
第39回東京国際映画祭の【ガラ・コレクション】に公式出品された映画『『ないものねだりの君に光の花束を』の舞台挨拶が、11月2日、ヒューリックホール東京にて行われ、W主演の原菜乃華と作間⿓⽃(ACEes)が登壇した。
汐見夏衛のベストセラー小説を原作に、安藤尋監督がメガホンをとり実写映画化。本作は、交わるはずのなかった二人が出会い、互いの痛みに触れながら、生きる意味を見つけていく物語。コンプレックスを抱える普通の女子高生・影子を原菜乃華、誰もが羨む特別で傷だらけの人気アイドル・真昼を作間龍斗(ACEes)がW主演で務める。
第39回東京国際映画祭の舞台に立ち、原は「すごく歴史のある映画祭にこの作品が連れてきてくれて、ここに立てていることが本当に嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せ、作間は「今までずっと画面で観ていて、僕自身は東京国際映画祭に携わることももちろん初めてなので、すごくソワソワしています」と心躍らせる。

撮影を振返り、原は「影子は自分が普通であるということにコンプレックスを抱いている女子高生。小説がすごく好きなので、言葉に責任感がある人だなと思っていて。思ったことをそのまま口に出したりせず、相手がどういうふうに感じるかまで先回りして、色々と考えてから言葉を発する子で、今どういうふうなことを感じているんだろうということを常に頭の中で思い描きながら演じていました」と役と向き合っていた様子。
作間は「完璧アイドルっていう役どころでしたが、僕は普段そんなに“完璧キラキラアイドル”っていう感じではやらせてもらっていないので(笑)、非常にプレッシャーがかかる役だなとは思っていました。原作や台本で、真昼くんは僕自身が経験する事もできないような過去を持っていたり、結構ギリギリの状態でアイドルをやっているんだなということを知ったので、より真昼くんのことを知ってあげなきゃと思いながら演じました。僕の自分のアイドルの活動とは全然別のアイドル像を作らないといけないと思いながら、撮影に挑みました」と役作りに勤しんだ。

それでも、自身の職業と重なる部分もあったはず。「表裏一体というか、裏の影の部分があってこその光だと思うので、それは自分の活動に照らし合わせて似ている部分はあるなと思いました。深さというか、色々経験したからこそ輝きを与えられたりできるし、『ああいうふうに頑張っていたからな』と思っていただけると、より感情移入できると思うので、真昼くんはそれも含めて素敵なアイドルだなと思いました」と語る作間だった。
影子に共感したことを聞かれた原が、「好きなことの話になると饒舌になるところは似てるのかな」と答えると、作間も「アニメの話とかね。そんなスピードで喋るんだっていう(笑)」と同意し、納得顔。

また、2人が演じたキャラクターが抱えている「普通であること」、また「特別であること」について話が及ぶと、作間は「朝起きた時は本当に普通の人間だなと思いますね。『眠いな』と思いながら今日も起きましたし」としながら、「でもその瞬間は一瞬で、お仕事に行くという普通の日常をしている感覚に陥るんですけど、『おっと危ない。今自分がさせてもらっていることは特別なんだぞ』と認識し直すみたいな行為を毎日している感覚はあります」と自己分析。ただ、そんな“特別”は作間にとっては日常(普通)であると言い、「普通と特別は共同で、誰にでも起きていると思う。その特別に感謝しないといけないと日々自問自答してます」と述べた。
原の“特別”は「食べるのが早いこと」。それは「たぶん職業病かと。小さい頃はそんなに早くはなかったんですけど、撮影の合間にヘアや衣装チェンジ、メイク直しみたいなのがあるから、実質食べられる時間が10分15分とかだったりするので、食べている時間は結構短くて。とりあえずかき込むみたいな。年々早くなって行ってる気がしますね」と苦笑い。
原の言葉に「心配ですね、消化が」と笑う作間だったが、「でも、よく食べているのは見ました。“お菓子場”によくいましたよね。僕も糖分が好きなのでよく会いましたね」とニッコリ。そして、原の“普通”と感じるところは「よく緊張すること」だという。あまり緊張しないという作間だったが、原は「レッドカーペットの時、緊張していましたよね。目がよく動いていた」と吐露。それは作間も素直に認めたが、原は「私、緊張とか行き過ぎると、ふわっとするんです。緊張していない人を演じるみたいな・・・」と明かすと、「女優さん、流石ですね!」と舌を巻いていた。
最後に、作間は「この作品を見終わった後に、隣の人とか、普段いつも接している人たちのことをもう一度思いやって、寄り添ってあげてみようかなと思える温かい映画になっています」とコメント。原が「今まであまり見たことない、2人の恋でも友情でもない関係性が、すごく温かい作品だと思います。毎日生きているとどうしても自分のことを好きになれない瞬間だったりとか、嫌になってしまう瞬間もあると思いますが、もう一度自分のありのままに目を向けたくなるような、そういう温かいメッセージのこもった背中を押してくれるような作品になっています。ぜひ公開をお楽しみに」とメッセージを送り舞台挨拶を締めくくった。
<第 39 回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2026 年 10 月 26 日(月)~11 月 4 日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
【ストーリー】
「私は永遠の脇役だ」――そう思いながら生きてきた高校生・影子。
ある日、人気急上昇中のアイドルで同級生の真昼と図書委員になったことをきっかけに、二人の距離は縮まっていく。
しかし、勉強も性格も完璧に見えた彼には、誰にも打ち明けられない壮絶な過去と深い傷があった。
やがてその過去が明るみとなり、好奇の目とSNSに溢れる言葉に追い詰められる真昼。
そんな彼の「逃げたい」という小さな叫びに手を差し伸べたのは、影子だった。
光の中で傷ついた真昼と、影の中で居場所を探してきた影子。
互いの痛みに触れながら、“生きる意味”を見つけようとする二人の旅が、今、始まる――。
『ないものねだりの君に光の花束を』
原菜乃華 作間龍斗(ACEes)
向井怜衣 八神慶仁郎 喜内優心 荒井啓志 小林和真 春本ヒロ
吉沢悠 戸田菜穂
眞島秀和
原作:汐見夏衛「ないものねだりの君に光の花束を」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:安藤 尋 脚本:狗飼恭子 音楽:角銅真実
製作:VAP 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ JR西日本コミュニケーションズ ストームレーベルズ 博報堂 日本出版販売
制作プロダクション:ジャングルドラム
配給:ショウゲート
コピーライト:©2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
上映時間:106分
公式サイト: naihanamovie.jp
公式X、TT: @naihanamovie
公式IG: @naihanamovie_movie
ハッシュタグ:#映画ない花
2026年11月20日(金) 全国公開
















