映画『二ノ国』のジャパンプレミアが、7月25日、東京・豊洲PITにて行われ、声優を務める主演の山﨑賢人をはじめ、共演の新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、津田健次郎、梶裕貴と、脚本・プロデューサーの日野晃博、百瀬義行監督が出席した。
製作総指揮／原案・脚本：日野晃博（「レイトン」シリーズ）×監督：百瀬義行（『おもひでぽろぽろ』原画 ）×音楽：久石譲（『千と千尋の神隠し』）という日本を代表するドリームメーカーが贈るアニメーション超大作『二ノ国』。映画化に至るまで10 年もの歳月をかけ構想された本作は、高校生のユウと親友ハルが、幼なじみ・コトナの事件をきっかけに、現実と隣り合わせなのに全く違うもう1つの世界“二ノ国”と行き来することになり、3人と二ノ国を巡り究極の選択が迫っていく様を描き出す物語。高校ではトップクラスの秀才で、車イスで生活している主人公〝ユウ“を山﨑、ユウの親友の高校生“ハル”役を新田、そして2 人の幼なじみでハルの彼女“コトナ”と、「二ノ国」のエスタバニア王国の姫君“アーシャ姫”の２役を永野芽郁が演じる。
大歓声に迎えられ登場したキャスト陣。当初予定にはなかった梶がステージに登場すると、さらに割れんばかりの歓声が響き渡った。
初の声優に挑戦した山﨑は「声優のお仕事がくるとは思っていなかったんですが、梶さんに相談させてもらったりした。百瀬さんが作られた世界に自分の声が入って感動しました」とコメント。梶も「とても素敵でした」と山﨑の頑張りを称えた。
新田と永野は共演は3度目。「またご一緒できて嬉しかったです」と新田。新田も声優初挑戦となるが、「いかにいつも僕たち（俳優）が体を使って演技しているかということを感じました。（声優が）いかに難しいかと痛感しました」と振り返った。そんな新田を「本当にいつもニコニコして可愛いよね」と目を細める宮野。
永野も「一言いうだけでも大変。相手のキャラクターが変わっていくので、戦いながらやっていくのは、今までに感じたことのない幸福感と難しさで･･･疲れました」としみじみ。
ベテラン声優の宮野、梶、津田から見た山﨑ら新人声優（？）について意見を求められると、「全部持っていかれちゃいましたよね(笑)」と宮野。梶も「僕らも一緒になってお仕事できるというのは、また刺激になって芝居に臨むことができました。それがこの作品の魅力になっていればいいなと思います」と吐露。
そんな梶について、山﨑は「梶さんとご一緒させていただくときがあったんですが、それまで梶さんだったのに、いきなり（役の）“ダンパ”になって、その切り替えが凄かった！」と感激しきり。
役どころで共感できるところ、好きなところは？と問われ、山﨑は「僕も迷ってなかなか決断できないこともありますが、自分の中で“ここを頑張ろう”と決めたら、そこに向かって頑張るようにしている。決めたときの強さというものには凄く共感できて、男としてもカッコいいと思いました」と自身と役を重ねる。
そこで、新田に話を振ろうとしたMCが名前を間違えると、新田が「そうですねぇ～」と山﨑のマネをして笑いを誘う場面も。あらためて新田は「ハルは真っ直ぐな男の子。自分を犠牲にしても大切な人を守るところが大好きです」と満面の笑み。
永野は「自分がこうありたいと思う姿と、素直な姿が誰でもあると思う。その二面性を演じるのは難しかったけれど、自分と似ているところを見つけながら演じました」と語っていた。
映画の内容にちなみ、「もう一人の自分になるとしたら何になりたい？」という質問に、山﨑は「飛べる人間。鳥人間になりたい」とユニークな回答。新田が「“ダンパ”になりたいです」と答えると、いきなり梶が「本当ですか？僕うれしいです！」とダンパの声で応えると、新田と山﨑は驚きながら大感激していた。
『二ノ国』
【ストーリー】
冷静沈着で車椅子のユウ、バスケ部の人気者のハル、ハルの彼女コトナの3 人は幼なじみ。ある日、突然襲われたコトナを助けようとしたユウとハルは、現実世界と並行する魔法世界「二ノ国」へ引き込まれる。そこは命がつながった“もう一人の自分”がいる世界。次第にユウはコトナにそっくりなアーシャ姫に惹かれていく。しかし、そこには「コトナの命を救うにはアーシャの命を奪わなければいけない」という残酷なルールがあった――。コトナを救いたいハル。アーシャを守りたいユウ。 “大切な人の命”をかけた究極の選択が迫る時、ユウとハルが下した決断とは–？
【キャスト/スタッフ】
山﨑賢人 新田真剣佑 永野芽郁
宮野真守 坂本真綾 梶裕貴 津田健次郎
山寺宏一／伊武雅刀 ムロツヨシ
製作総指揮／原案・脚本：日野晃博
監督：百瀬義行
音楽：久石譲
主題歌：須田景凪「MOIL」（WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE）
原作：レベルファイブ
アニメーション制作：オー・エル・エム
製作：映画「二ノ国」製作委員会
配給：ワーナー・ブラザース映画
©2019 映画「二ノ国」製作委員会
公式サイト：http://wwws.warnerbros.co.jp/ninokunijp/
＜命＞を選べ。 8 月23 日(金) 全国ロードショー
