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遠藤憲一、8歳の子役・白鳥玉季とは「同級生のようなもの」 映画『アウト&アウト』完成披露舞台挨拶

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映画『アウト&アウト』の完成披露試写会が、10月22日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主演の遠藤憲一をはじめ、共演の白鳥玉季、岩井拳士朗、小宮有紗と、きうちかずひろ監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、「藁の盾」「ビー・バップ・ハイスクール」などで小説家、漫画家として知られる木内一裕の小説「アウト&アウト」を、原作者自ら“きうちかずひろ”の名で監督を務め完全実写映画化。元ヤクザの探偵と、血のつながらない小学生の少女がバディを組み、ある殺人事件に巻き込まれていく様を描く、一癖も二癖もある魅力的なアウトローたちが織りなすクライムエンタテインメント。主人公・矢能役を遠藤、少女・栞役を白鳥が務め、矢能を追い込む覆面男・池上数馬役を岩井、事件の鍵を握る与党代議士・鶴丸清彦役を要潤が扮する。

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冒頭の挨拶で、遠藤は「今の流行りに寄り添わない独特な映画ができあがりました。俺自身の代表作の1本です!」と自信をのぞかせる。

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きうち監督は、主人公がウィレム・デフォーに似ていると表現しているということで「遠藤さんしか考えられなかった」と出演オファーしたという。遠藤も「監督から、こいつしかいないと言われたら嬉しいですよ」とニッコリ。「極道チックな男臭い役を演じることはよくありますが、今作の可愛いい少女とのアンバランスなところに惹かれました」と出演を快諾した理由を明かした。

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バディを組んだ白鳥は現在8歳。それでも遠藤との息はピッタリだったようで、「最初に俺が『敬語を使わないでいい』って言ったんだよね」と言うと、白鳥も「うん。少しやりやすくなりました」と同調。さらに「みんなが怖い怖いって言っていたけれど、すごく優しくて。でも会ってみて顔は怖かった。もう慣れました」と話して会場の笑いを誘う。遠藤は「俺は精神年齢が低いから、もう49歳差の同級生みたいなもんです」と2人の関係を嬉しそうに語った。

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また、撮影現場で色々なアイディアを出したと話す遠藤。「監督に語尾変えてもいいですかって。話すシーンの撮影では、歩きながら話していいですかって提案していたんです。監督も最初は『はい、いいですよ』って言ってくれたんですよ」と監督のOKをもらっていたのだが、だんだん監督の様子が変わってきたという。
「突然、『外に出てください』と言われて…。『もうアイデア出すのやめてくれないかな』『僕にも作りたいものがあるんだから』と」と、とうとう監督からNGを出されたそうだ。「『語尾も変えちゃだめ』って」と苦笑いしながらも「それからは監督の言われるとおりにやったんですが、完成したものを観たら本当に素晴らしくて」と吐露。改めて監督に「その節は申し訳ありませんでした」と謝り握手を求めていた。

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映画のタイトルにちなみ、「最近アウトだったこと」を聞かれると、遠藤は「まさに、『アウト&アウト』です」と映画出演と答え、白鳥は「テーブルからコップを落としそうになったため『コップをおさえた』ことを回答。岩井は「鷹」と回答し、「先日、ドーナツを食べようとした瞬間に鷹に持っていかれたんです」と告白し、驚かせる。小宮は「海外のお仕事だと、ついつい食べ過ぎてしまう」と苦笑いしていた。

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映画『アウト&アウト』
原作:木内一裕「アウト&アウト」(講談社文庫刊)
監督:きうちかずひろ
製作:東映ビデオ 制作プロダクション:東映東京撮影所
配給:ショウゲート 宣伝:東映ビデオ
(C)木内一裕/講談社
(C)2017「アウト&アウト」製作委員会
公式サイト:http://out-and-out.jp

11月16日(金)より、全国ロードショー