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映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』コメント映像と本編&メイキング映像を掛け合わせた特別映像2本解禁!

映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』

撮影の裏話も大公開!綾野×柴咲×亀梨が贈る特別映像!
感想編 & 共演編
二本同時解禁!

「芝居合戦というよりはノーガードの撃ち合い」、
「お芝居をする側としてのワクワク感」 (感想編)
「とてつもない緊張と高揚が連鎖した」 (共演編)
役としての人生を全うしたキャストが語る、それぞれの「でっちあげ」
<特別映像&場面写真解禁>

FIX本ポスタービジュアル

「死に方教えてやろうか」と教え子を恫喝した史上最悪の「殺人教師」。
2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。
20年前、日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件。報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展。しかし、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるのであった。第6回新潮ドキュメント賞受賞、福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)を映画化。

主人公の薮下誠一を演じるのは綾野剛。『ヤクザと家族 The Family』(2021)、『カラオケ行こ!』(2024)など国内外で高く評価される作品への出演が相次ぎ、2024 年には Netflix シリーズ「地面師たち」で社会現象を巻き起こすなど常に先頭を走り続けている。監督は三池崇史 。『悪の教典』(2012)、『初恋』(2020)、『怪物の木こり』(2023)など映画での活躍は言わずもがな、2025 年には TV ドラマ「新・暴れん坊将軍」でも監督をつとめるなど精力的に活躍の場を拡げ続ける。また共演には柴咲コウ、⻲梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら、現代日本映画界で欠かすことのできない実力派キャスト陣が、三池が語る「冷静な恐怖」を体現すべく【本気の演技合戦】を繰り広げる。物語より奇妙で恐ろしい事件の記録を基に、心臓を締め付けるような緊張感で満たされた時間を作りだした。

二つの特別映像を同時解禁!
役者たちが作り上げた、究極のエンタメ!

先日、「世にも<奇妙>な家庭訪問」と題し、殺人教師の疑惑をかけられた薮下(綾野)とその対象とされる児童・拓翔への体罰を訴える母親・氷室律子(柴咲)、双方の主張をもとにした回想シーンの本編映像を公開すると、「どっちもヤバいじゃん…!」「震えが止まらない、、」「二人とも演技力すごすぎ」と期待の声が続出した本作。この度、コメント映像と本編&メイキング映像を掛け合わせた特別映像が到着!「感動編」「共演編」の2本を同時解禁する。

感想編では、
薮下誠一役の綾野、氷室律子役の柴咲、週刊春報の記者・鳴海三千彦役の亀梨が、それぞれのキャラクターに絡めて、本作の感想を語った。
映像に登場する朝の薮下家での1シーン。顔面蒼白の薮下が震える手で持った週刊誌には、自身の名前とモザイク入りの顔写真が添えられた記事。テレビからは「悪魔のような教師」と読み上げるアナウンサーの声が聞こえ、玄関前には何十人もの報道陣が押し寄せる。こうして、世間に追い詰められた薮下を演じた綾野は、「彼(薮下)があらゆることに巻き込まれていくわけですが、“巻き込まれている”という見方だけが正しいのかといわれると、それも違う気がする」とひときわ多くの登場人物と接した綾野ならではの視点で作品を振り返る。また本作の見どころの一つでもある豪華キャスト陣との共演について「芝居合戦というよりはノーガードの撃ち合いのよう」と語っている。

同様に律子役の柴咲も「お芝居をする側としてのワクワク感」「『綾野さんとバチバチできるのかな?』みたいな」と俳優としての高揚感があったことを振り返る。また律子を演じるにあたっては「確固たる強さ」を表現するために、瞬きを控えるなどして目に見える形でも役作りを工夫したと言う。
一方で、「記者としての正義・使命」を全うすべく事件を追いかける鳴海役の亀梨は、「人間の複雑さ」「一つの答えには辿り着かないもどかしさが、この映画の魅力」だと語る。そして、自身の役について「記者としての正義や使命が役としてあったと思う」と振り返り、その表現の仕方について強弱を大事にして演じたことを明かした。
「あらゆることはそんなに単純じゃなくて、角度によって全部違う。」と、最後に綾野は言う。監督・三池崇史が作り上げるエンタメ作品としての面白さを感じながら、作品の中で薮下の人生を生きたようだ。

