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【動画】2人のマラソンメダリストの美しき人生『光より前に~夜明けの走者たち~』開幕。青学・原監督も「メラメラと燃え上がるものをもらった」

東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、その4年後のメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二。 ライバルでもあり友人でもあった二人のメダリストの物語を、谷賢一が書き下ろした新作公演『光より前に~夜明けの走者たち~』が、11月14日(水)にプレビュー公演の幕を開けた。
青山学院大学の陸上競技部・長距離ブロック監督である原晋氏を特別監修として迎え、孤独に走るマラソンという競技に生きた2人のランナーの生き様を鮮烈に描き、プレビュー公演では感動の拍手に沸いた。公演は11月25日(日)まで新宿・紀伊國屋ホール、11月29日(木)~12月2日(日)大阪・ABCホールにて上演。 
(写真:神ノ川智早)

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君原健二(木村了)     円谷幸吉(宮崎秋人)

東京オリンピックでの活躍を期待された君原健二と、彼の活躍のためにペースメーカーとなる覚悟で東京オリンピックに臨んだ円谷幸吉。
だが、メダルを獲得したのは、円谷だった。

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その後、君原は自分の才能に見切りをつけ競技を離れようとし、円谷はメダリストとなった故のジレンマを抱え、信頼するコーチとも引き離されスランプに陥る。

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円谷のコーチ・畠野(和田正人)

その後の2人の葛藤とは…

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君原のコーチ・高橋進(高橋光臣)

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ふたりを見守る陸上競技専門誌の記者・宝田修二(中村まこと)

敗戦から高度成長へという時代。
なぜ円谷は命を絶つしかなかったのか。
君原は走ることをやめなかったのか。

国民の期待を背負い走った2人のランナーの情熱と苦悩が、リアルに胸に迫りくる。

プレビュー公演終演後には、コーチ役の高橋光臣、和田正人と共に青学・原晋監督も登壇してのアフタートークが行われた。
原監督から「すごかった!」「良い選手は本番に強い。お二人はまさしく、今日は完璧」「私自身も今日、観させていただいてメラメラと燃え上がるものを頂いた」と感動の賛辞をもらった。

公演は11月25日(日)まで新宿・紀伊國屋ホール、11月29日(木)~12月2日(日)大阪・ABCホールにて。
多彩なゲストを迎えてのアフタートークも開催。君原健二氏を迎える日もあり。是非チェックを!

B【光より前に】WEB用ビジュアル

<公演概要>
作・演出:谷賢一
出演:宮崎秋人 木村了 高橋光臣 中村まこと 和田正人
公演期間:2018年11月14日(水)~25日(日)紀伊國屋ホール ※11月14日はプレビュー公演
11月29日(木)~12月2日(日)ABCホール
料金:一般/7,000円
U-23/3,500円(観劇時23歳以下、要身分証提示、チケットぴあのみ取り扱い、枚数限定)
※全席指定・税込 ※未就学児入場不可
公演に関するお問い合わせ:03-5410-1885  ワタナベエンターテインメント(平日11:00~18:00)
公式HP:http://hikari.westage.jp/

「光より前に~夜明けの走者たち~」初日コメント
◆宮崎秋人
約一ヶ月間の稽古をしてきまして、いよいよ幕開けです。円谷幸吉さんを知れば知るほど責任も重大と感じ、円谷さんという存在を届けなければいけないという使命感も増してきましたので、自分の与えられた役をしっかり演じ切りたいと思います。君原健二さんも観に来てくださいますし、最後まで精一杯頑張ります。
◆木村了
僕一人だけ御存命の君原健二さんの役を演じますが、この作品ならではの君原さんをお見せする気持ちで臨んでいます。カンパニーの皆で熱さを持って世界観を作り上げており、革新的な映像とともに、谷さんの才覚が存分に発揮されている作品です。言葉一つ一つがすごく大事になっていて、心と心のキャッチボールを大切にした人間ドラマですので、観ていただいた方に何か答えを見つけていただけるのではないかと思います。気負いせずに観にきていただきたいです。
◆中村まこと
いよいよ初日の幕が開きますよ。号砲一発、五人の役者が走りはじめます。舞台裏のスタッフさんも走りますよ。受付嬢も走る。遅れて来たお客さんも走る!完走目指して頑張ります。ご来場お待ちしてます!
◆高橋光臣
円谷幸吉と君原健二という二人の純粋なランナーの生き様、どのように生き、どのような結末を迎えるのか、その人生でどのような人が関わったのか、それによって二人がどのように変わっていったのか、二人の人生の軌跡を一緒にたどっていただけると、それぞれの心に残る作品になるのではないかと思います。じっくりと味わっていただけたら嬉しいです。
◆和田正人
当時を知る人には懐かしく、知らない世代には誇らしさを感じる、そんな空気を纏う舞台が生まれたように思います。偉人たちが積み上げてきた歴史の偉大さを、今まさに皆様と共に体現できることを嬉しく思います。
◆谷賢一(作・演出)
信頼するコーチや恋人との関係など、マラソンランナーの話でありながら人間関係が主体になっている物語です。円谷さんの悲劇は繰り返されてはならないことで、現代に正しく伝えたいと思い作品化しました。何を大事に生きていったら良いのか、作品を通して感じていただけたらと思います。
◆青山学院大学 陸上競技部 原晋監督(特別監修)
スポーツに携わる方はもちろん、サラリーマン、子育てに悩む親御さんなど、様々な方にぜひ観ていただきたい作品です。走るとは何か、生きるとは何か、その答えが見つけられるのではないかと思います。