映画『ヴィレッジ』の公開記念舞台挨拶が、5月1日、東京・TOHOシネマズ 六本木にて行われ、主演の横浜流星をはじめ、共演の一ノ瀬ワタル、奥平大兼が登壇した。
本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出す衝撃のサスペンス・エンタテインメント。
多くの話題作を手掛ける藤井道人監督と、日本映画の変革者として絶えず注目作を世に贈り出してきた故・河村光庸プロデューサーの遺志と遺伝子を受け継いだ注目のスタジオ・スターサンズの制作チームが結集。どこにも居場所を見つけられずに生きてきたが、自分とこの世界をつなぐ唯一の希望を守るためダークサイドに転じる青年・優を横浜流星。そのほか、黒木華、古田新太、中村獅童をはじめとした豪華出演陣が顔を揃え、人々のリアルに迫る、いま語るべき私たちの物語を作り上げた。
公開から10日経ち、多くの反響を呼んでいる本作だが、横浜は「多くの方に観ていただいていると感じています。ありがたいです」と観客へ感謝の気持ちを伝える。
劇中では因縁あふれる三人だが、一ノ瀬の印象を横浜は「一ノ瀬さんとはやられるシーンしかなかったですね(笑)」と苦笑いしつつ、「透は凄く怖かったけど、撮影以外の普段はとてもキュートな方」と語り、優としても（透との）対決シーンは物語の分岐点となるところ。勝てない相手と分かっていても大事な人を守るために戦わないといけなかった。対決のシーンは痺れましたね。撮り終えた時に凄く達成感があった」と満足気。「一ノ瀬さんとだから撮れたシーンです。ありがとうございます」と、一ノ瀬の存在に感謝。
横浜の言葉に恐縮しきりの一ノ瀬は、「僕は（他の作品でも）アクションをやってきましたが、横浜さんスゲーです！なるべく当たらないようにしたいんですが、どうしても寄りで撮るとぶつかってしまう。でも、横浜さんはビンタするとき、当たるとき（その動きにあわせて）上手に交わすんです。こういう動きをできる俳優はいない」と絶賛。横浜も「本気でやってもらいたかったので･･･」と返すと、「胸ぐらをつかんだとき、“この人、体幹強いな”と思った！ 凄く、凄く、凄かったんです」と興奮を隠せない一ノ瀬だった。
そんな一ノ瀬に、奥平は「僕がインが、ちょうど優くんが殴られているシーンからだったんです。だから、本当に（一ノ瀬が）怖かった。でも、（プライベートで）ウサギを飼ってるって聞いて。可愛いなぁと思いました(笑)」と笑顔を向けた。
横浜も「凄く柔らかくて、穏やかな方なんでそのギャップに驚きますが、知れば知るほど愛らしいんです。現場でもみんなが可愛いって言ってましたよ」と話すと、一ノ瀬は大照れになりながら、「役がら的に自然に距離を置いていたというか、現場ではあまり話さなかったんですよね。そう言ってもらって嬉しいっす！」と満面の笑みを浮かべていた。
また、様々な感想が届く本作の状況を鑑み、本作について「渾身の作品」と明かしていた横浜は、お客様の声を聞きに各地へ行くことを発表！！
“GOWEST！『ヴィレッジ』ツアー”と題し、横浜は明日から福岡、大阪、そして撮影地の京都へ御礼の旅をスタートさせた。
映画『ヴィレッジ』
閉ざされた世界。閉ざされた心。やがて、一炊の夢から醒める。
夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃より霞門村に住む片山優は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っている。かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかった。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す――。
横浜流星
黒木華 一ノ瀬ワタル 奥平大兼 作間龍斗
淵上泰史 戸田昌宏 矢島健一／ 杉本哲太 西田尚美 木野花
中村獅童 古田新太
監督・脚本：藤井道人
音楽：岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー：河村光庸
制作プロダクション：スターサンズ
制作協力：Lat-Lon 製作幹事：KADOKAWA
配給：KADOKAWA／スターサンズ
製作：「ヴィレッジ」製作委員会
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会
village-movie.jp
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全国公開中！
