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桐谷健太、「絶望的にカッコいい映画!」篠田麻里子は、「覚悟が詰まった作品」と自信!  映画『ビジランテ』初日舞台挨拶

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映画『ビジランテ』の公開初日舞台挨拶が、12月9日、東京・テアトル新宿にて行われ、トリプル主演の大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太と、共演の篠田麻里子、入江悠監督が登壇した。

本作は、父親の死をきっかけに30年ぶりに再会した兄弟が、土地相続をめぐり欲望と暴力で狂気に満ちた愛憎をぶつけ合う様を描く、入江監督のオリジナルストーリー。長男・一郎役を大森、次男・二郎役を鈴木、三男・三郎役を桐谷が務め、二郎の妻・美希に篠田が演じた。

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桐谷は「自分の代表作ができたと感じています。絶望的にカッコいい映画になりました」と自信満々。「絶望的にかっこいい作品」というフレーズが気に入った様子の桐谷は、この日、何回もこの言葉を口にする。

暴力と性を交えた闘いのハードな作品内容とは真逆に、3人は和気あいあいとした雰囲気で、まるで本当の兄弟のよう。大森は、鈴木と桐谷との共演について「2人とも知り合いで、まさか兄弟役ができるとは思ってなかった。現場は楽しかったです」と、ニッコリ。

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公開に至るまで紆余曲折あったと語る入江監督は、「途中で企画が頓挫しかけたことがありました。僕は子供の頃から人前で泣いたことなかったんですが、そのとき初めて泣きました。銀座の街を泣きながら歩いたんです。だから完成できて本当に感慨無量です」と作品への熱い思いを吐露。
3兄弟のキャラクターのモデルは入江監督自身だそうで、「僕の性格を3人のキャラクターに分散させています」と言い、「僕の想像をみなさん超えてくれました」と3人を絶賛する入江監督。すると大森が「監督の中にこの3人の人格があったら、もうヤバいですよね。ドラッグと女に溺れ、長いものに巻かれて・・・」とツッコミを入れ、会場を沸かす場面も。

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篠田についても「篠田さんがこれまでがんばってきたことが、この役(美希)なら120パーセント出せると思った。AKB48の皆さんはタフな人が多い。篠田さんも打たれ強いと思って何回もダメ出しをしました。きっとそれがスクリーンにも出ていると思います」と、入江監督。

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大森からの振りで、鈴木と篠田のカーセックスシーンに話が及ぶと、「2017年の仕事始めで、自分のクランクインがそのシーンだったんです」と告げると、登壇者たちもビックリ。相手役の鈴木は「以前共演したときは、お見合い相手だったので、その続編かなと思って臨みました」と笑った。

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印象に残ったシーンを聞かれると、大森が「真冬の川での撮影」と即答。「心臓止まっちゃったらどうしようと思って」と伝えると、鈴木は「監督が『川のシーンを綿密にリハーサルして、10分なら大丈夫』と言ったんですが……3分で無理です!」と監督を見やり恨み節。桐谷は「スケジュールがタイトだったので、その分撮影期間ますね」と答えた。

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さらに桐谷は「20年間スタッフをやっている方が『20年の中で一番過酷だった』って言うような映画です。だからこそ、絶望的にかっこいい作品」と熱く語ると、篠田も「覚悟のつまった作品です」と胸を張る。最後に入江監督から「映画はお客さんがスクリーンで観ていただいて完成だと思っています」と声をかけ、舞台挨拶を締めくくった。

映画『ビジランテ』
<STORY>
幼い頃に失踪した長男・一郎(大森)。市議会議員の次男・二郎(鈴木)。デリヘル業雇われ店長の三男・三郎(桐谷)。別々の道、世界を生きてきた三兄弟。
父親の死をきっかけに、失踪していた一郎が、30年振りに突然帰ってくる。再会した3兄弟の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、事態は凄惨な方向へ向かっていく――。

大森南朋 鈴木浩介 桐谷健太
篠田麻里子 嶋田久作 間宮夕貴 吉村界人 般若 坂田聡 岡村いずみ /菅田俊
脚本・監督:入江悠
音楽:海田庄吾
配給:東京テアトル
製作:「ビジランテ」製作委員会(東映ビデオ・巖本金属・東京テアトル・スタジオブルー)
(c)2017「ビジランテ」製作委員会
【2017年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/125分】
R15+
公式サイト:https://vigilante-movie.com/index.php

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