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磯村勇斗、パク・チャヌク監督作品に出演希望!「韓国語、勉強しなきゃ」と意欲!映画『別れる決心』ジャパンプレミア

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映画『別れる決心』のジャパンプレミアが、12月26日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、緊急来日したパク・チャヌク監督と、磯村勇斗が登壇した。

本年度のアカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞し、第 80 回ゴールデン・グローブ賞《作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)》にもノミネートされた『別れる決心』。本作は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の取り調べが進む中、刑事と被害者の妻であり容疑者の二人がいつしかお互いが惹かれ合っていくサスペンスロマンス。

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前作『お嬢さん』以来、5 年 10 か月ぶりの来日となるパク・チャヌク監督は、本作について「『お嬢さん』という作品以降初めて作った作品になります。そして、世界が襲ったコロナ禍を経ての作品ということもあり、とても意味深い作品になりました。皆さんが劇場で観てくださるのにふさわしい、楽しい作品をベストを尽くして作りました」と自信を持って紹介。

さらに、「本作では、古典的なスタイルの映画を作ろうと考えていた。現代のよくある刺激的な作品に慣れている若者たちが、この作品を観て退屈に思ったらどうしようかと思ったけれど、むしろ以前私が作った作品よりも好評を博していて面白いなと感じました」と、想像していなかった反応に驚きも。海外からも好評を得ていることに、「やはり、人を愛する感情や、愛する人との別れが辛いという気持ちは、どの国の人でも共通することなんだと改めて確認することができました」と満足気。

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この日は、日本における韓国エンタメ界の第一人者で監督の大ファンでもあり、韓流・K-POP MCの古家正亨がゲスト解説者として登場。古家は「この作品は6月に韓国で公開した登場から話題になっています。単純にヒットしているだけでなく、(映画の)質も非常に高く評価されていますし、特に若いK-POPアーティストたちが自らSNSで『この映画を観てほしい』と言っているんです。BTSのRMさんも試写会に呼ばれずクレームを入れるほどだったんですよ(笑)」と、韓国本土の反響の大きさを吐露。

また、「しかも、監督の今までの映画にある暴力的な描写だったり、性的な描写を極力抑えられているの官能的!」と映画の感想を述べ、興奮を隠せない。「特に『안개(霧)』という曲が印象的なので、OSTにも注目してほしいです」とアピールも。

監督は「RMさんとは共通の友達がいて食事を一緒にしたことがあります。試写会にお招きしていたんですが、手違いで伝わらなかったようです」と苦笑いしつつ、「でもRMさんは自分でお金を出して何回も観てくださったそうです。またお会いする機会があると思うので、その時にお礼を言いたいです」と、感謝の気持ちを口にした。

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ここで、磯村が花束を持って登場。磯村は、第75回カンヌ国際映画祭にて、ある視点部門に出品された「PLAN 75」で俳優として参加をしたが、『別れる決心』で監督賞を受賞したパク監督とは現地で対面することが叶わなかった。かつて「オールドボーイ」に影響を受けたという磯村は「『オールドボーイ』を観て、こういう作品に出られる俳優になりたいと思いました。カンヌではすれ違いでしたが、こうしてお会いできて嬉しいです」と笑顔を弾けさせ、感激しきり。

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パク監督は「磯村さんが出演された『プラン75』もとても重要な賞を受賞された。私も今日磯村さんにお会いできて本当に良かったと思います。のちに大俳優になってなかなかご挨拶できなくなってしまうのではないかと思ったので」と伝えると、磯村は「そんなことを言われたら、頑張るしかないですよ」と照れながらも気合いを入れた。

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MCから「パク・チャヌク監督の作品に出演したいか?」と聞かれた磯村は、「出られるなら、出たいですよ。頑張って韓国語を勉強したいと思う」と意気揚々。監督が「磯村さんが、必ずしも韓国語をマスターする必要はないです。私が日本語を一生懸命、勉強して日本の作品で、ご一緒するという手もある。お互いの文化を学び、コラボレーションを出来る作品が増えれば良いと思います」とコメントし、さらなる映画界の発展を希望する。

磯村が監督に「映画制作で大事にしていることは?」と問うと、監督は「対話です」と答え、「私は誰よりも俳優やスタッフと話しをします。相手の意見を聞いているうちに自分(の考え)も整理することができるんです。自分の考えが発展していきます」と持論を展開。
磯村は「コミュニケーションを取るには韓国の文化、言葉を知った方が、より理解できると思うので、韓国語の勉強も頑張ります」と意欲を見せていた。

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最後にパク監督が「私が本作を作ったあと、一番幸せだなと思った瞬間があります。それはこの映画を観て観客の方が笑ってくれた時。この映画は意外とユーモラスな瞬間があちらこちらに入っています。ユーモラスというものはある意味一番言語の壁を超えるのに難しい部分ではある。その部分を外国の方が観て笑ってくださったということは、そのユーモアが通じたということ。この映画を観て可笑しいと思ったら、躊躇なくぜひ笑ってみてください」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

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<STORY>
男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)は捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった……。

監督:パク・チャヌク
脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク
出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
提供:ハピネットファントム・スタジオ、WOWOW
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:헤어질 결심|2022年|韓国映画|シネマスコープ|上映時間:138分|映画の区分:G
© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED

公式HP:https://happinet-phantom.com/wakare-movie/
公式twitter:https://twitter.com/wakare_movie
#別れる決心

2023年2月17日(金)
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー