2020年2月横浜港、乗客乗員56ヵ国 3,711名,感染者数不明、治療法不明―
最前線で守るべきは、この国か、目の前にある命か。
未知のウイルスに< 最前線 >で挑んだ事実に基づく物語を映画化
動員ランキング2週連続3位!
観客動員80万人、興行収入11億円突破の大ヒットを記念して
小栗旬、増本淳プロデューサー
物語の始まりの地・横浜での舞台挨拶に登壇!
小栗旬、週末に日本縦断!3,000km越え!
ついに沖縄でダイヤモンド・プリンセス号と”対面“
2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品である映画『フロントライン』が6月13日(金)より全国公開となった。
物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヵ国の3,711名。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で<最前線> に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった―。
6月13日(金)より上映がスタートした本作、オープニングは観客動員数25万人、興行収入は3億4699万円を記録し、動員・興行収入共に堂々の3位発進となった!オープニングの週末観客動員数&興行収入としては、『劇場版 トリリオンゲーム』『#真相をお話しします』に次いで2025年公開の実写邦画作品としては第3位の成績で、2025年に公開したオリジナル脚本の邦画実写作品の中では第1位のオープニング成績を記録!
公開2週目を迎えても好調をキープし、動員ランキング2週連続3位にランクイン!観客動員数80万人、興行収入は11億円を突破!(2025年6月29日(日)時点)最終興行収入20億円も視野に入る、大ヒットを記録している。
早速、SNS上では「素晴らしい映画でした」、「素晴らしい以外に言葉が見つからない。デッキに出て電話するシーンで号泣しちゃったよ」、「涙が止まらないくらい登場人物たちに感情移入しました」、「仕事を頑張る勇気がもらえました」とたくさんの声が多く寄せられ、5年前に誰もが経験したパンデミックを題材にしていることから、「胸に迫るものを感じた」、「とても誠実な映画。その分、重くて苦い。観れて良かった。」、「この映画はあのニュースを見ていた全員が必須で観るべき映画だと思いました。」「号泣した。あの時ニュースの向こうで見てたあの船の中 あんな事が起きていたとは」と、あの時、あの船で起きていた知られざる物語に反響が続々と寄せられている。
映画公開から3週目に入りたくさんの感想が届くなか、6月28日(土)に大阪での舞台挨拶に登壇した主演の小栗旬と本作の脚本・プロデュースを務めた増本淳プロデューサーが、大阪の舞台挨拶に引き続き、物語の舞台となった横浜での舞台挨拶に登壇!
さらに、小栗が沖縄に停泊していたダイヤモンド・プリンセス号を実際に見に行ったことも明かされるなど、ここでしか聞きけないエピソードが満載の舞台挨拶となった。
災害派遣医療チーム(DMAT)とは
Disaster Medical Assistance Team
大地震、航空機事故、大規模災害、感染症のまん延など、医療体制が逼迫する事態において、迅速に被災地に駆けつけ、命を守るための専門医療チーム。医師・看護師・業務調整員(救急救命士、他医療職、事務職員)から構成され、主に発災直後の急性期(約48時間以内)に活動を開始する災害医療のスペシャリスト。2020年ダイヤモンド・プリンセス号 新型コロナウイルス集団感染において、専門外である感染症への対応にあたり、未知のウイルスに< 最前線 >で挑んだ。
<イベントレポート>
6月13日(金)に劇場公開され、初週から大ヒットスタートを切った映画『フロントライン』。公開3週目を迎え、観客動員80万人、興行収入11億円(6月29日(日)時点)を突破したことを記念し、昨日28日(土)の大阪での舞台挨拶に続き、本作の舞台となった横浜での舞台挨拶が行われた。
