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遠藤健慎「この作品で自分のことが好きになった」 塩田みうと共に本作への熱い思いを語る! 横尾監督初の恋愛映画 『こん、こん。』公開記念舞台挨拶

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映画『こん、こん。』の公開記念舞台挨拶が、9月30日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、W主演の遠藤健慎と塩田みうをはじめ、共演の遠藤久美子、栄信、中山晴華、龍真、橋本和太琉と、横尾初喜監督が登壇した。

映画『こはく』(19)に続き、横尾初喜監督が映画『達人 THE MASTER』以降、脚本家の藤井香織と再タッグを組んだ本作は、横尾監督の故郷でもある長崎県を舞台に、監督が初めてラブストーリーに挑戦した意欲作!いま最も注目を集める実力派若手俳優の遠藤健慎と、長崎在住で活躍する塩田みうがダブル主演を務め、 何事も「フツー」な毎日を送る大学生・堀内賢星(遠藤)と、「好き」がたくさんある同級生・七瀬宇海(塩田)の対極的なふたりの恋を描く。

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公開を迎え、遠藤(健慎)は「皆さまの元にこの作品が届けることができて嬉しいです。僕にとって思い入れが強い作品となりました」と挨拶。塩田も「長崎で先行公開され、全国公開となりました。初めての主演映画で初めての恋愛映画。私にとっても大切な作品です。長崎の方言と景色をお届けできて嬉しいです」と満面の笑顔を浮かべた。

役作りについて、遠藤は「台本を読んで、自分のパーソナリティーな部分において、自分が好きなところも嫌いなところも盛り込んであったので、少しこっぱずかしかったですね(笑)」と照れる。

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塩田は「(自分に)当て書きをしたと聞いて、自分が思っている自分と他者が思っていることの違いを引き出されて面白かったです」とし、「ロケハンにも連れて行ってもらって、自分のカメラを買いました。今でも使っています」と明かす。

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遠藤久美子は「主人(横尾監督)が、『長崎を切り取った台本が出来た』と言ったとき、『こん、こん。』がスタートするんだ!と感動したことを覚えています」と当初を振り返りしみじみ。

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栄信は「これまで戦う役が多く、恋愛映画に出たことはなかったし、父親役ということで不安もありましたが、撮影前に遠藤久美子さんとリモートでやり取りできたので現場でスムーズに入ることができて助かりました」と、本人にとって新しいチャレンジになった様子。

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「長崎に仕事として帰りたいと思っていたので、嬉しかったです」と笑顔を見せた龍真は、栄信と実兄弟。「兄弟で出演できて光栄でした」と栄信と顔を見合わせ満足気。

中山晴華と橋本和太琉はオーディションにて今作の役を獲得。長崎にて県民オーディションを開催したのだが、「二人とも思ったより上手だった。100人近い観客の前で演技をするオーディションを行ったので、(演技の)レベルは高いです」と二人に太鼓判を押す。

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中山は「(合格して)本当に驚きましたが、全力で臨もうと思いました」と語り、当時高校生だったという橋本は「お母さんから『こんな募集があるよ』と教えてもらったのですが、前から演じることをやってみたかったので、めっちゃ嬉しかったです」と長崎なまりで話し、会場を沸かせる。

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本作の演出について監督は「愛のバランスを描こうと思っていた。昔から知っていた二人(遠藤健慎と塩田)に、今を超えて行ってもらいたい思って寄り添わせてもらいました」と、遠藤と塩田への思いを吐露し、「僕にとっても初めての恋愛映画で大事にしています。これからも長崎を世界に発信していくということして続けていこうと思っています」と意欲満々。

特にラストシーンでは夏の暑い中でも撮影となったそうだが、ワンテイク&ワンカットで撮影。この日MCを務めた本作の脚本・藤井香織も「自分で書いたのに泣いちゃいました」と感動しきり。遠藤(健慎)が「宇海と来たかったなぁ」と言うセリフは台本にはなく「その場の空気感から出たセリフです」と遠藤。気持ちがあふれ出した瞬間が映像に映っているようだ。

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最後に塩田は「この作品は友達、家族、恋人、気になっている人などと時間を共有できるような素敵な映画です。この作品がもっともっと多くの皆さまに届いたらいいなと思っています」と目を輝かせる。そして、遠藤(健慎)が「俳優が好きだなと思えるのは、自分の人生経験を全部押し出せるところ。俳優をやって悩むところは“隣の芝生が青く見えてきてしまう”ところ。でも、この作品に出会ってそこを抜け出すことができました。自分のことが好きになれました。この場で一緒にお芝居をさせていただいた皆さん、僕の周りにいてくれた皆さんのおかげで、今ここに立てることができています。もっと俳優として走り続けていく僕を皆さんに見ていただきたいと思っています。この作品のみならず、僕を見つけたらぜひ応援してあげてください」と熱い思いを口にして、舞台挨拶を終了した。

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映画『こん、こん。』
【STORY】
何事も「フツー」な毎日を送る大学生•堀内賢星。
ある日突然、同級生の七瀬宇海と衝撃的な出会いを果たす。
「好き」がたくさんある宇海との会話はどこか噛み合わず、
自分と真逆な彼女に戸惑うも、不思議な魅力に惹かれていく。

謎の踊りと染め物の T シャツ。苦手な激辛カレー。
興味のなかったカメラ。
部屋に飾られた大小の手形。空港が見える秘密の裏山。

賢星は、宇海と来るはずだった海岸を見つめ、「特別」な毎日を思い返す。愛に溢れた彼女の抱えるものとはなんだったのか?
豪快な宇海と、合理的な賢星。
クスッと笑えて、すれ違いに切なくなる。
長崎を舞台に描く、対極的なふたりの「恋」の物語。

出演:遠藤健慎 塩田みう
大橋彰(アキラ 100%) 森あゆ 中山晴華
龍真 松田天星 橋本和太琉 田川隼嗣 立川公彦 栄信 遠藤久美子
監督:横尾初喜
脚本:藤井香織
音楽:上田壮一
プロデュ-サー:髙田大、片平梓、溝口貴史、原ちなみ
撮影:松平康平
製作•配給:BLUE.MOUNTAIN
製作協力:長崎国際テレビ
2023年 / カラー / ステレオ /上映時間98分
コピーライト: ©2023 BLUE.MOUNTAIN
公式 HP :https://bluemountain-nagasaki.com/konkon/

2023年9月29日(金)より
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー