台『罪と罰』公開フォトコール&初日前会見

2019年1月9日(水)からBunkamuraシアターコクーンにて上演される三浦春馬主演の舞台『罪と罰』。大島優子が米国留学から帰国後初の舞台出演としても注目を集めているが、初日開幕前日の1月8日(火)に公開フォトコール&初日前会見を行った。会見でのコメントをプレスコールの劇中写真と共にお伝えする。

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勝村政信 大島優子 三浦春馬 麻実れい

三浦春馬が自身の“正義”の為に殺人を犯す青年ラスコリニコフ役を、極貧の暮らしの中、家族のために自らを犠牲にする娼婦ソーニャを大島優子を演じ、その母親を麻実れい、ラスコリニコフを追い詰める刑事役を勝村政信が演じる。
実力あるキャストと、気鋭の英国人演出家、フィリップ・ブリーンの演出で、名作古典がエンターテイメントとして生まれ変わった。

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10年間本作を温めてきたフィリップ・ブリーンから「ラスコリニコフ役は彼しか考えられない」と言われた三浦春馬。彼自身も「フィリップとは二度目の仕事なので、どういうエッセンスを、導きをもらえるのか、期待せずにはいられなかった」と本作への思いの深さを吐露した。

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今回の演技については「稽古場では時代背景やキャラクターの動き、感情を徹底的に教えてくれた印象がある。最初から最後までカンパニー全体の出演者が舞台に出ずっぱり。身体を使う動きが多く、肉体でどう表現するかは前回と違いましたが、その点も楽しんで頂けると思います。芝居を見せる瞬間も多分にあるので、そことのコントラストは見どころになると思います」「殺人を犯す役は、すごくエネルギーを使う役だと体感した。誠心誠意向き合った日々の稽古終わりの疲労感が、かなり憔悴するような…このまま消えていくんじゃないかと感じるほど」と全身全霊をかけての役であると語った。

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留学から帰ってきた大島優子は「語学を勉強しに行かせて頂いたのですが、語学は尽きないと思った舞台稽古でした。(英国出身のフィリップ・ブリーンの言葉は)半分くらいは分かる…6割…7割くらいと言っておこうかな。(笑) 直接本人の口から演出を受けて少し理解ができるようになったのは自分にとってもいい経験になった。まだわからないところもあって、語学って広くて深くて一生終わらない勉強だと思いましたし、それ以上にステージに立つのは語学とは違う勉強、人生勉強だともっともっと教わったような気がします」と留学と本作の稽古の経験を語った。

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演じる役については「自分の心を殺しても、信じるものがあると強く前向きに生きようとする女性。これだけ信じるものがあるというのは、人間を強くさせるのだなと、私もソーニャの感情を得て感じました」と一息に語り、役と一体となった大島を感じさせてくれた。

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名作ドラマ「刑事コロンボ」のコロンボのモデルとなったと言われる刑事役を演じる勝村政信は「僕等はとても大変で長い作品ですが、お客様にはとてもスリリングで厭きることなくお届けできるのではないかと思います」

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舞台後方、帽子をかぶっているのが勝村

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麻実れい 夫役の冨岡弘

極貧の家庭の主婦を演じる麻実れい。「稽古に入ってから『顔を汚せ』と言われて目のクマをドンドン濃くしていった。芸歴50周年を間もなく迎えるが、このような役は初めて。とっても怖いけれど楽しいんで日々大切に仲間たちと頑張りたい。美術も演出も音楽も素晴らしい。毎日が初日のように稽古場からがんばってきた」と奮闘ぶりを伺わせる話をした。

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会見では三浦が大島のエピソードとして「稽古で上手く出来ない瞬間があった時に、感極まって泣いてしまった。彼女の悔しい思いややる気にカンパニー全体が『彼女もがんばっているから、僕等も頑張らなきゃいけない』と思わせてくれた。素敵な方だと思いました」と秘話を披露。

その話に「恥ずかしいです」と照れた大島は、「悔しいと思った、その時に三浦さんがメモを渡してくれた。読んでしまったら、ぐっとなって崩れ落ちてしまうと思ったので『後で読みます!』と答えたんですが、後で読んでみたら「一緒に頑張ろう。味方だよ」と言ってくれていた。膨大な台詞でずっと動いていて、出てないシーンがない三浦さんが皆のことをしっかり見て声をかけてくれていて、信じて千秋楽までやろうと思わせて頂きました」と主演・座長・三浦春馬への全幅の信頼を明かした。

『罪と罰』の公演は2月1日(金)まで、東京渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて。
大阪公演は、2019年2月9日(土)~17日(日)に森ノ宮ピロティホールにて上演。

 

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シアターコクーン・オンレパートリー2019
DISCOVER WORLD THEATRE vol.5
Bunkamura30周年記念
『罪と罰』

【公演日程】
<東京公演>2019年1月9日(水)~2月1日(金)
Bunkamuraシアターコクーン
<大阪公演>2019年2月9日(土)~17日(日)
森ノ宮ピロティホール
【原作】フョードル・ドストエフスキー
【上演台本・演出】フィリップ・ブリーン
【出演】三浦春馬、大島優子、勝村政信、麻実れい 他

 









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