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s**t kingz ( シットキングス )Oguri が『 ウエスト・サイド・ストーリー 』Season3 出演!サプライズダンス集団の彼の仕事観とは?!Oguri単独インタビュー

2019年 11 月から IHI ステージアラウンド東京で上演されているブロードウェイ・ミュージカル『 ウエスト・サイド・ストーリー 』日本キャスト版。Season1 から現在上演中のSeason2 を経て、いよいよ2020 年 4 月 1 日 (水)からSeason3がスタートする。

トニー役には浦井健治・柿澤勇人、マリア役には桜井玲香・伊原六花が決定。 そのほかのにもミュージカル界で注目のキャストが勢ぞろいの中、そのSeason3にはs**t kingz ( シットキングス )からOguriがベルナルド役にキャスティングされた。
ダンスで魅せる無言芝居を続けてきたs**t kingz Oguriがどんなパフォーマンスを見せてくれるか期待が高まる中、AstageアステージはOguriさんに今の気持ちを聞いてみた。

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ーー『 ウエスト・サイド・ストーリー 』Season3キャスティングまでの経緯を教えてください。
事務所から「(オーディション)受けてみない?」というのが始まりで「はい!」と(笑)
まさか自分がベルナルド役のオーディションを受けることができるとは思いませんでしたが、まさかと思いながらもいや、あるかも!と思ったりもしました。
まず、ダンスのオーディションでその後が歌とお芝居だったので急いでボイストレーニングに行ったりしました。

  ―昨年メンバーのshojiさんと朗読劇『 My friend Jekyll(マイ フレンド ジキル) 』をしていますし、芝居のレッスンにも通っていましたよね
そうですね。そう、ちょうど『 My friend Jekyll(マイ フレンド ジキル) 』のころにオーディションだったんですよ。
本当に受かってよかったと思いました。

  ―s**t kingz ( シットキングス )メンバーのことを熟知している事務所であるからこそOguriさんをご指名だったんですね
いつも前面にミュージカル好きを出していましたからね。
歌が好きなことも出していましたし、、

――s**t kingz ( シットキングス )では世界大会など百戦錬磨ですが、単独でのオーディションというのはどんな感じでしたか?
やっぱり緊張しました。でも、最初のダンスのオーディションの時からそうだったんですけど、ワクワクするんですよね。
オーディションの時ってどう審査員に “すげーじゃん”と思ってもらえるかという気持ちがあって、ダンスと比べると歌や芝居はちょっと自信なかったけれど、やれることはやりたいと思ってオーディションに向かいました。
「あれ?すごい逸材じゃないか」って思ってもらえたらいいなぁと妄想していました(笑)

  ―妄想ではないです、逸材ですよ。結果はすぐに?
いえ、すぐではなかったですね。
しばらく日数をおいて結果が出たときには、僕よりメンバーの方が「おー、すげー!」って喜んでくれたので、それがすごく嬉しかったです。

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――オリジナル作品を制作発表してきたs**t kingz ( シットキングス )のOguriさんが既存の有名作品に出演するのはスタートラインから違うと思いますが?
そうですね。シッキンの時は4人で作り上げるもので、あくまでダンスで表現する作品ですし、1つの役柄にそこまで踏み込むことはないのです。
今回はものすごく有名な作品でいろいろな解釈があるし、その時代の背景や要因があり、演じてきた様々な人たちによる物語が伝えられてきている世界。そんな世界にどっぷり浸かって、いろいろ吸収できる環境は普段ないこと。シッキンでは作り込まれた世界というのはあまりないことなので、そういう世界に自分から飛び込めるのはとてもよい経験だと思います。

――リハーサルは始まっていますか?
リハーサル自体はまだですが(※取材当時)、昨年夏に1度オリジナルスタッフが来日してのダンスのワークショップがありました。これまでのシーズン関係なくキャストが参加したワークショップでとても面白かったです。
シッキンはワークショップもしていますが、自分が参加する側というのはワクワクしました。まわりにいる人たち全員がライバルみたいな気持ちになったりして、バチバチッと険悪なことにはなりませんが、よし、抜けてやろう!みたいなね。

