映画『恋と嘘』の完成披露試写会が、9月6日、東京・イイノホールにて行われ、森川葵、北村匠海（DISH//）、佐藤寛太（劇団EXILE）と、古澤健監督が舞台挨拶に登壇した。
大人気マンガ「恋と嘘」を実写映画化した本作は、国民的遺伝子を分析し、“最良”の結婚相手を政府が選ぶ、恋愛禁止の未来世界を描く青春ラブストーリー。主人公のヒロイン・仁坂葵役を森川、葵に密かな恋心を抱く幼なじみ・司馬優翔役を北村、政府通知により葵の結婚相手として決められた・高千穂蒼佑を佐藤が演じる。
今作で初共演を果たした3人だが、息はピッタリだったよう。北村が、さっそく「寛太が小学生みたいなんです･･･。先輩ですけど『寛太』って呼ばせてもらいます」と、話始めると、森川も「そうなんです。朝7時からマシンガントークで“面白い話”をしていて･･･」と同調。苦笑いの佐藤は「面白い話･･･って。悪意あるでしょ(笑)」と言いつつ、二人の意見に反抗できないようす。監督までもが、「カッコいいけど、中身は完全にコロコロコミック(笑)」と続け、さすがに佐藤も「確かに僕ずっとしゃべっていましたね」と自身のキャラクターを認め、会場の笑いを誘っていた。
北村は「でも、寛太が明るくしてくれていたから現場の雰囲気がとてもよかったです」と、フォローをいれ、佐藤も嬉しそうに笑った。
そんな佐藤について、古澤監督は「感激屋」と評す。「本番中は我慢していて、カットかかった瞬間に『監督！ 俺、感動した！』って言ってくるんです」と明かす。北村も「撮影の時、寛太くんが感動しすぎて、1時間泣いたっていう話を聞きました」と暴露。そのシーンを撮影した森川が、「本当は私が泣かなければいけないシーンだったんですけど、なかなか泣けなくて。そうしたら、その時の私の芝居を感じとった寛太くんが泣いちゃうっていう･･･（笑）」と振り返り、会場は大爆笑。
政府から最良相手の通知が来るという設定について、森川は「私は最良の相手に会ってみたいですね。どんな人が合っているか知りたい！」とコメント。北村は「僕も平等でいいと思います」。佐藤も「映画を撮り終わってから、僕も政府通知の制度は賛成になりましたね」と3人とも “政府通知”に肯定的。これを聞いて驚いた古澤監督は「すごい意外な答え。オッサンなのに一番、夢見がちなのは僕かも。」と照れていた。
また、この日のイベントでは、事前に来場者にアンケート（心理テスト）を実施し、キャストの3人にとって“最良”の相手を観客から選出。そしてその監修を行ったゲッターズ飯田がスペシャルゲストとして登場。
ゲッターズが「（選ばれた人は）本当に相性良いですよ」と太鼓判。3人は「政府通知の相手が来る感覚！」とドキドキしながら相手を待つ。森川にはなぜか女性が選ばれたが、最終的に選ばれた3人とにこやかに握手を交わし出会いを喜んでいた。
映画『恋と嘘』
【STORY】
いつもそばにいる“最高”の幼なじみと、政府が教えてくれた“最良”の結婚相手。運命の恋はどっち？
DNAなどあらゆるデータにもとづき政府が最良の結婚相手を通知してくれる、恋愛禁止の世界。多くの人がその“政府通知”を幸せな結婚のきっかけとして受け入れていた。人よりちょっと優柔不断な仁坂葵（森川葵）は通知が教えてくれる相手をずっと心待ちにしている女子高生。そんな葵の誕生日前日、幼なじみの司馬優翔（北村匠海）に突然「好きだ」と告白される。小さな頃からいつもそばにいてくれる心優しい優翔の気持ちに戸惑う葵のもとに、無口でミステリアスな高千穂蒼佑（佐藤寛太）が政府通知の相手として現れる。葵は蒼佑に心惹かれていくのだがー。
森川葵
北村匠海 佐藤寛太
浅川梨奈 田辺桃子 ／ 遠藤章造 眞島秀和 温水洋一
中島ひろ子 三浦理恵子 木下ほうか ／ 徳井義実
監督：古澤健(『ReLIFE リライフ』)
脚本：吉田恵里香(『ヒロイン失格』)
原作：『恋と嘘』ムサヲ（講談社）
主題歌：阪本奨悟「HELLO」（A-Sketch）
制作プロダクション：The icon
配給：ショウゲート
(C)2017「恋と嘘」製作委員会 (C)ムサヲ／講談社
公式サイト：http://koiuso.jp
公式Twitter：koiuso_jp
10月14日（土） 全国ロードショー
