映画『マスカレード・ナイト』の初日舞台挨拶が、9月17日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の木村拓哉をはじめ、共演の長澤まさみ、小日向文世、渡部篤郎と、鈴木雅之監督が登壇した。
ベストセラー作家・東野圭吾氏の人気ミステリー小説「マスカレード」シリーズの映画化第2弾となる本作は、2019年に上映され興行収入46.4億円の大ヒットを記録した『マスカレード・ホテル』の続編。一流ホテル「ホテル・コルテシア東京」を舞台に、大晦日のカウントダウン・パーティーに現れる殺人犯を捕まえるため、破天荒な刑事・新田浩介（木村）が潜入捜査を行い、相棒となる真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美（長澤）とともに奮闘する姿を描く。
公開初日を迎え、木村は「（公開まで）自分たちのものだったこの作品が、皆さんに胸を張ってお届けできることが嬉しい。受け取ってくれる方がいるという喜びが大きいです」と感無量の面持ち。
劇中で、宿泊客から無理難題をリクエストされる一流ホテルマンを演じた長澤は、「もしも木村さんに無理難題のお願いができるとしたら？」と質問されると、長澤は「どこかへ行きたいという欲があります。地球でできることは木村さんは何でもできると思うので、無理難題なら･･･宇宙旅行に連れていってもらいたいです」と答え、ニッコリ。木村は「ちょっと突拍子もなさすぎて、お客さんもどうリアクションしたらいいかわからないですよね(笑)」と苦笑いしつつ、「同行するんですか？考えておきます(笑)」と返答した。
また、『HERO』のほか多くの作品で木村と共演し、『コンフィデンスマンJP』シリーズでは長澤とバディを組んでいる小日向は、二人のことをよく知るということで、「二人の仮面の下」を告白することに。小日向は「個人的に一緒に呑みに行くことはないのであまり知らないんです」と前置きをしてから、「木村くんは完璧主義者。凝り性ですね。自分がやろうと思ったことはパーフェクトにやりつくす。びっくりちゃう」とし、長澤については「まさみちゃんはとても健康に気をつかっていて、食べること命をかけて執着してる」と言って会場の笑いを誘った。「あとね、渡部さんは凄くおしゃれ。スーツは全部仕立てなんですよ」と渡部にも話を振った。
そんな小日向を木村は「こひ（小日向）さんは思ったことを口に出しちゃうんです。『HIRO』で一緒だったある女優さんがお噂になっているとき、本当にお噂だけだったのに、「ウイッシュ、ウイッシュでしょ？」と本人に向かって言って･･･」と暴露すると、「木村くんは盛りすぎだよ～」と返し、さらに会場を盛り上げた。
イベントでは原作者の東野圭吾氏からコメントが届き、「私が執筆中に頭で描いていた以上に魅力的でした。次回作の参考にいたします」と絶賛。この言葉に木村も「2回鳥肌が立った」と恐縮しきり。「アルゼンチンタンゴの次は何がいいでしょうか？」とシリーズ次回作を期待させると、「タンゴはもういいので、みたらし団子（ダンゴ）で」とダジャレを放つ。その言葉に長澤が大ウケ！「もう一回言って」とおねだりしていた。
映画『マスカレード・ナイト』
＜ストーリー＞
ある日、警察に届いた匿名の密告状。それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に現れる、というものだった。
大晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介（木村拓哉）は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美（長澤まさみ）と事件解決にあたるが、パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している。次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいた…。
刻一刻と迫り来るタイムリミット。増え続ける容疑者。犯人の狙いは？密告者とは？残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか？
＜作品概要＞
原作：東野圭吾「マスカレード・ナイト」（集英社文庫刊）
脚本：岡田道尚
音楽：佐藤直紀
監督：鈴木雅之
出演：木村拓哉 長澤まさみ
小日向文世 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋
中村アン 田中みな実 石黒賢 沢村一樹 勝村政信
木村佳乃 凰稀かなめ 麻生久美子 高岡早紀 博多華丸
鶴見辰吾 篠井英介 石橋凌 渡部篤郎
配給：東宝
コピーライト：©2021東野圭吾／集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会
公式サイト：https://masquerade-night.jp
２０２１年９月１７日（金）全国東宝系にて公開！