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――ミュージカル好きとのことですが、原作の『 ウエスト・サイド・ストーリー 』に対しての思いは?
元々ダンスを始めたときはHIPHOPやストリートダンスのみでジャズダンスやバレエには全く興味なかったんです。でも、親は『 ウエスト・サイド・ストーリー 』などのミュージカル世代で「とにかく1回観なさい」とずっと言われていました。
でも、高校時代はそういう気持ちにはならなくて、大学時代に初めてジーン・ケリーを観て“うわー!”ってなって、その流れでどんどんその時代の色々な作品を見るようになって『 ウエスト・サイド・ストーリー 』も観たんです。
“うわー、かっこいい!”とふたを開けてみたらめちゃくちゃ格好よくて、僕の中の特別な作品になったんです。
『 ウエスト・サイド・ストーリー 』の「Cool(クール)」など好きなナンバーは数えきれないくらい観ています。だから、まさかその作品に自分が出演する時が来るなんて思わなかったです。
最近も改めて映画版の『 ウエスト・サイド・ストーリー 』を観たのですが、ベルナルド役のジョージ・チャキリスは踊りも上手いし、スタイルも良くて、すごく格好いいですよね。
でも、今の時代を生きている僕は僕なりに彼にはないグルーヴィーなところなどで勝負したいと改めて思いました。

――共演者の方たちとは面識はありましたか?
いえ、皆さんとは先日の撮影でご一緒したくらいです。唯一、伊原 六花ちゃん(マリア役)は、以前六花ちゃん出演CMの振付をしたことがあって、その時にお互いにSeason3に出演することがわかって、ベルナルド役だと話すと六花ちゃんが「わー、じゃぁ私のお兄ちゃんだね(笑)」と。
共演者の方たちは皆さんミュージカル界のスターばかり。これから皆さんの居方、芝居、歌とすべてを近くでみる機会があるので、盗めるところは盗んで、気になることは聞いて、どんどん吸収して自分のものにしていきたい。
そして、ミュージカル界ではなかった新しい風を入れることができたらいいなと思っています。1

――今回の舞台のためにしようと思っていることはありますか?
身体が硬いので、ストレッチなどを欠かさず行い、柔らかくしていきたいです。
なんといっても、オープニングにあるベルナルドたちが足をバーンと高く上げるダンスシーン(オリジナル映画版でポスターにも使われたシンボル的なシーン)がありますしね。
僕だったらやっぱりどれどれ、どうかな?と観てしまう(笑)
しっかり身体作りをして、カッコイイ姿を観ていただけるように頑張ります。

――OguriさんはSeason3をどんなものにしていきたいですか?
今回がファイナルシーズンということで、海外の方から繋がってきたバトンをアンカーとして走りきる、締めくくるという責任感があるんですよね。これは自分を含め、他の出演者の方たちにも同じ思いがあると思います。
観に来て下さったお客様たちにもファイナルシーズンに相応しい舞台だと思っていただけるような迫力やいろいろなことが伝わるように皆で作り込んでいきたいです。

――s**t kingz ( シットキングス )の舞台とは違い、公演回数がかなり多いと思いますがモチベーションの保ち方は?
そうなんです。自分の中では39回と今までで一番回数が多いですね。
僕はちょっと完璧主義なところがあって、シッキンの舞台の時にはいつも自分でチェックポイントを作って、うまくいったか、そうでなかったかと完璧な舞台を目指して紆余曲折があるのです。でも、今回は回数も多いですし、今までとは違う考え方でやっていかなければならないと思っています。
また、Wキャストということもありますが、自分だけのことではない組み合わせがあり、そこから生まれる変化を感じ取りながら、その時その時を新鮮なものにしたい。
つい考え過ぎてしまうダンスも自分で線引きをせずに全力でいきたい。
そこにいる人間としてブワーっといけたらと思います。

――Wキャストについては?
めちゃくちゃ意識しますよ。シッキンではないことですし、逆に皆さんはどうしているんだろうと思ってしまう。同じ役に向き合う同志として分かち合えるものもあると思いますが、経験がないことなので、どういう感じなのか想像もつかないです。でも、それが楽しみでもありますね。

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――現在もシッキン新作の制作活動や振付、またダンス以外の舞台など様々なことへ挑戦を続けていますが、Oguriさんの仕事観とは?

