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30年目を迎えたミュージカル『Annie』制作発表!

IMG_65771986年に開幕以来、毎年東京と日本各地で上演し、これまでで約158万人が観劇してきたロングランミュージカル『Annie』。
昨年11月には6歳から15歳を対象にしたオーデションで、新しいヒロインの黒川桃花と前田優奈を始め28名のキャストが決定した様子をお伝えしたが、1月19日には大人キャストが発表され、22日に制作発表を迎えた。

30年記念公演は、これまで29年に渡って上演してきた青山劇場から新国立劇場へと舞台を移す。舞台と客席との距離も近く、どの席からも見やすい劇場で、新たな歴史の一歩を踏み出す。

IMG_6551まず登壇したのは、9千人の中から選ばれたアニー役の黒川桃花と前田優奈。オーデション時には9歳と、これまでで最年少のアニーだ。そしてスマイル組・トゥモロー組の孤児たち、ストリートチルドレン、12名のタップキッズが続いた。

IMG_6574大富豪ウォーバックス役の三田村邦彦は、昨年『Annie』に初出演し、歌も演技も大好評を得た。「かなりの長丁場。そして大人たちは1日2ステージとたっぷりある。体調維持が第一番。如何にお酒も控えて、万全な体調で演じ切れるかが勝負」と真顔で強調した。

劇団四季時代には『オペラ座の怪人』のクリスティーヌ役で知られる美しいソプラノの持ち主、木村花代は「歌唱力を評価して頂いたということで、頑張りたい」「裏声のソプラノを聞かせる役が少なくなってきているが、自分が得意分野の音域の役を頂けて張り切ってやらせて頂こうと思っています」とやりがいにあふれた様子だ。

リースター役の崎本大海は8歳から舞台出演を始め、CDも発売しているが、ミュージカルは初となる。「子供たちに負けない、やんちゃなルースター」を目指す。

リリー役の甲斐まり恵は昨年からの続投だが「また新しい何かが始まるというワクワク感がある」と新鮮な気持ちで臨む。

孤児院院長ミス・ハニガン役に抜擢された青木さやかはミュージカル初出演。「自分の子供に毎年見せたいと思っている『Annie』に出演できてうれしい」と笑顔満面だが「娘にはグレース(役)がよかったと言われた」と笑いを誘った。

左から 黒川桃花、前田優奈

左から 黒川桃花、前田優奈

登壇者たちが口を揃えたのが「単なる子供向けのミュージカルではない」ということ。出演者には子供が多く、子供たちにとって楽しい作品・人気の高い作品であることは間違いないが、「大人も楽しめる、そして人生について考えさせてくれる素晴らしいエンターテイメント作品」であること。そうでなければ、30年を迎えることはできなかったであろう。

1月24日からは映画『ANNIE/アニー』も公開となる。今年はアニー旋風が吹くことになりそうだ。

[物語]
舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人であふれていました。誰もが希望を失っている中、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に置き去りにされた彼女ですが、必ず両親が迎えに来ると信じています。孤児院ではいつも、他の仲間達(ケイト、ペパー、ダフィ)が小さなモリーをいじめ、弱気なテシーは泣いてばかり。まじめなジュライは、行動力のあるアニーを心配しています。アニーは両親を捜すため、孤児院を飛び出しては連れ戻され、院長のミス・ハニガンにお仕置きされるという、つらい日々。そんなある日、大富豪のオリバー・ウォーバックスが、毎年恒例のクリスマス・シーズンのボランティアとして、孤児をひとり自宅に招き、2週間のホリデーをプレゼントすることに。その孤児を捜して、秘書のグレースがアニー達の孤児院にやってきました。グレースに気に入られたアニーはウォーバックスの大邸宅に連れて行かれます。そこで出会ったウォーバックスは、家族の愛も息抜きも知らない孤独な仕事人間。ところが、遠慮なくコミュニケーションを仕掛けてくるアニーにペースを乱され、彼女と行動を共にすることに。瞬く間に心を奪われたウォーバックスは、アニーを養女にしたいと考えますが、アニーは本当の両親と暮らす夢を諦めきれません。その強い気持ちに打たれたウォーバックスは経済力と人脈を駆使し、懸賞金をかけ彼女の両親を捜し出そうとします。それを知った孤児院の院長ミス・ハニガンと弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当てにある計画を企て……。アニーの夢はかなうのでしょうか?

丸美屋食品ミュージカル「アニー」2015年東京公演情報
4月25日(土)~5月17日(日) 新国立劇場 中劇場
【「アニー」公式ホームぺージ】 http://www.ntv.co.jp/annie/
2月1日(日)10:00より発売開始
S席:\8,500 / A席:\6,800 (税込)
♥スマイルDAY 4月27日(月)14:00公演のみS席6,500円、A席4,800円(税込)
※ 4歳未満のお子様のご入場はできません。
※ チケットはお一人様1枚必要です

【地方公演】
大阪公演 2015年8月13日(木)~19日(水)シアター・ドラマシティ
福岡公演 2015年8月22日(土)~23日(日)福岡シンフォニーホール
名古屋公演2015年8月28日(金)~30日(火)愛知県芸術劇場大ホール
新潟公演 2015年9月6日(日)新潟テルサ
*地方公演情報は2015年1月現在の予定