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明日8/11開幕!愛らしさと切なさと笑いと…ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』ゲネプロレポート

韓国で生まれて大ヒット。ミュージカル賞を総なめにし、アメリカでの上演を経て、日本人キャスト版が初上演となるミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』が、2020年8月11日(火)から日比谷・シアタークリエで幕を開ける。
初日を控えて届いたキャストコメントと、10日(月・祝)午後に行われたゲネプロの模様をお伝えする。

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ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』は、主人の元を離れたヘルパーロボットのオリバーと、彼の向かいの部屋に住むオリバーより2世代後のロボット クレアとの愛らしくもちょっぴり切ない物語。

キャストは3人。今回は、浦井健治&中川翔子&坂元健児で演じられたゲネプロをレポートする。(Wキャストとしてクレア役に花澤香菜、オリバーの元主人役を斉藤慎二(ジャングルポケット)も出演する。)

 

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 内向的で毎日規則正しく生活するロボットのオリバーを演じるのは、浦井健治。
旧型だが耐用年数が長い。唯一の話し相手は植木。

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少し進化したロボットのクレア(中川翔子)。活発で社交的なのだが、不安も抱えていた。

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オリバーの元主人など、役柄七変化(もっと?)で登場するのは、坂元健児。

芸達者なキャスト3人がユーモアをまぶした、あったかいけれど切ない物語を紡いでいく。

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オープニングは生演奏でジャズ!坂元の歌声もゴージャス!

♪僕たちは なぜ愛しあったのだろう

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電池切れの危機に瀕したクレアが、向かいに住むオリバーに助けを求めたことで二人は出会う。
電池切れで動きを止めたクレアは冷たく固まり、中川の白い肌も凍ったように見え、ロボットであることを鮮烈に思い出せてくれた。

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正反対の性格の二人が、少しずつ近づいていく。

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浦井演じるオリバーは、人の好さがこぼれ出るようだ。

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次第に心を開いていく二人。閉じ込めてきたそれぞれの過去、そして思いが、心地よい楽曲に乗って歌われる。

中川の透明感あふれる歌声、浦井の柔らかな響き、そして坂元の厚みのある声…。全編を彩る三人三様の歌声とユーモアに癒される。

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やがて二人は、それぞれの目標を果たすため、一緒に旅にでることになる。

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旅先でふたりが見つけたものは・・・? そして、その先に待っていたのは?

未来のロボットを描きながら、今の私たちに共通する絆や愛や幸せを問いかけてくる。心地よい音楽もふんだんに織り込まれ、切ないけれど温かく、最後まで見終わったあと、もう一度最初から巻き戻して見たくなる物語。

公演は8月11日(火)から8月30日(日)まで。

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キャスト コメント

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斉藤慎二(ジャングルポケット)花澤香菜 浦井健治 中川翔子 坂元健児

浦井健治(オリバー役)
「いよいよお客様が入っての上演ということで、
稽古場から皆で和気あいあいとやってきたものがようやく花開く、と言いますか。
ほっこりしていただくような時間を皆さんと一緒に過ごせるということで、
本当にハッピーな気持ちでいっぱいでございます。
このメンバーならではの日本版になるんじゃないかなと思っています。」

中川翔子(クレア役・Wキャスト)
「本当に全身がフワフワしていて夢なんじゃないかなって思ってしまうくらい、
シアタークリエに立てるという事が、本当に人生において特別なことです。
物語もとっても幸せな気持ちになれて毎日笑顔いっぱいで稽古に励んでまいりましたので、
全身全霊でクレアを楽しみたいと思います。」

花澤香菜(クレア役・Wキャスト)
「(劇場に入って)舞台を見た時に本当に素敵で、
一目見た瞬間にメイビー、ハッピーエンディングの世界に入れるような感じの作りになっていてとってもワクワクしました。クレアを演じられるのを楽しみにしております。」

坂元健児(ジェームズ役・Wキャスト)
「約一か月間稽古してきて、すごく面白い作品になったと思ってます。
初日が迎えられる喜びを味わいたいですね。
今はとにかく気を引き締めて、初日を迎えることを願っております。」

