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山下智久「僕らの魂を受け取ってほしい」 イ・ジェハン監督「山下さんは演技が繊細」と絶賛!映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』配信直前イベント

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映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』の配信直前イベントか、6月5日、東京都内にて行われ、主演の山下智久をはじめ、共演の新木優子、山本舞香、山口紗弥加と、イ・ジェハン監督が登壇した。

『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が手掛ける映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』が、Prime Videoにて6月9日(金)より独占配信スタートする。
本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治と、それを支える生まれつき聴覚障害を持つ女性・響の切なくも温かい愛に溢れた物語。監督を務めるのは、ラブストーリーの金字塔『私の頭の中の消しゴム』を手掛けた恋愛映画の名手、イ・ジェハン。視覚障害のある漫画家・泉本真治を山下智久、真治を支える生まれつき耳が聞こえない女性・相田響新木優子が演じ、他にも高杉真宙、山本舞香のほか、深水元基、山口紗弥加。そして夏木マリと、実力派俳優が顔を揃えた。

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王道ラブストーリー作品を演じるのは実に6年ぶりとなる山下だが、「僕が演じさせていただいた真治は、目が見えるところから見えなくなってしまうという絶望を表現することがまず大事だと思っていましたし、技術的に目が見えないというのはどういう風にしたらいいか、そこに説得力が生まれるのかを考えながら臨みました。彼が存在するその瞬間だけではなく、その裏のまた裏、そういうレイヤーを意識することを心がけていました」と、演じるうえで大切にしていたことを吐露。

さらに、「目が見えないという役がらのために視覚障害の方にインタビューさせてもらったり、自宅で目隠しをして数時間過ごしてみるなど、物理的なことしました」と役作りへの準備をしたという。

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また、主題歌「I See You」を山下が担当し、物語の世界観を高めている。山下は「とても光栄なことだと思っています。プレッシャーもありましたが、プロデュースしてくださった韓国の方が、この『SEEHEAR LOVE』の遺伝子をそのまま受け継いだような楽曲にしてくださったので、そこに自分が携われたことを本当に嬉しく思っています」と笑顔を見せる。

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一方、本作で手話とピアノを披露している新木は「全てが初めての経験でした。生まれたときから耳が聞こえない役なので、手話を普段から言葉として使っているようにしないといけない。ろうあ者の方が観たとき違和感がないように、ニュアンスや細かいところまで手話の先生と話して研究しました。大変だったけど、やりがいもあって達成感もあり、本当に貴重な時間を過ごさせていただきました」と充実感を滲ませる。ピアノに関しても「1曲(全部を)弾いてほしいと聞かされたときは、ビックリしましたが、毎日2時間欠かさず(半年間)練習をして何とか披露できるくらいまでになったので、ぜひそこも注目していただければ」と胸を張った。

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真治のアシスタントとして彼を支える役柄を演じた山本は「私は褒めていただいて伸びるタイプなのでたくさん褒めていただきました(笑)。監督のお勧めのワインをいただきながらたくさんお話をさせていただきました。監督から私の“声”が好きだと言っていただいたので、声のトーンを変えずに臨みました」と話し、「(真治が)目が見えているときから、見えなくなってからもずっと一緒にいるので、『見えてないってどういう感じなの?』という心情もありつつ、本当に真治を大切に思っている女性です」と、自身が演じる沙織を説明した。

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山口は「あまり話すとネタバレになってしまうので・・・」と前置きをし、「役によって髪型が違うので、それで演じ分けることができました」と述べる。

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本作を映画化するにあたり、監督は「原作を見たときに、とてもポジティブな力に感動を受けました。それをそのまま映画として映したいと思いました」と明かし、「原作自体が持つもの、そして私が本作で描きたいと思ったこと、強く言いたかったこと、それは“障害というものは心の中にあるんだ”ということです」と言い、「そして、愛というものの本質をこの映画を通じて探してみたいなと思いました」とコメント。

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また、5年ぶりの共演となる山下と荒木だが、お互いの印象について山下は「前回は距離がある役でしたが今回近くで共演させていただいて、手話やピアノに真っ直ぐに向き合って努力している姿を見てリスペクトしました。大変な撮影で現場でもピリッとするときもありましたが、新木さんが和ませてくれて場が華やかになりました」と久しぶりの共演を喜ぶ。

