
齊藤京子と水野美紀がW主演で“同一人物”を演じる、カンテレ・フジテレビ系火曜よる11時連続ドラマ・火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』。
あしだかおる氏・アオイセイ氏による同名人気漫画(電子コミック)を原作にドラマ化した本作は、幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした55歳の母・篠原玲子(水野美紀)が、謎の天才外科医・成瀬(白岩瑠姫)の全身整形手術によって25歳の“新米ママ”篠原レイコ(齊藤京子)として生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友グループに潜入する、衝撃の復讐エンターテインメント。
予想もできない展開に釘付け!回が進むごとに沼にハマっている視聴者が多い中、初回よりミステリアスな天才外科医を演じる成瀬の存在にも注目が集まっている。今回、成瀬を演じるJO1 白岩瑠姫さんに本作の魅力について、話を聞いた。

― まずは、今回のドラマへの出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
僕は地上波のドラマに出演するのが初めてだったので、率直に嬉しかったです。原作を読んだらストーリーがとても興味深くて。これを自分が演じられるんだと思ってすごくワクワクしたのを覚えています。
― ストーリーのどの部分がお好きですか?
たくさんありますが、最初にタイトルを聞いた時にちょっと怖いなと思ったのですが、読んでみると全然そういうことじゃなかった。1人1人の個性によって復讐の仕方が変わるところがすごく面白かったです。

― そんなドラマに出演することになり、JO1のメンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?
決まってからあまり詳しく話す時間がなかったんですが、仕事帰りにメンバーの(佐藤)景瑚と(木全)翔也に話しました。景瑚はドラマの経験があるので、色々アドバイスをもらいました。立ち稽古とか本読み、どんな感じでドラマは撮影するのかなどを聞きました。ドラマのあらすじを聞かれたので軽く話したら、「すごく楽しそうだね、面白そう」と期待してくれました。
― 演じるうえで原作から受け取ったヒントや、参考にしたところはありましたか?
原作では僕が演じる成瀬という役は、あまり出てこないんです。でも、この台本では随所で大事なところに出てきて、ドラマの鍵を握っているキャラクターになっています。責任もあるので少し不安にもなりましたが、とにかく楽しみな気持ちが大きかったです。
― 原作の成瀬と台本は違う?
出現率が違うぐらいです。ただ、ビジュアルに関しては原作がすごくかっこよかったし、優しいお兄ちゃんっていう感じはドラマも一緒だったので。原作でも好きでしたが、ドラマでより好きなキャラになりました。
― ビジュアルはかなり原作に寄せたとか?
かなり似ていると思います。衣装合わせの時も、たくさん衣装を着させていただきましたが、監督も「うわ、すごい成瀬っぽい」って言ってくださったので。髪は金髪で、あと細かいところは少しずつ原作に寄せていきました。

―演じるにあたり、役をどのように捉えてアプローチしていきましたか?
演技レッスンをしてくださった先生と一緒に、まず “美容外科医”になるためにはどうしたらいいのかを調べました。そのおかげでより成瀬を演じる上での解像度が高まったと思います。時間がない中でしたが、色々な方の支えのおかげで不安なく進めることができたと感謝しています。ストーリーと成瀬の距離感を自分の中で落とし込んで演じたいと思いました。
― 原作になるべく寄せてとのことでしたが、その中でも白岩さんの個性というか、自分らしさを出していこうと考えましたか?
原作に対してのリスペクトがありますし、原作の成瀬もすごくかっこいいのですが、自分が演じる意味があるキャラクターにしていかないといけないとも考えます。たぶん100人が成瀬を演じたら100通りの成瀬ができると思います。でも、その中で1番成瀬っぽい自分でありたいし、1番ふさわしい人になりたいですね。
― 出演オファーの理由などはお聞きしましたか?
直接聞いていませんが、「『白岩さんとやりたい』と、言ってくださっています」という話でした。「一緒にやりたい」と思ってくださることが嬉しいから、できるだけ僕も一緒にやりたいという考えなので、「白岩さんと一緒にこれをやりたい」と聞いただけで、「やります」と答えたくらい嬉しかったです。

