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松坂桃李&高岡早紀 舞台「娼年」ゲネプロレポート

石田衣良の恋愛小説を原作に、三浦大輔が脚本・演出を担い、松坂桃李と高岡早紀が出演する舞台「娼年」が、8月26日(金)、東京芸術劇場で開幕。 前日25日にゲネプロが行われた。

松坂桃李がR-15指定公演に挑むと話題を呼んでいる本公演。
ゲネプロでも劇場入り口では厳重なカメラチェックが行われ、取材陣もカメラやビデオを預けてから劇場内へ。
コンサート等では当り前のカメラチェックだが、演劇で行われたことはあまりなく、ましてはゲネプロで行われた記憶がない。それだけ、この作品が特別であり、スタッフのこの作品への意気込みと心遣いを感じた。

物語は・・・
無気力な大学生の森中領(松坂桃李)がボーイズクラブのオーナー御堂静香(高岡早紀)と出会うことから始まる。

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(高岡早紀 松坂桃李)

娼夫となった領は、さまざまな女性…キャリアウーマン、主婦、わけありの夫婦と体を重ね、娼夫として人間として成長していく・・・

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(高岡早紀 松坂桃李 佐津川愛美)

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(須藤理彩 松坂桃李)

次第に惹かれあい、求め合う領と静香だったが・・・

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衝撃と驚きに、波打たれるように何度も襲われる舞台となった。
初めてのメイクラブのシーンでは、まさに息をのむという言葉がふさわしいほど客席は静まりかえった。
だがそれはほんの手始め。領が次々に出会う人物が背負っている業のようなものが迫り、その一人一人が短い登場時間の中で放つ重さに圧倒される。サスペンスでもあり、ミステリーでもあり、ラブロマンスでもあり。

そしてその業を解き明かし、重さを全身で受け止め、うけ入れ、時にはねかえし、そして解き放つ領役の松坂桃李。
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今や不動の人気俳優となった彼が、舞台でここまで挑むのか…という驚き…。 それは見る前の予想をはるかに上回る衝撃だ。
映像でもなく、観客と向き合って勝負する舞台で、そこまで挑むとは…
そして舞台という表現方法の素晴らしさを改めて感じることができた。

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スタッフ、キャストの勇気と努力とが見事に実った、長く語られる舞台となるだろう。
舞台「娼年」。東京公演は前売りは完売だが、当日券を発売するとのこと。お見逃しなく!

9月4日(日)まで東京芸術劇場プレイハウス
9月7日(水)~11日(日)シアター・ドラマシティ
9月14日(水)~15(木)久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて上演。
詳細は公式HP http://www.shonen.jp/