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佐藤健、「新時代の時代劇になる作品!」と自信! 映画『サムライマラソン』完成披露イベント

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映画『サムライマラソン』の完成披露&レッドカーペットイベントが、1月21日、東京・六本木ヒルズアリーナにて行われ、主演の佐藤健をはじめ、共演の小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、小関裕太、木幡竜と、バーナード・ローズ監督が登壇した。

土橋章宏の小説「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)を基に映画化した本作は、日本史上初めてのマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」を舞台にした幕末エンタテイメント作品。勝てばどんな望みも叶えられるという夢のような大会のはずが、いつのまにか江戸幕府の陰謀によって藩の存亡をかけた戦いと変貌していく。幕府のスパイとして藩に潜入している忍び・唐沢甚内役を佐藤健、藩主の娘・雪姫を小松が演じる。

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迫力ある和太鼓のパフォーマンスが会場を盛り上げ、ステージ上にキャストたちが登場すると、 会場は大声援に包まれボルテージは一気に上昇。佐藤は今回のオファーを受けた気持ちを「海外の方と仕事をしたい気持ちがずっとあって。このチャンスは逃したくないと飛び込みました」と語りつつ、「でも衝撃の現場で…。まさかこんなことになるとは……」と苦笑い。

衝撃の一番の原因はバーナード監督の手法だったようだが、佐藤は「まずは台本を気にするなと。セリフも言いたくなければ言うな、というスタンスだったんです」と吐露。現場でのパッションを何よりも重要とした監督の演出を明かし、「僕はあまり喋りませんでした。役としてあまりセリフを言いたくなかった。そのぶん動きで見せるように演じました」と、役としてのこだわりを示した。

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一方、姫を手に入れたい藩の重臣の息子・辻村平九郎を演じた森山は、逆にアドリブのセリフをどんどん追加していったという。佐藤が「森山さんはご自身でセリフを考えていました。だから脚本家はほぼ森山未來です(笑)」と尊敬の眼差しを送るほど自由に演じ、「走って、馬に乗って、水の中に入って泳いで…、一人トライアスロン状態でしたね」と笑う森山。青木も「乗馬初挑戦なのに、両手放しで乗って・・・。それができるのが森山未來!」と絶賛。しかし、アドリブで蹴り飛ばされたことを挙げるも「そんなことあったっけ?」とすっとぼける森山。青木は「やった方が覚えていなくても、やられている方は覚えているんだよ!」と愚痴り、会場の笑いを誘った。青木も「茂みに飛び込むシーンでは、その茂みの奥に何があるのかをチェックもしない」と、バーナード監督の洗礼をしっかり受けていたそうだ。

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森山は「(藩主・板倉勝明役を演じた)長谷川博己さんがきっかけを作ってくれました。最初の演説で周囲をけしかけてくれて。そこからグッと入り込むことができました」と語る。老侍・栗田又衛門役を演じた竹中も「僕が話すと、監督が『もっと! もっと!』と言ってどんどんテンションを上げていくんです。とても興奮する現場でした」と述べる。劇中で見せる“ナンバ走り”を披露するが、登壇者たちに「ちょっと違う・・・」と突っ込まれてしまう一幕も。

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小松は、「乗馬や男装など、新たに挑戦することが多かった。お姫様と男装の時の違いを日々考えて(撮影に)臨んでいました」と振り返る。撮影の1か月前から殺陣のトレーニングを行ったそうだが、「あんなに練習したのに現場でバッサリとカットされました。シンプルなシーンになって良かったけれど…ショックでした」と告白し嘆く。するとバーナード監督は「実際、刀を抜いたらダンスをするのではなく、直接斬りつけて終わりでしょう?」とキッパリ。小松の苦労に労いの言葉をかけていた佐藤も監督の言葉に「その通りです(笑)」と即答して頷いていた。

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藩一の俊足を誇る足軽、上杉広之進役の染谷は、「自分が一番の俊足という設定にまず驚きました。日本人の監督だったら絶対に僕をキャスティングしないと思う」と驚き、「撮影を待っていたら、監督から『君の出番は終わった』って言うんです。『待っている時が良かった』とカメラを回していたそうで。だからその日は何もせずに終わりました」と、バーナード監督ならではのエピソードを披露。

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また、刺客役の小関と木幡は共演シーンも多く、木幡は「(小関から)しょっちゅう飲みに連れて行ってと言われていた。最後は呼ばれてお金だけ払って帰るということもあった」と暴露。小関は、「撮影が午前中に終わってしまい、残りの時間は反省する事しかなくて・・・。時間があるものだから反省しすぎてしまって」と照れ笑い。森山が「だから木幡さんを食事に誘ったんだね」とフォローする場面も。小関は「木幡さんとは、一緒にお風呂に入ったりしながら話もしました」と言い、一瞬変な空気が流れると「あ、ホテルの大浴場ですよ(笑)」と明かし会場を沸かせていた。

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最後に佐藤が「これまでに培ってきた経験が通用しない環境の中で、もがきながら役に向き合い、力を合わせて作り出しました。新時代の時代劇を提案できる作品になりました」と自信を持ってメッセージを伝えた。

「サムライマラソン」レッドカーペットオフィシャル写真_佐藤・小松

「サムライマラソン」レッドカーペットオフィシャル写真_森山・青木・染谷・竹中・木幡

その後、レッドカーペットを闊歩した登壇者たちは、笑顔でファンの声援に応えていた。

※12月14日(金)17時解禁※『サムライマラソン』ポスター

出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太
青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海/竹中直人
筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 and ダニー・ヒューストン
豊川悦司 長谷川博己
監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明
音楽:フィリップ・グラス
衣装デザイン:ワダエミ
配給:ギャガ
©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON
公式サイト:https://gaga.ne.jp/SAMURAIMARATHON/

2019年2月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー