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豊田裕大&大倉空人、初対面から意気投合! 苦労しながらも一緒に作品と向かい合った仲間! 映画『レッドブリッジ』『レッドブリッジ ビギニング』インタビュー!

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不良少年4人の少年院での出会いと『レッドブリッジ』へと続く因縁を描いた前日談の映画『レッドブリッジ ビギニング』が、只今絶賛公開中!

本作は、少年院生活を終え地元茨城に帰ってきた今西大輝が、少年院で同部屋だった小日向健の危機を聞き、同じく少年院で出会った仲間の坂口海斗、巻龍一と共に健を救うために行く先々でトラブルを引き起こしながら、奪った車で東京へと向かう“青春活劇”ロードムービー。不良少年たちの等身大な姿をフレッシュな俳優陣が貪欲に挑み、描き切った。

Astageでは、今作が映画初出演初主演となる今西大輝役の豊田裕大と、短期で喧嘩っ早い坂口海斗役の大倉空人にインタビュー! オーディションで役を勝ち得た二人に、役への想いや撮影時のエピソードを通して、本作の魅力、さらには俳優としての夢を語ってもらった。

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― まず、オーディションから役を獲得したときのお気持ちと、台本を読んだときの感想をお聞かせいただけますか?

大倉空人(以下、大倉):オーディションには本当にたくさんの俳優さんが来ていたんですが、周りの俳優さんのお芝居が上手すぎて、こんな方々とお芝居をできたんだという充実感で、オーディションの時から楽しかったです。もちろん受かりたい気持ちはありましたが、(受かるのかどうか)不安もありました。そんな中、坂口海斗という役をいただいて本当に嬉しかったです。そして、改めて台本を読んで、これは難しい役だなと感じました。台本上では大輝と海斗が似ている部分が多かったので、海斗を演じるにあたって監督と大輝役の裕大とよく話をしたいと思いました。

豊田裕大(以下、豊田):もちろん、オーディションに受かりたい気持ちはありましたが、演技をするときはあまり肩の力をいれず“感覚”でやっていたので「これで大丈夫かな?」と少し心配をしていたのですが、受かったときは凄くビックリしました。そして、主演と聞いて正直「どうしよう・・・」といきなり不安になったことを覚えています。そのあとにワクワクしてきましたが(笑)。

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― お二人とも、これまで経験したことないような役にチャレンジされたわけですが、どのように役作りをされていったのでしょうか?

大倉:僕は友達とワイワイするのが好きなので、そういう部分は海斗と似ているなと思いましたが、家庭環境や普段の行動は全然違うので、その知識をどうつけたらいいのか迷いました。まずはヤンキー映画を観て、『クローズ』の山田孝之さん演じる芹沢という役を参考にさせてもらったり、『デメキン』の伊藤健太郎さんたちが演じる男たちのワチャワチャ感がとてもいいなと思ったので、その雰囲気を取り入れたりもしました。自分と海斗の似ている部分は自分の中で照らし合わせながら、分からない部分は他の映画を資料として取り入れたり、裕大たちと相談しながら役作りをしました。

豊田:僕も殴り合いの喧嘩をしたことがなかったので、そういう部分はテイストの似てる映画を観て参考にしました。大輝が持っている世の中に対する反抗心やそれによるフラストレーションが溜まることは共感できました。彼の家庭環境や人間形成は、ドキュメンタリー作品を観たり、街で大輝に似てそうだなと思う人を観察したりしていました。自分と違う部分を意識しながら演じました。

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― ケンカのシーンも多いのでアクションも大変だったのでは? 怪我はなかったですか?

大倉:はい、なんとか怪我なく撮影することができました。ただ、アクションの先生に指導いただいたのですが、最初の3時間くらいは「まず基礎的なところで、アッパーはこうやるんだよ、ストレートはこう」という感じで。そのあと現場でアクションの振付に入ったのですが、もう頭の中の回転が大変でしたし、撮影は凄く緊張しました(笑)。でも、僕はアクションが新しい挑戦だったのでワクワクして楽しかったです。

豊田:アクションに関しては僕も空人と一緒で大変でした。筋肉痛がなかなかとれなかったし、短い期間で撮影しないといけなかったので。ただ、どういう気持ちで人を殴っているのかということを考えながら演じていたので、普段とは違う自分で、演じていて楽しかったです。

― とても息のあった迫力あるアクションシーンだと思います。

大倉:さすがに3時間だけでは足りないし、練習から撮影まで日にちが空いてしまうので、それぞれアクションの練習をしていました。「1日1時間はやらないと!」と。

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― お二人は今作が初共演となりますが、お互いの印象をお聞かせください。

大倉:裕大と初めて会ったのは、(小日向)健役を決めるオーディションの時でした。その時にはお互いの役は決まっていたので、役の大輝として裕大に会ったのですが、とても存在感がありました。身長も高いし、クールな雰囲気でカッコ良くてオーラがあったので、ちょっと近寄り難い感じがして、どう接していけばいいのかなと思っていたんです。ところが、オーディションが終わって帰ろうとしたら、僕を追って話しかけてきてくれたんです。裕大くんは僕より少し年上ですが「タメ口で話して」と言ってくれて。こんなにフランクで明るい人だったんだと驚きました。そして、「自分は主演だけど、オレが引っ張るとかじゃなくて、みんなで一緒に作っていきたいって思っている」と、心の内を全部さらけ出してくれて。作品に対する強い思いが伝わってきて、この人と一緒に映画に出演できて本当に嬉しいなと思いました。撮影に入っても、この作品を良いものにしようという、いい意味でとてもこだわりも持っていて、その思いを監督や僕たちに伝えてくれました。本当に真っ直ぐで芯が強い素敵な俳優さんだなと感じました。

豊田:(大倉の大絶賛を受けて)もう、空人は優しいんですよ(照れ笑)。空人と初めて会ったときに、挨拶が凄く気持ちいいなと思いました。うわ、いいやつだな!と。きっと波長が合うだろうなと嬉しい気持ちになりました。だから、追いかけて声をかけたんです。
僕が素直に気持ちを打ち明けられたのは、空人もちゃんと心を開いてくれたからこそ。撮影入ってからもずっと明るくて、その姿がずっと続いていて凄いなと思ったし、自分が感じたことをしっかり表に出せるところが羨ましかったです。何でも口に出して言ってくれるので、分かりやすいし、一緒に作品を作っていくうえでも頼もしかったです。

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― 男同士のやり取りも面白いのですが、劇中では切ない心も見え隠れします。海斗の妹さんとの再会は衝撃的でした。

大倉:なんと言っても妹が一番かわいいですから。でも、僕も衝撃を受けました(笑)。ミヨコって誰なんだろうって。台本には何も説明が書いてなかったので(笑)。ミヨコと出会ったのは現場に入ってからなんですが、まさかあそこから出てくるとは(笑)。ミヨコをおじさんから取り返すときの一連のシーンは自分の中でも大事な場面でした。海斗の感情が一番動く場面でもあるし、仲間と一緒にいるときの安心感と楽しさとは違う表情をぜひ観ていただきたいです。その変化を楽しんで、仲間の大切さや親の大切さを考えていただけたら嬉しいです。

豊田:(大輝の幼馴染の)ミナと旅の途中で再会するシーンはとても思い入れがあります。そのシーンで大輝は薬物を使っているし、ミナに大輝の本当の気持ちを見透かされているような場面なので、表情やその時の大輝の気持ちを凄く考えました。辛くていたたまれなくて、その場から逃げたい・・・そういう気持ちを表現することは初めてでした。

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― 見どころはたくさんありますが、他に印象に残っているシーンはありますか?

豊田:みんなで喧嘩しているところも見応えありますが、デリヘルの女の子に真剣に頼み込む場面はめっちゃ面白いですね(笑)。常にそういう欲が溜まり続けているというところが、やっていても楽しかったです。

大倉:あの場面は本当に面白かったよね(笑)。

豊田:『レッドブリッジ』『レッドブリッジ ビギニング』2作品通して、常に性欲が溜まっているという・・・。ぜひ笑って観ていただければ(笑)。

大倉:僕はやっぱり初挑戦のアクションかな。ハラハラドキドキしながら楽しんで観ていただきたいです。

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― 活躍の場を広げていらっしゃるお二人ですが、今後どんな俳優さんになっていきたいですか?