満席の客席に、主演の小栗旬、そして本作の脚本・プロデュースを務めた増本淳が登場すると、客席からは大きな拍手が送られた。小栗は、「この映画がますます多くの方々に届いたら嬉しいです。」と、増本プロデューサーは、「10億円突破ということは、DMATの皆さん、そしてこの災害に対して尽力した方々の頑張りや苦労が、多くの人々に届いているということだと思っています。」と、感慨深い様子で挨拶をした二人。
公開後の反響を聞かれた小栗は、「医療従事者の方から『あの時の自分たちを肯定してもらった。』と、お手紙をいただいたんです。自分たちもそう言ってもらえたことで、改めてこの映画を作ってよかったと思えました。」と感謝のメッセージ。増本プロデューサーは、「意外だったのが、『すごく反省しました』という声が多かったんです。あの時、船から降りて来ないでと思っていた人たちから、『こんなに苦労していた人がいたことを知って反省した』という声をいただいて。」と意外な反応があったことを明かし、「僕は反省して欲しいという気持ちよりかは、『みんながみんなを温かい目で見れるようになったらもう少し良い世の中になるんじゃないかな。』という思いを込めて作りました。今日もそういう風に届いてほしいです。」と、観客にメッセージを送った。
リピーターも続出している本作。MCが、「今日初めて観る方は?」と客席に呼びかけると多くの手が挙がり、「初めて見る方は『1ライン』、2回目は『2ライン』と言うんです。」と明かされると、小栗が、「本当ですか?(笑)」とツッコむ場面も。中には5ライン(5回目の鑑賞)という観客もいて、二人も驚きの様子だった。
増本プロデューサーの耳にも、「3回目でも泣いて、4回目でも泣けました」との声が届いているとのことで、その理由を、「ストーリーを追いかけるような物語だと途中で飽きてくることがあると思うんですが、今回は小栗さんはじめキャストの演技が本当に素晴らしいので、何度見てもその表情だけで胸が打たれると思うんです。何回観ていただいても、良い作品になっていると思います。」と話した。それに小栗も同意し、「僕も2回目観た時に、桜井さんの記者の役が絶妙に揺れ動いている様が見えて素敵だなと思いました。」と、2回観たからこそ気付けたこともあったと語った。
本作の舞台となった豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号が寄港した地、横浜での初めての舞台挨拶となったが、ここで小栗から、実は昨日28日(土)の大阪での舞台挨拶後に、沖縄に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号を見に行ったことが観客に発表されると、客席からはどよめきの声が!
本作で森七菜が演じている豪華客船のクルー・羽鳥寛子のモデルとなった元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルー和田祥子さんが沖縄在住ということで、和田さんも合流し二人で本物のダイヤモンド・プリンセス号を見たそうで、実際に沖縄でダイヤモンド・プリンセス号を見た小栗は、「本当に大きかった!」と感動した様子。ダイヤモンド・プリンセス号をバックに和田さんと撮った写真も紹介され、小栗から、「和田さんは現在はクルーとして働いてはいませんが、船内でDMATの方とご一緒する中で、DMATメンバーから『医療が向いていると思う』という声をもらったことをきっかけに、今鍼灸師の勉強をしているそうです。」と、船内での活動が和田さんの道を変えるきっかけになったというエピソードも明かされた。
昨日の大阪での舞台挨拶で、「“結城”をもう一度演じたい。」と発言したことに話が飛ぶと、小栗は、「DMATという組織は今現在もいろんなところで活躍していて、実は、ダイヤモンド・プリンセス号の後に起こった事件の時にもDMATが活躍していたという話を増本さんから聞きました。そういうことを聞くと、自分が演じさせてもらった役は、再び集まることができると思ったんです。」と話し、観客からは拍手が。これを聞いた増本プロデューサーは、「僕はこの作品が終わった後も、今日結城は何しているんだろう?仙道は災害地にいるのかな?と考えてしまうんです。もし描けるような機会がいただけるなら、いくらでも描きたいです。」と、次回作への意気込みを語った。
昨日の大阪に引き続き、事前に公式SNSで募集された質問に答えるQ&Aコーナーも実施!