― 成瀬という役について、視聴者の方に向けて1つキーワードを伝えるなら?
ミステリアスで一見クールに思われがちですが、彼なりにそうなった理由やバックボーンがある。でも、意外とちゃんと人をよく観察して、その人の感情や状況把握をしているんです。何も考えていないように見えて、いろんな人のことを心配してあげて行動している。後半になるにつれてどんどん成瀬の行動の意味が紐解かれていくので、ぜひ最終回までご期待ください。
― 主演のお二人の印象は?
水野美紀さんは、僕が芸能界に入る前から活躍されていてベテランな方。僕は初めてなので、ついて行きたい存在です。培ってきたものが全然違うので気迫が違うので、少しでも吸収して学んでいきたいです。齊藤さんは、僕もアイドルをやりながら役者をやっていますが、アイドルから転身して俳優さんになられてすごいなと思っています。すでにたくさんの作品にご出演されているので、リスペクトしています。
― 成瀬は玲子(レイコ)に新しい人生を与え、玲子は成瀬に与えられた武器を持って復讐をします。この2人それぞれに、白岩さんが共感できたところはありますか?
玲子の自分自身が生まれ変わるという意志には共感できます。何事もやらないと成功はないですし、僕自身も同じ考えを持っているので。方法は違っても、何事も1回やってみるとか、挑戦してみるということはいい事だと思います。玲子のその気持ちは理解できます。
成瀬の優しい部分や温かいところが、回を重ねるごとに増えていきますが、成瀬はミステリアスな人間なので、分からない部分もありますが、僕は成瀬のキャラクターが大好きです。

― 何事も挑戦することがお好きということですが、お芝居という分野の仕事はどのように捉えていますか? 今後は?
最近は初めてのことに挑戦させていただく機会が多くて、映画で声優をやらせていただいたり、主題歌を作らせていただいたり。そして、今回地上波初めてドラマに出演させていただきましたが、それも僕にとって大きな挑戦でした。緊張や不安があっても、最終的には楽しみたいと思うタイプ。演技は2年前ぐらいに映画に出演した以来ですが、他のメンバーの作品を観て刺激をもらっていたので、改めて挑戦させていただくことに感謝の気持ちでいっぱいです。演技はやればやるほど魅力や楽しさを感じるので、これからも機会があれば挑戦してみたいですね。
― この作品は復讐のために全てを変えますが、もし白岩さんが生まれ変わるとしたら、どんな人生を歩みたいと思いますか?
“こびと”になってみたいですね。こびとだったら、いろんな人のポケットとかに入っていろんなところ行けそうじゃないですか。こびとって楽しそうだなと。あと気づかれずに移動できそうだし(笑)。
― いたずらとか?
したいですね(笑)。
― メンバーの中で誰を1番驚かせたいですか?
リアクションがいいほうがいいですね。(川西)拓実とか。JO1のNo.1リアクション王なんです。あまりリアクションが薄いと仕掛けがいがないので(笑)。
― 逆にその薄そうな感じの人は誰ですか?
(川尻)蓮くんは絶対薄いと思います。いつもクールな感じですけど、僕は疑っているんです。あまり反応しないキャラを守っているのかなと思っているんです。
普段はめちゃくちゃゲラだし、すごくリアクションが大きいんです。ただ、そういうドッキリとかかけられると、本当に(リアクションが)薄い。なので、そういう人に仕掛けてオーバーリアクションが取れたら僕の勝ちみたいな(笑)。