大倉:僕が俳優を目指すきっかけになったのは菅田将暉さんの存在なんです。ふとテレビに出ている菅田さんを見て「こんなかっこいい人になりたい!」と思って。菅田さんが俳優さんだと知って、自分も俳優になろうとお芝居に向き合い始めました。菅田さんに追いつきたいですし、いつか一緒にお芝居がしたいです。

豊田:そういう話を聞くと、菅田さんは本当に凄い方なんだと改めて思います。菅田さんは同じ事務所ですし尊敬しています。あとは、役所広司さんや池松壮亮さんにも凄く憧れています。本当にその役として生きていて、作品を観た後に余韻に浸れる・・・そんな役者になっていきたいです。

大倉:ウチの「原因は自分にある。」のメンバーの長野凌大が「この俳優さん、本当にカッコ良くない?」って言ったのが裕大だったんだよね。「オレ、一緒に出演したよ。『レッドブリッジ』の主演だよ。仲いいんだよ」って自慢しちゃいました(笑)。

豊田:ホントに?(笑)。でも、僕も以前住んでいた最寄りの駅で「空人くんと一緒にライブにいましたよね」って、空人のファンの方から声をかけられたことあるよ。だからお互い様だよ(笑)。

― それでは最後にこの映画をご覧になる皆さんにメッセージを一言お願いします。

大倉:1シーン、1シーンにしっかりと役の心の変化や物語の展開があるので、ぜひ楽しんで観てください。

豊田:感覚として楽しめる作品だと思うので、考えすぎず、でも何か感じ取ってもらえれば嬉しいです。

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【豊田裕大】
1999年生まれ。神奈川県出身。2019年、 MEN’S NON-NO オーディションに合格し、専属モデルとなる。 2021年にはテレビ東京系列「じゃない方の彼女」で俳優デビューを果たす。 2022年4月から人気ドラマの続編である 「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」 (テレビ朝日) に新レギュラーとして出演。『劇場版 妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』の公開(6月17日)も控える。

【大倉空人】
2002年生まれ。神奈川県出身。ダンスボーカルユニット“原因は自分にある。 “のメンバーとして活動。秋には5大都市ライブツアーを開催。 役者としても活躍し、 テレビドラマ 「モトカレマニア」 (19/フジテレビ)、「FAKE MOTION- たったひとつの願い−」 (21/日本テレビ)、 「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」 (21/ テレビ東京)、 「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」( 22 / 日本テレビ) 映画 『ゾッキ』 (21) などに出演している。

<『レッドブリッジ』あらすじ>
少年院生活を終え地元茨城に帰ってきた今西大輝が、少年院で同部屋だった小日向健の危機を聞き、同じく少年院で出会った仲間の坂口海斗、巻龍一と共に健を救うために行く先々でトラブルを引き起こしながら、奪った車で東京へと向かう。金がない、学もない、女もいない。何も持たない若者たちの旅路の行方は!?

<『レッドブリッジ ビギニング』あらすじ>
孤児院育ちの今西大輝は違法ドラッグ所持で現行犯逮捕され、少年院に収容される。同室になった巻龍一、小日向健、そして問題を起こし懲罰房から戻ってきた坂口海斗と時に衝突しながらも次第に深い絆が生まれていく。ワルだが正義感の強い大輝達は、院内でのいじめを止めたことがきっかけで、少年院のボス格である堀口亮太、そして半グレで人を殺したという噂のある鮫島アツシと対立を深めていく。

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『レッドブリッジ』
豊田裕大 大倉空人 兵頭功海 松尾潤
木田佳介 菅原健 上野鈴華 葵うたの 高橋綾沙 中屋柚香 髙橋里恩
手島優  川瀬陽太
監督・編集:山嵜晋平
脚本:山本甲斐
主題歌:「産声ひとつ」フラワーカンパニーズ(株式会社フラワーカンパニーズ/チキン・スキン・レコード)
制作プロダクション:コギトワークス
製作・配給:BBB
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『レッドブリッジ ビギニング』
豊田裕大 大倉空人 兵頭功海 松尾潤
菅原健 山下幸輝 /小野寛幸 村井崇記 伊芸勇馬
葵うたの 都丸紗也華 Lyra / 手島優 木田佳介
監督・編集:山嵜晋平
脚本:中野太
制作プロダクション:コギトワークス
製作・配給:BBB
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<公式HP> https://redbridge-movie.com
<公式Twitter> @Redbridge_movie

絶賛公開中!!

・大倉空人
ヘアメイク;増澤拓也(スタジオまむ)
スタイリスト:清水拓郎

撮影:ナカムラヨシノーブ

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