映画『10万分の1』の初日舞台挨拶が、11月27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、W主演の白濱亜嵐（EXILE/ GENERATIONS from EXILE TRIBE）と平祐奈をはじめ、共演の優希美青、白洲迅、奥田瑛二、三木康一郎監督が登壇した。
本作は宮坂香帆の大ヒット漫画を原作に、人と人のつながりの素晴らしさを描き、どんな逆境にも立ち向かう力をくれる感動の純愛ラブストーリー。学校中の憧れの存在・桐谷蓮と蓮に想いを寄せる桜木莉乃が晴れて両想いとなるのだが、莉乃に10万分の1の確率と言われる病にかかってしまう。桐谷蓮役を白濱、桜木莉乃役を平、莉乃の親友・橘千紘役を優希、連の親友であり千紘の恋人・比名瀬祥役を白洲が務め、莉乃の祖父を奥田が演じた。
蓮を演じたことについて、白濱は「終始莉乃ことを大切に見守っているので、温かい目で莉乃を見ている気もちでいました」と言及。
一方の平は「16歳の女の子が難病になってしまうということなので、実際にALS患者の方にお会いしてお話を伺って、ALSという病気を知るところから始めました。私自身、この映画が病気を知るきっかけになりましたし、ALSと莉乃と向き合いました」と述べる。
優希が、「桐谷がまっすぐに一途に莉乃を支えていたので、私も（莉乃の）姉的な存在で支えていました」と言うと、白洲は「もちろん本人が一番ショックを受けているけれど、周りの人たちも心に傷を負う。比名瀬としては、親友の蓮、恋人の千紘をどう見守っていくかというところを大切にしました」とコメントした。
以前から白濱と交流がある奥田は、白濱と良く一緒にお酒を交わすそうだが、「コロナ禍の前にどっちが（酒が）強いか飲み比べをしたら、僕は翌日に記憶があったのに、白濱は何も覚えていないんです。『お前、いい体してるな。見せてみろ』と言ったら、『はいー！』って見せたのに、次の日に『絶対にそんなことしてません!』って覚えてない。白洲くんも前から知ってるけど、俺はお前らより強いんだぞって見せたいんですよ。現場では変なおじさんにならないようにしようと思いました(笑)」とジョークを交えながら話しつつも、4人に対して「テーマを持っている物語だが、自分のこととして理解し、自分のことにして演じる、優秀な俳優陣です」と太鼓判を押した。
そんな奥田に対して、白濱は「大好きで尊敬している方なので、共演できて本当に嬉しかったです。僕はオムライスを3人で食べるシーンが好きです」と奥田を見やる。平は「最初に、こんなダンディーな方が私のおじいちゃん？って思って。ステキなパワーを持った方。凄く安心感があってステキな時間を過ごさせていただきました」と共演を喜んでいた。
最後に白濱が「2人の恋愛を通してALSという病気があるということを知って、記憶してもらえたら嬉しいです」と挨拶。さらに「GENERATIONSメンバーと一緒にこの映画の試写を観たんですが、みんな感動して。小森（隼）っていうのがいるんですけど、号泣してました。そこで、メンバーで映画のキャッチコピーを考えてもらったので、その中で一番良かった小森のキャッチコピーを発表します」と突然宣言した白濱だったが、「キュンとぴえんが入り交ざる、人との距離があるいまだからこそ、誰かを思って･･･みたいな？」と紹介。すかさず、平に「覚えてないじゃん！」とツッコミを入れられ、しどろもどろに。
すると、監督が「『ぴえん』って何なの？ 奥田さん知ってます？」と言い出し、白濱がポーズをつけて「泣く・・・っていう」と説明する一幕も。
続いて、平は「皆さんも周りにいる人を大切にして、一緒に歩いていただけたらと思います。記憶に残る、心に残る作品になってくれると嬉しいです」とメッセージを伝え、イベントを締めくくった。
映画『10万分の1』
《 ストーリー 》
告白して気まずくなるくらいなら友達のままでいい。学校中の女子はもちろん、男子からも憧れの存在である桐谷蓮（白濱亜嵐）に想いを寄せる桜木莉乃（平祐奈）は、そう思っていた。ところがある日、蓮の方から打ち明けられ、誰もがうらやむ両想いの日々が始まる。2人で過ごす時間が何よりも大切なものに変わる頃、「10万分の1」の確率でしか起こらない、ある運命が降りかかる──。
■出演：白濱亜嵐（EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE） 平祐奈 優希美青 白洲迅 /奥田瑛二
■原作：宮坂香帆『10万分の1』（小学館 フラワーコミックス刊）
■監督：三木康一郎
■脚本：中川千英子
■配給：ポニーキャニオン 関西テレビ放送
■コピーライト：©宮坂香帆・小学館／2020映画「10万分の1」製作委員会
■公式サイト：https://100000-1.com/
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