共演編では、
今回の共演でのお互いの印象を振り返った。綾野が「とてつもない緊張と高揚が連鎖した」と語るのは、律子の供述をもとにした家庭訪問の回想シーン。片手にタオルを持ちながら、靴下のまま部屋に入ってくる薮下。濡れた前髪から覗く目は、狂気に満ちている。このシーンについて綾野は、「柴咲さんから出ている律子のムードを受け取れたので、あの薮下が生まれた」と、柴咲あってこその演技だったと話した。一方で、柴咲も綾野に対して、一つ一つの仕草を挙げながら「薮下先生の振る舞い方を作るのが本当に上手だった」と絶賛する。

カラスの鳴き声が不気味に響く薮下家の玄関前のシーンには、14年ぶりの共演となった綾野と亀梨の姿が。亀梨は、このシーンは「役として(綾野に)しっかり突っ込んでいけるか」が肝だったといい、綾野の現場での出で立ちや向き合い方に「真似したくてもできない」と感動を伝えた。また、綾野も「(亀梨に)引き出されて、見たことのない声やパワー」が出たようで、「(役を)ちゃんと自分ごととして捉えている姿」に改めて感銘を受けたと語った。

さらに、綾野は監督の三池崇史の印象について、「俳優が何をするかということを受け止めてくださる」と話し、綾野が何パターンか提案(演技)した後、いずれかを選択する形で撮影を進めたとの裏話を明らかにした。「全体の空気が凍る」「怖かった」「ヤバすぎる」と、綾野・亀梨・三池の男性陣三人が口を揃えて話した柴咲の渾身の“怪演”にも要注目だ。

さらに、キャラクターの人となりが垣間見える場面写真も解禁!

解禁画像①

今回、特別映像と一緒に解禁になった場面写真は三点。
薮下は、校長・段田重春(光石研)の指示で保護者懇親会に出席していた。児童・氷室拓翔への体罰があったとして、保護者に向けて謝罪と説明をするという意図のもと開かれたのだが、律子も出席するこの会で、必死に何かを訴えかける薮下の鬼気迫る表情が事態の重さを物語っている。

解禁画像②

続いて、夫・氷室拓馬(迫田孝也)を従えて学校に乗り込む律子のシーンのカット。黒のジャケットを羽織り、シャツのボタンは一番上まできっちりと締めた律子。すれ違う児童には目もくれず鋭い眼差しで進むその姿からは、息子を守る母親の強い意志が感じられる。

解禁画像③

鳴海は、週刊春報の編集部で上司である編集長・堂前(髙嶋政宏)にでき上がった原稿を見せている。鳴海の気概に押された編集長は、実名での報道に踏み切るのだが…。身を乗り出し真剣な表情で訴えかける鳴海の姿が印象的なカットとなっている。

物語より奇妙で恐ろしい事件のルポルタージュを豪華俳優陣で映画化。現代社会に実在する闇が耐え難い緊張感と底知れぬ絶望
感で体現された問題作は、6月27日(金)より全国公開する。続報にも、ご期待いただきたい。

◆特別映像「感想編」(4分49秒)

◆特別映像「共演編」(5分38秒)

<STORY>
2003年
小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。
体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。

これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)が“実名報道”に踏み切る。
過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。

一方、律子を擁護する声は多く、“550人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。
誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは―
「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認だった。

これは真実に基づく、真実を疑う物語。

サブ②

サブ⑥

<作品情報>
タイトル:『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』
公開日:6月27日(金)全国公開
出演者:
綾野剛 柴咲コウ
亀梨和也
大倉孝二 小澤征悦 髙嶋政宏 迫田孝也
安藤玉恵 美村里江 峯村リエ 東野絢香 飯田基祐 三浦綺羅
木村文乃 光石研 北村一輝
小林薫

監督:三池崇史
原作:福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)
脚本:森ハヤシ
制作プロダクション:東映東京撮影所 OLM 制作協力:楽映舎
配給:東映
©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会

《映画公式ホームページ》:detchiagemovie.jp
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6月27日(金)全国公開