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成田凌『ニワトリ★スター』は原点!『フェニックス』で羽ばたく! 井浦新も感慨! 映画『ニワトリ☆フェニックス』初日舞台挨拶

井浦新☆成田凌
『ニワトリ☆フェニックス』
初日舞台挨拶

異例の2作品連続舞台挨拶!
4年の時を経てスターからフェニックスへ、ニワトリが羽ばたく!

【集合】左から_紗羅、井浦、成田、かなた監督

2018年に公開し、口コミによりミニシアター好きを中心に人気が拡大した『ニワトリ★スター』。この度、メインキャストは続投し、従来の続編とは違う形で、設定新たに甦ります!一昨年のコロナ禍による自粛期間中に、エンターテインメントを好きでいてくれる方々に向けて、井浦新・成田凌・映画監督のかなた狼らが“感謝”の気持ちを形にしたいと制作し、各々のインスタグラムで配信されたリモート作品「ありがとう」から着想を得て、映画が完成。4月15日(金)についに公開した!この春、自由気ままで予測不能な、あのふたりが帰ってきた!!

4月15日、公開を記念しヒューマントラストシネマ渋谷にて、初日舞台挨拶を実施した。舞台挨拶では井浦新、成田凌、紗羅マリー、かなた狼監督が登壇。初日を迎えた喜びをたっぷり語った。この日はなんと新作を記念し、2018年に公開された『ニワトリ★スター』が、実に4年ぶりに復活上映!さらに舞台挨拶も実施し、異例の2作品連続舞台挨拶となった。

井浦新①

まずは2018年公開され、本日復活となった『ニワトリ★スター』上映後に井浦新、成田凌、紗羅マリー、かなた狼監はば督が登壇。
一言あいさつの後、成田からは「久々に『ニワトリ★スター』が上映された後の、この空気感…気持ちよく思っております」と、の第一声からイベントはスタート。かなた監督も「『ニワトリ★スター』を観た後の独特の雰囲気…」と懐かしみ、「劇中で草太が“人生ファンタジーやな”と言っていた通り、『ニワトリ★スター』の舞台挨拶をすると思わなかったね!」と感慨深げ。観客に『ニワトリ★スター』を初めて観たかを問いかけると、多くの方が手を挙げ、「嬉しい!ぜひ『ニワトリ☆フェニックス』も観て、優しい気持ちになってください(笑)『ニワトリ★スター』は完結した作品。『ニワトリ☆フェニックス』は、もし草太と楽人に違う人生があったら…という別の世界のお話。なかなか大変な時代なのでもう一回やり直そう、こういう方が良いよ、という作品です。ぜひ『ニワトリ☆フェニックス』もよろしくお願いします!」と新作もアピール。

成田凌①

約4年ぶりの劇場復活上映に、井浦は「とても不思議な気分だし、『ニワトリ★スター』の舞台挨拶に立たせてもらい、4年前の作品をこんなにたくさんのお客さんに観ていただく事が出来たのも、本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを述べ、「4年前の作品だけど、今回初めて『ニワトリ★スター』をご覧になった方には新作とも言えるので、そこが映画としての面白いとこだなと思いました。『ニワトリ☆フェニックス』をすでに観ていただいた方、『ニワトリ★スター』を初めて観たという方、いろんな方が入り混じっている、ちょっと普通じゃない状態。このような場を作っていただき、本当にありがたいよね」と喜びをかみしめた。

紗羅マリー①

紗羅は「観終わった後の、この揺さぶられる気持ちにいるであろう皆さまが今ここにいることが、4年前の自分と同じで、すごく懐かしくて、タイムスリップしたような感じが面白くて気持ちいいです」と不思議な感覚にいることを吐露した。
『ニワトリ★スター』の撮影当時を懐かしみながらも、狼組の暖かい空気感により『ニワトリ☆フェニックス』の自然に撮影に臨むことができたことを語りあい、『ニワトリ★スター』の舞台挨拶は幕を閉じた。

井浦新③

続いて、『ニワトリ☆フェニックス』の舞台挨拶を上映前に実施。
ついに公開を迎え、井浦は「この作品は、去年の夏に撮影しました。まだ1年たっていないのですが、こうやって初日を迎えると“ようやく来たか”という気持ちになりました。それは前作、『ニワトリ★スター』が4年前に公開した時から、自分の気持ちがずっと続いていたのかな、と改めて確かめながら初日を迎えました。」と実感を交えながら喜びを語った。

成田凌③

成田は「『ニワトリ★スター』は自分の原点でもある作品。そんな作品の公開から4年たち、再構築してここにまた改めて“ありがとう”という気持ちです。自分が『ニワトリ★スター』で育てられ、本日『ニワトリ☆フェニックス』に羽が生え、全国に羽ばたいていき、みなさんにどう届くかすごく楽しみです。」と期待を込めて語った。