― 楽しそうですね(笑)。ところで、ドラマの内容にちなんで、生きていると「悔しい」と思うこともあると思いますが、もし、白岩さんが「悔しい!」という気持ちになったとき、どのように自分の中で解決されますか?
悔しい気持ちは忘れないですが、以前、人間から怒りの感情をなくしたら平和になるんじゃないかなって考えたことがありました。全ての人に怒りの感情なかったら、戦争もないし、喧嘩することもないし、凄く楽しく生きられるんじゃないかなと調べてことあるんです。でも、「怒りの感情は人間にとって1番大事」という言葉を見つけて。それがなぜかというと、人が夢を目指したり、気持ちが動く原動力になっているものの多くは怒りの感情から来ているらしいのです。その怒りの感情をなくすことによって、確かに争いはなくなりますが、全員が無気力になってしまう世界が訪れると書いてありました。悔しいとか、怒るという感情は一見ネガティブに聞こえますが、人間が行動する勢いのある感情なんですよね。僕は復讐というより「見返してやりたい」という気持ちが大きいです。直接的復讐をしてその人が落ちて喜ぶということが復讐だとしたら、僕はその人が想像してないところまで活躍してしまうということ。例えば、「夢なんて叶わないよ」と笑っていたヤツを超えるぐらい活躍しちゃうとか、それが1番理想かな。「悔しい」は、絶対に自分が飛躍するバネになると思っています。
― また、このドラマは、愛する娘のために復讐をするという母親の物語ですが、白岩さんが、お母様の愛情を感じたというエピソードがあったら教えていただけますか?
僕の母は僕のこと大好きなんです。小さい時からずっと甘やかされて育ってきて、愛しか感じていないです(笑)。めちゃくちゃ好きなんですよ、本当に。例えば、僕もライブにはぜひ来てほしいと思うんですが、別に全公演見る必要ないと思うのですが、全公演来たがるんです。海外も来たがるし。グッズも全部持っていないと納得いかないみたいです。それも愛なのかなって(笑)。
― 1番のファンなんですね。
そうですね。でも、僕は基本的には家事とか全部自分でやりたいし、自分で管理したいんですけど、長い遠征が終わって帰ってきたらもう洗濯してある。それが愛なのか分からないけれど、昔からそんな感じでしたね。愛しかもらってないと思っています。
― とても微笑ましいです。最後に、白岩さんが感じる本作の魅力を皆さんにお伝えいただけますか?
僕の演じる成瀬の、ミステリアスな部分がどんどん紐解かれていきます。自分の娘を死に追いやった人たちをいろんな形で復讐していく、その形がすごくおもしろいです。1人ひとりにあった復讐の方法を変えていくところにぜひ注目して、最後まで楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

<作品概要>
【タイトル】火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』
【放送日時】毎週火曜よる11時~11時30分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】齊藤京子 水野美紀 白岩瑠姫(JO1) 大友花恋 香音 小林きな子 峯岸みなみ 水嶋凜 ・ 津田寛治 ・ 内藤秀一郎 竹財輝之助 新川優愛
【原作】あしだかおる・アオイセイ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(ぶんか社刊)
【脚本】川﨑いづみ
【音楽】青木沙也果
【オープニングテーマ】ロクデナシ「カロン」(Rokudenashi)
【エンディングテーマ】yukaDD「燈」(avex trax)
【プロデューサー】田中耕司 本郷達也 三浦菜月美
【演出】松嵜由衣 酒見アキモリ 木内健人 田中章一
【制作協力】MMJ
【制作著作】カンテレ
<公式ホームページ> https://www.ktv.jp/musumenoinochi/
<公式X> https://x.com/musumenoinochi
<公式インスタグラム> https://www.instagram.com/musumenoinochi
<公式TikTok> https://www.tiktok.com/@musumenoinochi
<カンテレドラマニア 公式YouTube> https://www.youtube.com/@kanteledramania
◆スタッフクレジット
・ヘアメイク:佐々木美香
・スタイリスト:齋藤良介/Ryosuke Saito
撮影:ナカムラヨシノーブ


















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