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韓国ドラマ「カッコウの巣」チャン・ソヒ 最新インタビュー

一大社会現象を巻き起こした視聴率40%超えの大ヒット作「妻の誘惑」に主演し、一躍、復讐劇のクイーンとなったチャン・ソヒ。韓国、日本をはじめ広くアジア圏のファンを魅了し、躍進を続ける彼女が、ついに4 年ぶりに韓国ドラマに帰ってきた! より進化し匂い立つような成熟した美しさとともに、放送前から話題を巻き起こした期待値MAX のドラマがついに登場!主演チャン・ソヒ 最新インタビュー。

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――4年ぶりのドラマ復帰作ですが、「カッコウの巣」に出演したきっかけは?
これまで、中国と韓国で愛されてきた作品の多くが、復讐など強烈なストーリーを持つ作品でした。その路線上でさらに、母性愛が加味された変化を試みることができたらと思っていました。「カッコウの巣」はちょうどその流れにぴったりな作品だったので、出演を決めました。

――ヨニのキャラクターを簡単にご紹介ください。
良い家柄に生まれ、温室の中の草花のように大切に育てられた女性です。愛する人に出会いますが結局、家族の反対で身ごもった子供も失い、男も交通事故で死んでしまいます。ヨニは多くの心の傷を持って別の男と結婚することになるのですが、この間の出来事のため、子供を生めない体になっていました。夫の実家では男の子を生むことを要求し、代理母という極端な方法を使用することになるのですが、なんとやってきた代理母は、死んだ昔の恋人の妹で、復讐のためにヨニに接近してきて……そんなストーリーです。母性愛と女性の間の復讐劇が登場するというジャンルのドラマです。

――ヨニというキャラクターを演じる上で、最も神経を使ったのはどんな部分でしょう。
復讐劇というのは私もよく演じてきたジャンルです。そこに母性愛を表現する上で、私もそれなりのキャリアを積んきているので、これまで見てきた周囲の友人たちや、自分の甥や姪たちのことを考え、それを土台に想像力を最大限に駆使して演じました。

――ヨニというキャラクターに共感できる部分はありますか?
ヨニのことを思うと、本当にかわいそうで。一般的に考えれば、代理母で子供を生むなんてとても考えられない気がします。しかし、夫を愛していて、夫の実家では切実に子供を望んでいて、でも自分は子供を生めない体だ。そんな状況に直面すれば、誰もが一度は代理母を考えることがあるかもしれません。それにヨニの役を演じるには、彼女に共感できなければならないんです。共感ができない部分は無理にでも共感できるように努力しました。

――代理出産をし、ライバルとなるファヨン演じたイ・チェヨンさんとの共演はいかがでしたか?
チェヨンさんとは仲が良かったんですよ。仲が良すぎて、演技の呼吸はバッチリでした。面白かったのは、2人は体をぶつけ合って揉める場面が多かったのですが、チェヨンさんは私より背が高くて体格も立派だし、力ではとても対抗できません。それで「私がそっと押すから、先輩は大きく倒れてください」「わかったわ。私が押したら、あなたも大きな動作で倒れて」といった具合に、事前に打ち合わせました。まるで、女同士が1つのパートナーみたいでした。このドラマは、男性の比重が大きくないんです。それでチェヨンさんとは、お互いにパートナーだと考えて演技をしようと言って、それで2人の呼吸はピッタリ合いました。

――チェヨンさんと共演して、NGシーンや記憶に残るエピソードなどあれば教えてください。
記憶に残っているのは、ファヨンが水に飛び込んで自殺しようとするのを、ヨニが助けるシーンですね。とても寒い現場で、苦労して撮影したのですが、メイキングを撮ったのを見ると、笑い声しか聞こえないんです。「寒いよー!」と言って笑いながら、和気あいあいとした雰囲気で撮影をしたんです。ドラマの中ではすごく深刻な場面なんですよ(笑)。でも、私たちはとても楽しく撮りました。

――子役でジヌ役を演じたチョン・ジフン君は、涙の演技が話題でした。ソヒさんが演技についてアドバイスをしたことは?
ジフンくんは感情に没入するのが本当に上手いんです。涙のシーンの前に、監督がわざと叱りました。「ダメだ。なぜ分からない」って。そうしたら、本当にぽつりぽつりと涙を流して。子供は純粋ですね。

――涙を流すシーンを撮る時は、いつもそうするんですか?
ええ、監督が叱るんです。でも本人は、これは演技のために叱っているんだということは、よく分かっているんですよ。ジフンくんには、とっても懐かれましたね。

