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舞台「カレイドスコープ‐私を殺した人は無罪のまま‐」囲み取材&ゲネプロ

舞台「カレイドスコープ-私を殺した人は無罪のまま-」が2月20日(木)に初日を迎えた。開幕を控えて行われたゲネプロ及び囲み取材の模様を動画でお伝えする。
本公演は3月1日(日)まで新宿FACEで上演。

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舞台は四方を客席に囲まれ、客席通路をも舞台の一部につかわれる。観客はある事件について話し合うキャストを近い距離で囲んで、事件の解決に至る進展を見守る休憩なしの一幕芝居。その事件というのは、ひとりの女子中学生(かすみ)が自殺だったのか、他殺だったのか…。
演劇の醍醐味を体感できる濃密な会話劇となった。

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ゲネプロ前に行われた囲み取材では、演出の吉谷光太郎と出演する山本裕典、富田翔、君沢ユウキ、桑野晃輔が登場。
主演で、被害者の父の親友・伊藤を演じた山本裕典は「正直、途中で逃げ出したくなった。本当にこの役を降りて『役者をまた辞めちゃうのかな…』と思うくらい苦しんだ1ヶ月間でした」「(稽古中に)毎日3~4ページ位の台本の追加が届いて、頭の中の台本を継ぎ接ぎする作業で、途中、台本を捨てて、引退会見と思うくらいきつかった。本当にハゲが3つくらいできるのではないかと思いました」と苦しみながら作りあげた。「山本裕典が真ん中にいる意味を自分に責任と感じさせて、ひと公演ひと公演向き合ってより良い、その時にしか出せない伊藤役を演じられたら」と覚悟も語った。

犯人を疑われる青年を演じる桑野晃輔は本公演を「言葉のプロレス」と表現。「一緒に熱くなって真実を探って欲しい」と話した。
かすみの父親を演じる富田翔は「ストレートプレイとエンターテイメントの融合」と本作を評し、事件関係者が集まる会合に参加したジャーナリストを演じた君沢ユウキは「生身のひとりの人間として観客の前に立つことになると思います」「360度、僕たちの事を見られます。ドキュメンタリーを間近でモニタリングしてもらう…そんな舞台になると思います」と語った。

演出を担った吉谷光太郎は「会話劇ではありますが、『カレイドスコープ』という題名どおり見た目的にも楽しく作りあげた」と自信をのぞかせた。

囲み取材の映像に続いてゲネプロの映像へとつながります。

舞台「カレイドスコープ‐私を殺した人は無罪のまま‐」
<演出>吉谷光太郎
<脚本>谷碧仁(劇団時間制作)
<出演者>
山本裕典
桑野晃輔
磯貝龍乎
輝馬
山田ジェームス武

西丸優子
大島涼花
木村心静

君沢ユウキ
富田翔

<公演日程>2020年2月20日(木)~3月1日(日)
<会場>新宿FACE
<チケット料金>¥7,000‐(税込・全席指定・ワンドリンク制)
※別途ワンドリンクの料金(500円)がかかります。
<公式HP> http://kaleidoscope-stage.com