Open Close

【第39回東京国際映画祭】『羊の皮を着たケモノ』舞台挨拶 超特急・柏木悠、鈴木伸之へ幼少期キャストからの成長にツッコミ!「大きくなりすぎやろ」

DSC_9807

映画『羊の皮を着たケモノ』が第39回東京国際映画祭の特別招待作品として、ワールドプレミア上映を10月28日に、東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催され、鈴木伸之と柏木悠(超特急)、監督の楊礼平(ヤン・リーピン)が登壇した。

本作は、大学生・日下部大地(柏木悠(超特急))が、姉の婚約者として現れた完璧なイケメン・井川淳(鈴木伸之)に次第に惹かれていくものの、実は彼には隠された裏の顔があったという衝撃的な展開を迎える物語。鈴木と柏木がW主演を務め、東京国際映画祭とPrime Videoが協力して創設された「Amazon Prime Video テイクワン賞」(現在は終了)を、第36回東京国際映画祭にて受賞した、楊礼平(ヤン・リーピン)監督がメガホンをとり、甘い青春ロマンスから、ダークなサスペンスへと変わるストーリー展開が観るものを惹きつけ、罪と赦し、家族との深いテーマにも触れる新感覚のボーイズ・ラブ作品である。

DSC_9775

今作で初共演を果たした鈴木と柏木。互いの印象について、鈴木は「本当に一生懸命な方で大地くんと重なる部分もすごく多い方だなと思いました。この2人で作り上げていかなくていけない作品だったので、プレッシャーもあったと思いますが、それを感じさせないぐらい、現場でも明るく、太陽のようにいてくださったので、最後まで楽しく走り抜くことができました。大地くんが悠くんでよかったなと思っています」と述べ、柏木との共演を喜んだ。

DSC_9777

柏木も鈴木の印象について「本当にもう優しすぎて。初めてお会いした時に、鈴木さんから連絡先を聞いてくださったり、クランクインの時、最初がすごく大事だと思っていろいろ考えていたんですけど、鈴木さんが『じゃあ、一緒に本読みする?』と言ってくださって、緊張がほぐれました。そういう一つひとつの優しさに救われましたし、ご一緒できて幸せでした」と明かし、鈴木に感謝の気持を表した。

キャラクターを作り上げる上で苦労もあったようだが、鈴木は「複雑な家庭で育った経緯を台本の中から感じたので、“目に光が入っていない”人物にしたいなと考えました。大地くんと一緒にお芝居を作っていく中で、2人の目線のやり取りだったり、空気感だったり、撮影中に生まれたものもすごく大切にして作り上げていきました」と、役と向き合った様子。

柏木も「原作を読んで、大地くんは純粋ではあるけど、その純粋でまっすぐなところが(井川に)刺さるような部分をどのぐらい体現できるか? ということを悩みました。でも、鈴木さんのお芝居を受けて、考えることもなく、自然とそういうことができました。いろいろ意識はしていましたが、僕は鈴木さんのお芝居からいただいたものを、そのまま出しただけ。鈴木さんのおかげでできたと思います」と、回顧した。

DSC_9776

また、漫画原作の実写化にあたって意識したことについて、楊監督は「原作が本当に素晴らしく、お2人の現場でのやりとりも素晴らしかったので、そこを大事しながら、映画として、どう表現するか? というのを考えていきました。お2人が意見や考えを僕に話してくださり、相談しながら一緒にキャラクターをつくっていくということを大事にしました」と、こだわりを吐露。

DSC_9785

初めて商業映画に取り組んだ楊監督だが、これまでの作品づくりとの違いについて「これまで作ったインディーズ系の映画は、少人数の撮影でしたが、今回はたくさんのスタッフの方がいて、ベテランの方もたくさんいらして、いろんなことを試しながら、いろいろ勉強しながらで撮影しました。すごく楽しかったです」と充実感を滲ませ、満足気。

DSC_9790

さらに、完成作品を観た感想を、鈴木は「心が温まる気持ちがすごく映画から伝わってきて、同時にすごく感動もしました。現場で撮っていた時に感じた以上に、すごく良い作品に出会わせてもらったなという、感謝の気持ちが生まれました」とし、柏木が「自分自身が出る映画は初めてでしたが、緊迫感や心情が映像からすごく伝わってきて、見ていて本当に心が温まりました。心が揺さぶられるような感覚で、観ていて楽しかったです」とコメントし、公開への期待を高める。

DSC_9797

DSC_9796

「好きなシーン」について話が及ぶと、柏木が「幼少期の辰巳が鈴木さんに変わる瞬間があるんですけど・・・大きくなりすぎていて(笑)」と話し始める。「絶対に笑う瞬間じゃないというのはわかってるんです。でも、あまりにもビッグになりすぎてて、ちょっとツッコみそうになりましたね。『大きくなりすぎやろ!』って(笑)」と続け、会場の笑いを誘うと、鈴木本人も思わず顔を崩して笑い出す。柏木は「大地の幼少期から僕への変化は、まあ言わずもがなみたいなですけど。鈴木さんはちょっとすごい面白かったです」と意外な注目ポイントを明かしていた。

DSC_9803

最後に、鈴木は「楊監督がテイクワン賞を受賞して、いろんなストーリーの中で、この長編作品ができて、こうして悠くんとも出会えました。いろんな縁を感じる作品であり、僕にとってもすごく大切な1本になりました」と語り、柏木は「この作品は、みんなで作り上げました。一人でも多くの方の背中を押すような、誰かの心を救うような作品になっていると思います。たくさんの方々に観ていただいて、もっともっと映画というものを楽しんでいただけたら嬉しいです」と思いの丈を口にする。楊監督は「少しでも、みなさんの心に残したい作品になっていたら、嬉しく思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

<第39回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2026年10月26日(月)~11月4日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net

羊の皮を着たケモノ_ティザー_劇場用

映画『羊の皮を着たケモノ』
<物語>
主人公の日下部大地は、姉が突然婚約者として連れてきた井川という男性に出会う。
井川は一流企業に勤める魅力的で完璧なイケメン。そのあまりに非の打ちどころのない井川がわがままでガサツな姉と結婚することに不信感を抱く大地。いずれ義理の兄になる井川は、大地の就活の悩みや、自分が養子だという家庭環境も親身に聞いてくれる。井川が就職活動や人生のアドバイスをする中で、大地は徐々に井川に惹かれていく。父を知らない大地は、年上の優しい井川に少しずつ懐いていき、気がつけば姉より頻繁に会うようになる。そんなある日、二人で映画を観に行った帰りに、井川の部屋を初めて訪れる。浮かれて酒に酔い潰れた大地はうっかり寝てしまい…!?

キャスト:鈴木伸之、柏木悠(超特急)、久間田琳加、齊藤なぎさ、吉村界人、根岸季衣、霧島れいか
原作:九號「羊の皮を着たケモノ」(徳間書店 Charaコミックス刊)
監督:楊礼平(ヤン・リーピン)
脚本:なかやまえりか 伊賀大嗣(STORY LABO WRITERS’ ROOM)
音楽:坂本秀一
製作:Amazon MGMスタジオ
制作プロダクション:BAGGIO
配給:パルコ
コピーライト:©2026 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

【映画公式HP】hitsuji-kemono-movie.jp
【映画公式X】@hitsuji_k_movie
【映画公式Instagram】@hitsuji_kemono_movie

12月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、SPACE PART 3 by PARCO他全国公開