山下の言葉に恐縮しながらも、新木は「山下さんと、こうして同じ視点に立ってお芝居をする日が来るなんて、本当に光栄でしたし、5年前に共演させていただいた時から変わらず、人に対して緊張感を与えない、誰に対しても分け隔てなく気を遣っていて山下さんがそこにいてくださったので、皆が助けられたと思うし、私も凄く助けられました。ありがとうございました」とあらためて感謝の気持ちを口にした。

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撮影は1~2月の寒い時期だったそうで、新木は「ご飯がいつも温かいものを食べることができて嬉しかったです。ご飯の時間はみんな笑顔で過ごしていました」と現場の様子を語ると、山本も「山下さんがラーメンのケイタリングを差し入れしてくださって。凄く美味しかったです!」とニッコリ。山下は「韓国チームの皆さんがラーメンを食べたいと言っていると聞いたので・・・」と恥ずかしそうに言いながら、山下のさりげない気遣いが垣間見えた。

新木は韓国チームと積極的にコミュニケーションを取るべく、韓国語を少しずつ覚えていたそうで、「覚えた単語を並べて伝えていました」と微笑む。すると監督は「荒木さんは『ペゴパヨ~(お腹が空いた)』とよく言ってましたね(笑)」と明かし、会場の笑いを誘う場面も。

監督も日本チームと積極的にコミュニケーションを取っていたようで、「とてもいいバランスでいいチームでした。みんなで一緒に食事もしましたし、お酒を飲むこともあった。韓国のレストランで日本の皆さんとワイワイ過ごしました。お酒の席のことはここでは話せないこともありますが・・・(笑)」とお互いがすっかり馴染んでいた様子。

そして、「皆さんが自分が演じるべき役柄に対して、準備をしてくる姿勢が素晴らしい。そして何よりも、撮影現場に遅れて来る人が1人も誰もいなかった。撮影が予定よりも少し遅めに終わったとしても決して不平不満を言うことなく臨んでくれました。これは一緒に仕事をしているんじゃなくて、同じ芸術作品を作っているとみんな思ってくれているんだなと感じました。何よりも皆さんが演じることの基本ができている」と絶賛。

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山下については「演技がとても繊細。細やかな手の動き、手の先までちゃんと演技が行われているところにも驚かされました」と褒めたたえていた。

最後に、山下が「本当に熱くて深くて、情熱的な作品に仕上がっていると思います。昨今、デジタルでいろんなことができてしまう時代になっていますが、僕はこの作品を観て自分の中にもともと備わっていた情熱みたいなものを呼び起こしてくれたと思っています。ぜひ、僕らの思い、魂を受け取っていただけたら嬉しいです」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

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『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』
僕を絶望の底から救ってくれた君との世界が、
ずっと続くと信じていた・・・
漫画に心血を注ぎ、漫画家として生計を立てている泉本真治(山下智久)は、ある日、自分の作品が映画化されるという朗報を聞く。アシスタントの中村沙織(山本舞香)と喜ぶ真治。
だがその喜びも束の間、突如病に倒れ、視力を失うことになってしまう。やっと軌道に乗ってきた連載漫画も休載。また一緒に暮らしていた祖母(夏木マリ)の面倒も見切れなくなっていく・・・。一人になった真治は孤独と恐怖に襲われ、ベランダから身を投げ出そうと考える。そんな時、真治の漫画のファンで、耳が聞こえない相田響(新木優子)に助けられる。こうして出逢った真治と響は不思議な共同生活を始めるのだった。

原作/「見えなくても聞こえなくても愛してる」ⓒ NASTY CAT/SUPERCOMIX STUDIO Corp. 製作/2023「SHL」partners
監督・脚本:イ・ジェハン(John H, Lee)
出演:山下智久 新木優子/高杉真宙 山本舞香/深水元基 渡辺大(友情出演) 加藤雅也(友情出演) 菅原大吉/山口紗弥加 夏木マリ
©2023「SHL」partners
Twitter:@SHL_2023
公式サイト:http://see-hear-love.com

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6月9日(金)Prime Videoで独占配信!