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大沢たかお、「俳優生命をかけた作品」と自信!賀来賢人&岩田剛典は初共演に「嬉しかった!」 映画『AI 崩壊』完成報告会見

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映画『AI崩壊』の完成報告会見が、12月17日、東京・品川プリンスホテルにて行われ、主演の大沢たかおをはじめ、共演の賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和と、入江悠監督が登壇した。

『22 年目の告白-私が殺人犯ですー』の入江悠監督が手掛けた本作は AI が生活に欠かせない存在となった 10 年後の2030年の日本が舞台。天才科学者の桐生浩介が開発した AI が突如暴走し、日本中がパニックに堕ち、テロリストとなった桐生は逃亡者となる…。AIが全国民の“生きる価値”を選別し殺戮を始めるという、スリリングかつリアリティ溢れるサスペンス超大作だ。主人公・AI 開発者の桐生浩介役を大沢、桐生の義理弟で AI を管理する会社の代表を務める西村悟を賀来、桐生を追い詰める天才捜査官桜庭を岩田、独自の捜査で桐生を追う刑事コンビを三浦と広瀬が演じる。

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完成作品を観た感想を、大沢は「息もつけないほどハラハラドキドキで進んでいって、この映画がどうなっていくのか予想がつかないということが、自分が観ていても感じましたし、ものすごいスケールともの凄いエネルギー。久しぶりに自分の中では体験できた日本映画だと思います」と満足気。

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賀来は「台本だけでは想像できない部分や、CG部分などがあり、完成したらどうなるんだろうと思っていたんですが、今回は1作品として客観的に凄く面白い作品を観てしまったという感覚でした」とコメント。

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岩田は、「今作はオリジナルストーリーで超大作であり挑戦作。そんな作品に参加できてとても光栄です」と挨拶し、「人口知能という大きなテーマを扱った映画ですが、ド迫力のカーアクションも凄かった。個人的には理事官の役だったので操作室の中でのお芝居が多く、大沢さんが逃走劇でいろんなアクションをされているのを見て、(室内にいて)申し訳ない気持ちになりました」と苦笑い。

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広瀬は「CGでは、岩田さんもずっとグリーンバックに向かって話されていましたし、どうなるんだろうと思っていました。完成作品はスケールが大きくて迫力があって感動しました」と。三浦は「出来上がりを観て、こんなにステキな映画になったんだと思ったのが素直な感想です」と話した。

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入江監督は「今の社会の地続きであって、リアリティーをもって観客の皆さんに観てもらいたかったので、生々しく受け取ってもらえたら」とこだわりを述べ、それゆえにCGだけに頼らない撮影も遂行したという。大沢は「3週間、ずっと走っていましたからね。貨物船を貸切って、その中で逃走劇を繰り広げたり、街を封鎖して車を渋滞させたりと。地下道の撮影は、大阪の大きな下水管で撮ったんです」と明かし、「CGに頼らない、体当たりの日本映画の大作にならなければいけないと思って必死になってやりました」と、演技の苦労とそれを達成した充実感を滲ませた。

警察官の理事官を演じた岩田は「難しいんじゃないかなと思っていたら、監督から桜庭のプロフィールをもらって経歴を追ったら、飛んでもない天才だった。紺色のスーツ、髪をピッシリと七三に分けたことで助けられたと思います」と役に臨んだ様子。

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また、今作は初共演が多いキャスト陣。特に共演シーンが多い大沢と賀来。大沢は賀来の印象を「感性が豊かで誠実に役と向き合っていたので、クランクイン初日から気持ちよくやることができました」と言い、賀来は「質問攻めになるくらい話をさせていただいて、その中で関係性を築けることができてありがたかったです」とニッコリ。休憩中は雑談もしていたそうだが、「芸能人はどんなマンションに住んでいるか・・・という話をしていました」とし、「その時は二人だったので、さっき岩田くんにも話たら、『僕も(話に)入りたかったです』って言ってて(笑)」と3人で顔を合わせて笑った。

賀来と岩田は同い年だが、岩田について賀来は「同い年でこうも違うんだって、その華やかさにちょっとへこみました(笑)」と言いつつ、「同い年で現場をご一緒することがあまりないので嬉しかったし、頑張ろうという気持ちになりました」と岩田を見やると、岩田も「同じ思いです。同世代として映画を一緒に作れるのは嬉しいです。共演シーンはあまり多くないんですが、楽屋ではいろんな話ができて楽しかったです」と共演を喜んでいた。

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三浦は「刑事役は何回もやっていますが、女性とバディを組むのは初めて。女性が隣にいるのは心地いいものですね」と笑うも、「でも、彼女は初日はインフルエンザ、最後は胃腸炎でしたね」と暴露。「前日は緊張して眠れなかった」と話す広瀬は恐縮しきりだった。

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「大変だったシーンは?」と問われた大沢は、「大変じゃなかったシーンがないくらいです(笑)。生きて帰れるかと思ったくらい」と、撮影の過酷さを伝え、最後に「2年くらい休んでいて去年くらいにようやく現場に戻ってきた。そんななか、メーター振り切っている一番挑戦している作品だけをやって俳優人生を終えようと決めていた。こんなに難しい作品をそれだけのお金をかけて勝負するところにロマンを感じて、自分の俳優生命をかけてぶつからないといけないと思って参加した作品。みんながこれをチャンスと思って必死になったエネルギーのある作品です。ぜひ劇場に足を運んでいただければ」と力強く作品への思いを語り、会見を締めくくった。

監督:脚本:入江悠(『22 年目の告白―私が殺人犯ですー』)
出演:大沢たかお 賀来賢人 広瀬アリス/岩田剛典/髙嶋政宏 芦名星 玉城ティナ 余 貴美子/松嶋菜々子 三浦友和
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2019 映画「AI 崩壊」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/ai-houkai/

2020年1月31日(金) 全国公開