「これから、コロナを知らない世代がこの映画を観ることも増えてくると思いますが、そのような人たちにどんなことをこの映画を通じて感じてほしいですか?」という質問に小栗が、「どう思うんでしょうね、、、実際、その時の学生さん達の話を聞くと思い出作りが失われてしまったと聞きました。どう説明していいのかが難しいですよね。」と、言葉を詰まらせる場面も。増本プロデューサーは、「映画を観て思ってほしいことは、もしまた災害が起こった時の人と人との関わり方や、優しさやリスペクトはいつの時代になっても同じだろうなと思うので、そういうところはこれからの観る方の材料になるかもしれないです。」と語った。
続いて、「この作品と出会う前と後で感じ方が変わったことは?」との質問に小栗は、「過酷でしんどい時こそ、余裕を持てる人になりたいと思ったことですかね。」と一言。増本プロデューサーは、「今回観た人から、本当に真剣で温かいメッセージをたくさんいただいたんです。僕は今まで『これをわかって!』という、ちょっと強引なモノづくりをしていたかもしれないんですけど、今回は関根監督の力もあって、だいぶ引いて作ったんです。その結果、いつも以上に(お客様に)伝わっているなと感じました。」と話し、「お客さんを信じて、もっと委ねた方がかえって伝わるんだなということが学べました。」と、この作品をつくる前とつくった後で自身の作品づくりに変化があったことを明かした。
最後に、増本プロデューサーは、「こんなにいっぱいのお客様の前に立てること、そして小栗さんと二人で舞台挨拶に立つというのは本当に感慨深いです。オリジナルの映画はなかなか企画が通りづらいのですが、実現しないんじゃないかなと思った時に小栗さんに電話したら『やるべきだよ』と言ってくれて始まったプロジェクトでした。その電話から丸2年経って、二人で満員のお客さんの前に立てていることが今風に言うと”エモくて“(笑)。皆さんの映画になっていると思いますので、ご家族や大切な人とこの作品の話をして欲しいなと思います。」と話し、小栗は、「『フロントライン』ような作品を皆さんに届けられたことは、本当に役者をやっていてよかったなと思います。よく皆さんに、『この作品を育てていってほしい』と言うことがあるのですが、この作品も皆さんそれぞれが育てていってくれたらいいなと思います。そして、皆さんの応援で僕らがまた違うフロントラインに立てるかもしれないので、どうぞよろしくお願いいたします。」とメッセージを送り、舞台挨拶は終了となった。
(オフィシャルレポートより)
<あらすじ>
2020年2月、乗客乗員3,711名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスの感染が確認されていたこの船内では、すでに感染が拡大し100人を超える乗客が症状を訴えていた。出動要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医療チームだった。対策本部で指揮を執るのはDMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚労省の立松信貴(松坂桃李)。船内で対応に当たることになったのは結城とは旧知の医師・仙道行義(窪塚洋介)と、愛する家族を残し、船に乗り込むことを決めたDMAT隊員・真田春人(池松壮亮)たち。
彼らはこれまでメディアでは一切報じられることのなかった<最前線>にいた人々であり、治療法不明の未知のウイルス相手に自らの命を危険に晒しながらも乗客全員を下船させるまで誰1人諦めずに戦い続けた。
全世界が経験したパンデミックの<最前線>にあった事実に基づく物語―。
【作品情報】
■タイトル:『フロントライン』
■公開日:6月13日(金)
■出演者:
小栗旬
松坂桃李 池松壮亮
森七菜 桜井ユキ
美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一
窪塚洋介
■企画・脚本・プロデュース:増本淳
■監督:関根光才
■製作:「フロントライン」製作委員会
■制作プロダクション:リオネス
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■クレジット表記: © 2025「フロントライン」製作委員会
■オフィシャル:公式サイト FRONTLINE-MOVIE.JP/公式X @frontline2025/ハッシュタグ #映画フロントライン
絶賛上映中!