紗羅マリー②

紗羅マリーは「4年前の『ニワトリ★スター』公開からさらに2年前、6年前に監督にひょいっと拾われて映画の世界に飛び込んだ感じなのですが、そこからまた同じスタッフで参加させていただいて、しかも同じ“月海”という名前まで、また違う生き方を演じる事が出来て、本当に幸せな夏でした」と振り返った。かなた監督は「本作は前代未聞と言われていて、続編とも違う、セリフリメイクとも違う、やり直しムービーです(笑)。こんな時代だから辛い事もいっぱいありますが、一回そういう常識をぶっ壊してやり直す、という事をしたかった。」と明かした。

MCより役どころについて聞かれると、草太と楽人を演じた井浦と成田は「ふたりは幼馴染で、地元で二人はずっと遊びながら一緒にいて…」と答え始めるが、公開前の舞台挨拶という事で、答えづらいようで…。「2人に関しては『ニワトリ★スター』と『ニワトリ☆フェニックス』の草太と楽とは地続きと考えていいのかな?そんな2人です。」と答えた。監督からも、「紗羅演じる“謎の花嫁”は“謎の花嫁”のままだから、何も話せないよね」と笑いを誘い、「でも、入場者プレゼントの漫画“ニワトリ☆ロックンロール”を読んでいただければ、『ニワトリ★スター』が『ニワトリ☆フェニックス』になった、ちょっとしたイタズラというか秘密が描かれています。」と話すと、井浦から「自分たちも知らされていなかったので、これを読んで、“そうだったのか!”と驚きました」とびっくりしたことを告白。

かなた狼監督②

本作と『ニワトリ★スター』と比べ、撮影時に注力した点を聞かれると、かなた監督は「『ニワトリ★スター』は初監督作品だったので、死に物狂いでした。みんなとも意見のぶつかり合いなどを経て、『ニワトリ☆フェニックス』では、前作で培った信頼関係で、自由奔放に旅をしてほしかった。脚本も7割くらいでとめていて、2人の会話に任せるところもありました。紗羅なんかいきなり来て重要なシーンを撮って、さっと旅立っていったもんな」と笑いながら語った。

井浦は「『ニワトリ★スター』の時より、現場での監督の笑顔が増えていたのが印象的だった(笑)」と語り、「監督が一番気持ちよく現場の真ん中にいる姿が周りに伝染して…。監督がずっと笑っていたので、こちらもリラックスできました」と、楽しい撮影であったことを振り返った。

伊勢志摩での撮影を振り返り、かなた監督は「ご覧になった皆さんも、一緒になって旅した気分になっていただいたら。いろんなことが難しい時代なので、そういういい気分にちょっとでもなってほしいなと思いました。今から、その旅を楽しんでいただけたらなと思います。」とアピール。

井浦も「監督は最高のロケ地を選んでくれたな、と思いましたね。」と振り返り、「地域の皆さまが映画を撮るという事を受け入れてくれていて、どこに行っても撮影しやすい環境を作ってくださっていてました。」というと、成田も「本当にあったかくて気持ちよくなっちゃって…寝て起きたら撮影が終わってました」と会場を笑わせた。

かなた監督から「極端な事も描いているんですが、深く考えずに、旅のハプニングも含めて素直に楽しんでいただけたら。こういう時代に生まれた作品ですが、映画のバカバカしさを思う存分に楽しんでいただけたらと思います」という見どころでを語り、終始笑いに包まれた舞台挨拶は幕を閉じた。

★fix 『ニワトリ☆フェニックス』本ポスター

『ニワトリ☆フェニックス』
■STORY
なにかから少しだけ逃げたかった―。
2人の青年、草太と楽人は いるはずもない火の鳥を探す旅に出た。 それぞれの人生に漂う暗い影から、 “少しだけ逃げたかった”束の間の逃避行。
物語と並行する謎の花嫁の存在。 裏社会の追手、寂れた妖怪スナック。 SM嬢の一味や、農業ラッパー、自転車旅の青年、穏やかな僧侶、誰もいない映画館の館長などなど。 あてもなき珍道中で主人公が出逢う奇妙な連中や、
人生のヒントをくれる様々な登場人物。 果たして主人公達が探す火の鳥とは??
笑って、泣いて、また笑う。

■キャスト
井浦新、成田凌、紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、奥田瑛二、ジョーブログ(YouTuber)、都若丸、佐藤太一郎、シャック、マグナム弾吉 ほか

■スタッフ
脚本・監督:かなた狼
企画:GUM株式会社(Gentle Underground Monkeys Co,Ltd.)
製作プロダクション:GUM株式会社
©2022映画「ニワトリ☆フェニックス」製作委員会

■公式サイト
Twitter @hinotoritamago
Instagram @hinotorinotamago
Tiktok @niwatori_phoenix

■前作『ニワトリ★スター』とは
東京の片隅にある奇妙なアパート”ギザギザアパートメント”
深夜のバーでアルバイトをする草太と楽人は自堕落な生活を送っていた。
これといった人生の目標もなく、大都会東京の底辺でだらだらと日々を過ごす二人。
それなりに楽しくも、互いの知らない心の葛藤や変化。いつかは終わる日々。
そして様々な登場人物が織りなす群像。
2018年公開の”ギザギザ傷だらけ大人のファンタジー”

『ニワトリ☆フェニックス』全国公開中!