 そもそも好きなこととして始めたダンスが、今に繋がっているので、言い方は悪いかもしれませんが、仕事をしているというよりは遊びの延長なんです。
今もやりたいことをやりたいようにやらせてもらっていることが仕事になっている感覚なので、だからこその遊び心で追及していきたいし、そうしています。
ただ、そもそもの性格は真面目なので真面目過ぎないようにとは思っているんですよ。
自分が舞台に立つ時だけでなく“気持ち良さそうに表現している人”を観るのは、気持ちいいものですよね。時には押しが必要で前に出ていかなければいけないこともあるし、逆に考え過ぎて中途半端な表現になってしまうこともあると思うんですが、きっと観ていても気持ちよくないですよね。
僕は観る人が気持ちいい~と思える存在でいたいと思う。
もちろん、圧倒できる時には圧倒したい。でも、それだけじゃない緩急で心地いいなと思ってもらえるように心掛けています。それは自分自身のパフォーマンスの時も、振付など提供している時も同じです。
仕事観は“遊び心と気持ち良さ”ですね。
(恥ずかしそうに)ちょっと真面目過ぎる答えだったかな。

――『 ウエスト・サイド・ストーリー 』の公演前ですが、シッキンの新作舞台『 HELLO ROOMIES!! 』 (ハロー・ルーミーズ)の制作も始まったようですね
はい、今朝もこのインタビューの前にメンバーたちとやってきました。
今回はいかにストーリーをより意味のあるものにできるか、作品をどのくらい作り込んでいけるかが課題なんです。僕らは脚本についてはまだまだ力不足を感じているので、いろいろな人の力を借りながら、少しずつ作っていっているところです。
いつもスタートはテンポよく楽しく進むのですが、その後の肉付け作業でズズズーンと苦しい大変な時期がやってくるんです。それが、そろそろ始まってきているところですね(笑)
今回は『 ウエスト・サイド・ストーリー 』に出演しながら作っていくので、舞台で感じたことをメンバーにフィードバックできたらと思う。『 ウエスト・サイド・ストーリー 』は皆さんご存知のように大きな作品でセットなどすごいので、舞台美術などの勉強になりますし、これをシッキンの舞台に何か生かすことができたらと思う。
シッキンの舞台の夢も拡がっていきますね。

――Astageアステージをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
アステージをご覧の皆様、s**t kingz ( シットキングス )のOguriです。
ミュージカルは今回初めてではないですが、ファイナルとなるSeason3でベルナルド役という幸運。ここまで大事な役は初めてなので、新たな面をぜひ観てもらいたいです。
そして、それは僕だけでなくs**t kingz ( シットキングス )4人全員が新たな面を隠し持っています。
これからどんどんメンバーが連投をしていくので、このグループは今度は何をしてくれるんだろうというサプライズ集団としての目線とシッキンの舞台はやっぱり楽しい~という安定感との2本の柱で楽しんでいただけたらと思います。
『 ウエスト・サイド・ストーリー 』Season3、シッキン新作舞台をよろしくお願いします。
ありがとうございました。

 

Oguriwest

 

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」公演概要

原   案   ジェローム・ロビンス 脚   本   アーサー・ローレンツ
音   楽   レナード・バーンスタイン 作   詞   スティーブン・ソンドハイム
初演時演出&振付    ジェローム・ロビンス

<ステージアラウンド版オリジナル STAFF>

演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンヘ
セットデザイン:アナ・ルイゾス
照明デザイン:ケン・ビリングトン
プロジェクションデザイン:59 プロダクションズ
衣裳デザイン:リサ・ジニー
音響デザイン:山本浩一(エス・シー・アライアンス)
ステージアラウンド・スーパーバイザー:芳谷 研

エグゼクティブ・プロデューサー: ケヴィン・マッコロム(Alchemation)、ロビン・デ・レヴィータ(Imagine Nation)、吉井久美子(John Gore Organization)

<日本キャスト版 STAFF>

翻訳・訳詞:竜 真知子
演出補:フリオ・モンヘ、薛 珠麗
振付指導:大澄賢也 歌唱指導:山口正義
音楽監督・指揮:井田勝大 指揮:木村康人
演出助手:河合範子 舞台監督:和田健汰(Keystones)
技術監督:小林清隆(Keystones) 制作:ゴーチ・ブラザーズ

主催 TBS / ディスクガレージ / ローソンエンタテインメント / 電通 / BS-TBS 後援 TBSラジオ  企画・製作 TBS

IHI Stage Around Tokyo is produced by TBS Television, Inc., Imagine Nation B.V., and The John Gore Organization, Inc.