斉藤慎二(ジェームズ役・Wキャスト)
「素晴らしい方々と共演できることを本当に嬉しく思っています。
新宿の「ルミネ」というところでは何度も立たせていただいたんですけども、
全く緊張感が違うなと言うか(笑)。
皆さんと一つの素晴らしい作品を作れることを本当に誇りに思っていますので、
一生懸命頑張りたいと思います。」

☆注目してほしいシーンは?
浦井「本当に心温まるストーリーです。そのピュアさと言いますか、“ピュアピュア”な感じが一番出ているのが、蛍を見に行くシーンだと思います。蛍の幻想的な輝き、一瞬のきらめきなのかもしれないですけれど、それが永遠の愛と言いますか。幸せな瞬間として心の中に残る、そんなシーンじゃないかなと。
オリバーとクレアを通して、演劇って消えちゃうものだけど、きっと一生心に残るんじゃないかな、というところがリンクしているような気がするので。
その素晴らしさを体感していただけたらなと思います。」

中川「この作品は音楽が本当に素晴らしくて、もう一日中胸の中に音楽がぐるぐる回ってしまうぐらいです。なのでオリバーとクレアは最初対立をしているのですけれど、
音楽でどんどんとお互いの気持ちが出ていって、そして稲妻に打たれたみたいにハーモニーが重なり合っていく。本当に素敵で、ミュージカルってなんて美しい世界なんだろうって、
演じながら本当に幸せを感じております。」

花澤「心の触れ合いが一番見所かなと思います。ジェームズとオリバー、そしてクレアとオリバーの関わりがどうなっていくのか注目してほしいのと、坂元さんと斉藤さんがいろんな形で舞台に出てくるのがすごく楽しみで(笑)。
いつも笑いをこらえるのが大変なんですけど、そこも注目していただきたいなと思います。」

坂元「個人的なことで言わせていただきますと、ジェームズという役はいくつかキャラクターを演じさせていただいております。
たった5秒しか出ない役もありまして、そのたった5秒のために早替えを5秒でやるという、そんなシーンがありますので、注目していただけたら嬉しいです(笑)」

斉藤「(オリバーとクレアの)ドライブのシーンですね。音楽が本当に素晴らしいんですよね。リズムを取りたくなるような、本当に二人の雰囲気が素晴らしくて、
そこはいつも見ていてなんかワクワクするシーンというか。
注目してもらいたいなと思ってます。」

☆斉藤さんはミュージカル初出演ですが―
斉藤「僕はミュージカル初出演ということで、出演者の皆さんやスタッフさんにもたくさん迷惑を掛けたり、色々と分からない部分が本当にたくさんあって、それを修正していくことで精一杯な毎日だったんですけど、一つずつ形ができていく中で、自分も皆さんの一員になれたことを本当に幸せに思っています。
でも自分が初めてだからというのは何の言い訳にもならないですし、お客様はやっぱり、ひとつのミュージカルを見に来てるわけですから、そこで自分がやることを精一杯やって皆さんの印象に残るような素敵なミュージカルにしたいと思っています。一生懸命頑張りたいと思います。はい!」

☆意気込み
浦井「メンバー、スタッフ全員が、またお稽古ができるという喜びからスタートしました。
意気込みとしてはもちろん完走!
一回一回が、本当にキラキラ光っているようなかけがえのない瞬間瞬間の輝きだと思っているので、それを目撃していただくというのが最終的な目標かなと思っております。
あとはもう、お客様に楽しんでいただけるように我々みんなも楽しんでいけたらな、
と思っております。」

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 ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』
日程:2020年8月11日(火)~30日(日)
会場:東京都日比谷 シアタークリエ
作:ウィル・アロンソン&ヒュー・パーク
翻訳・訳詞・演出:上田一豪

キャスト
オリバー:浦井健治
クレア:中川翔子 / 花澤香菜
ジェームズ:坂元健児 / 斉藤慎二(ジャングルポケット)

公式HP:https://www.tohostage.com/maybe/index.html