――ファン・ドンジュさんとの共演は?
ファン・ドンジュさんはとても女性的というか…女性の気持ちに合わせるのが上手いんです。

――NGや撮影中のエピソードを教えてください。
大変なシーンが多かったので、お互い呼吸を合わせて演じました。それになにより、笑いながら撮影を進めましたね。ドンジュさんが演じるキャラクターが、何というか情けなくて。これもドラマ後半の撮影だったのですが、酒に酔ってグテングテンになっている時に、しっかりしなさい!とドンジュさん扮するビョングクが姑に水をかけられるシーン。大爆笑して撮影しました。もちろん、映像ではちゃんと撮れていますよ(笑)。ドンジュさんは実は私よりも、イ・チェヨンさんと争うシーンが多かったんです。男と女が争う場面では、ひとつ間違えるとケガをさせてしまいますから、彼はとても気を遣っていたようです。

――共演したヒョン・ウソンさんの印象はいかがでしたか?
ヒョン・ウソンさんが演じた弁護士とのイメージとは違って、たまにとんでもない冗談でその場の雰囲気を和ましてくれるような後輩でした。主にスポーツに関するお話をしてましたね。

――ヒョン・ウソンさんと共演した感想は?
自身が演じたキャラクターを、ベストなキャラクターにするべく努力をする姿がとても印象的で、良かったと思います。

――ヒョン・ウソンさんと共演した中で、記憶に残っているエピソードがあったら教えてください。
車が道路を走る時、水たまりの水が飛んで、ヒョン・ウソンさんが私を覆い、私の代わりに水をかぶるシーンです。このシーンを撮る時に、水がうまく飛ばなくてスタッフたちがわざと水たまりを作るのに大変でした。結局、2回目で波のような水がヒョン・ウソンさんにかかり、OKとなりました(笑)

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――ヨニの華やかなファッションも話題です。自分のアイデアが反映されたりしましたか? 普段はどんなファッションスタイルが好きですか?
ドラマの準備をする時、ファッションはワンピースにしようと私が提案しました。なんの苦労もなく育った清潭洞(チョンダムドン、お金持ちの町)の夫人たちは、ほとんどワンピースですし、最も女性的なスタイルがワンピースですから。それでパンツルックはほとんど着ませんでした。たいていのワンピースは全部着てしまったため、後になると着るものがなくなって、スタイリストの方は大変だったみたいです。普段は楽な服装が好きです。ワンピースやスカートはあまり着ません。面倒くさくて。パンツルックでも、すごく「楽~な」スラックスってあるじゃないですか(笑)。私はヨニのようにおとなしい性格じゃないので、6か月間、本当に大変でした。猫を被っていましたね(笑)。

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あなたのすべてを奪うまで、この復讐は終わらない━
「カッコウの巣」
4月2日(木)DVD-SET1&Vol.1~5レンタル リリース中
DVD-SET2~7&Vol.6~42レンタル 毎月順次 リリース
DVD-SET1 12,000円+税 DVD-SET2~7 15,000円+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
DVD公式サイト:http://kandera.jp/sp/kakkou/
予告編YouTu.be:http://youtu.be/hrd_nD0Xv1g
Licensed by KBS Media Ltd. (C)2014 KBS. All rights reserved.

 

 

 

【STORY】
起業家の令嬢ヨニには恋人ドンヒョンがいたが、2人の仲に反対したヨニの父の行動がもとでドンヒョンが事故死してしまう。深い心の傷を抱えたまま、3 年 後、ヨニは父が薦めるビョングクと結婚する。だが、結婚式当日に倒れてしまった彼女は子宮がんに冒されており、子供の生めない体となっていた。そんなヨニにビョングクの母は辛く当たり、代理母出産を強要する。こうして代理母出産で子供を持つことを決意したヨニだったが、代理母となったファヨンは、ドンヒョンの妹でビョングクの元恋人だった。兄と恋人を奪われたファヨンはヨニへの復讐を開始する…。

【CAST】
●チャン・ソヒ:「妻の誘惑」「人魚姫」「愛の選択 ~産婦人科の女医~」「恋するレシピ」「メリーゴーランド」
●ファン・ドンジュ:「ドクター異邦人(原題)」「愛してたみたい~すべてを奪われた女~」「棚ぼたのあなた」「百済の王 クンチョゴワン」
●ヒョン・ウソン:「福寿草」「天上の花園」「可愛いあなた」「三姉妹」「貴婦人」
●イ・チェヨン:「太陽のあなた」「ロイヤルファミリー」『風と共に去りぬ!?』「妻が帰ってきた ~復讐と裏切りの果てに~」「愛をたずねて三千里」
●キム・ギョンナム:「私の手を握って(原題)」「剣と花」「マイ・ラブリー・ブラザーズ」「ATHENA -アテナ-」

【STAFF】
●演出:クァク・ギウォン「夫婦クリニック~愛と戦争~」
●脚本:ファン・スニョン「ルビーの指輪」