【会場】IHI ステージアラウンド東京(東京都江東区豊洲 6-4-25) アクセス/新交通ゆりかもめ 市場前駅 北口より徒歩 1 分 東京メトロ有楽町線 豊洲駅 7 番出口より徒歩 15 分 都営バス 05 新豊洲駅停留所より徒歩 6 分

【チケット料金】 全席指定 15,000 円(全席指定・税込) ☆ アンダー18 シート \8,500(当日引換/観劇時18歳以下対象/要身分証明書) SP ウィークデーナイト \14,000 ※ ☆はステージアラウンド FCのみでのお取り扱いとなります。 ※ 全席指定とアンダー18 シートは連席でのご購入はできません。連席をご希望の場合は 全席指定 15,000 円をご購入ください。詳細は公式 HP にてご確認ください。

【公式サイト】
https://www.tbs.co.jp/stagearound/
※ 公式サイトにてステージアラウンド FC 無料会員登録受付中
公式Facebook @stagearoundtokyo
公式Twitter @STAGE_AROUND

【お問合せ】  ステージアラウンド専用ダイヤル  0570-084-617(10~20時 ※2020 年 1月 1 日以降は 18 時迄) ※ 団体鑑賞(15 名様以上)のお申し込みも、こちらにお問い合わせください。 TBS ステアラ WSS    検索

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season3 公演概要

出演
トニー         浦井健治/柿澤勇人(W キャスト)
マリア      桜井玲香/伊原六花(W キャスト)
アニータ     ソニン/夢咲ねね (W キャスト)
リフ       加藤和樹/木村達成 (W キャスト)
ベルナルド    Oguri/有澤樟太郎(W キャスト)

ドク            モロ師岡
シュランク    中村まこと
クラプキ            コング桑田
グラッドハンド  やついいちろう/槙尾ユウスケ(かもめんたる)(W キャスト)
The Jets & The Sharks
穴沢裕介 大村真佑 工藤広夢 後藤健流 斎藤准一郎 笹岡征矢 高原紳輔 田極 翼 東間一貴 富永雄翔 根岸澄宜 橋田 康 畠山翔太 前原雅樹 宮河愛一郎 淺越葉菜 伊藤かの子 井上真由子 内田百合香 大泰司桃子 今野晶乃 酒井比那 鈴木さあや 田中里佳 笘篠ひとみ 矢吹世奈 山崎朱菜 脇坂美帆
公演期間 2020 年 4 月 1 日(水)~ 2020 年 5 月 31 日(日)
公演スケジュール 【全 78 回公演】
※公演によりキャストが異なります。キャストスケジュールは公式 HP をご覧ください。  ※◆の公演は SP ウィークデーナイト料金となります。
チケット一般発売日 2020 年2月 15 日(土)正午~ 発売開始

Season3 公式 HP
https://www.tbs.co.jp/stagearound/wss360_3/
プレイガイド
ローソンチケット
ローチケ ウエストサイド 検索
0570-000-407(オペレーター 10:00~20:00) ローソン・ミニストップ店内(Loppi)でも購入可(L コード:36033)
イープラス
https://eplus.jp/wss360/
ファミリーマート店内(Fami ポート)でも購入可
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/wss360-3/
0570-02-9999(P コード:499-568) セブン-イレブン、チケットぴあ店舗でも直接販売
ディスクガレージ
https://www.diskgarage.com/wss360_3/
TBS オンラインチケット  TBS ステアラ WSS 検索

※未就学児のご入場はお断りいたします。 ※ チケットはお一人様1枚必要です。 ※車イスでご来場のお客様は、チケットをご購入の上、公演前日までにお問合せ先までご連絡ください。付き添いの方もチケットが必要です。 ※営利目的によるチケットの転売禁止。 ※出演者ならびにスケジュール変更の際は何卒ご了承くださいませ。出演者変更の場合でも他日への変更・払戻は致しかねます。 ※本公演では公演の字幕サービス(日本語・英語)を行っています。詳細は公式 HPをご確認ください。