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桐山漣インタビュー! 実は寂しがり屋だけど一人が好き!? 連続ドラマ『コードネーム ミラージュ』

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「サクラ大戦」シリーズ、「魔神英雄伝ワタル」シリーズを手がけたマルチクリエイターの広井王子の原作による完全オリジナルドラマ『コードネーム ミラージュ』。本作は警察庁内に組織された、凶悪犯罪集団や政治的・社会的に表立って解決することのできない犯罪を秘密裏に処理する秘密部隊「K13」の活躍を描く本格的アクション満載のハードボイルドドラマだ。
主人公・ミラージュ/森山真一を演じるのは、『仮面ライダーW』をはじめ、連続ドラマ『傘をもたない蟻たちは』、映画『新宿スワンⅡ』など、クールかつ洗練な演技が光る俳優、桐山漣。今回、本格的なアクション演技に挑戦した彼が、本作への思いや見どころ、さらにプライベートの姿も話してくれた。

― 今作は、これまでにないハードボイルド作品になると思いますが、出演オファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか?
今回は本格的なアクションなので、十分な準備が必要だと思いました。今までアクション作品には何作か携わってきていますが、現場でアクションをつけてもらって演ります、ということでは絶対に無理。1か月前からアクション稽古の期間をいただき、ほぼ毎日アクションに打ち込んで、ゼロからのスタートの気持ちで叩き込んでもらいました。少なからず、その成果は作品に反映していると思いますし、自分も手ごたえを感じながらワンカット、ワンカット演じています。

― これまでもアクションにかかわる作品などに出演されていますが、やはりアクション演技はお得意?
近年では、映画『新宿スワンⅡ』や2018年に公開される映画『曇天に笑う』など、昨年あたりからアクションの仕事が多くなってきて、アクションに縁があるのかな、と思っています。今作は近接格闘術という銃を持ちながら至近距離で相手を倒していく、日本のドラマではなかなか見ないテイストですし、演じている僕らもドラマという枠組みを飛び越えて行こうという感じで臨んでいます。とにかくアクションが最大の見せ場でもあるので、そこはしっかりとやっていこうと考えています。
今回、日本だけでなく、海外の人が観たときにも日本でこういう面白いアクションのドラマを作っているんだ、こういう技術があって(日本も)凄いんだと思ってもらえるようにしていきたいです。

― 世界にも目を向けられているのですね。
ドラマのテイストが日本ぽくなくて、洋画のようなんです。主人公がこれだけ喋らないっていうのも日本ではなかなかないですし(笑)。海外ドラマって、先が気になって寝れなかったりしてハマっていくじゃないですか。キャストの僕らも台本をもらうと、次の話がとても気になります。2クール(25話)ありますし、完全オリジナル作品なので、先がどうなっていくのか、観ている人たちと一緒に楽しみながら物語を追いかけていけたらいいなと思っています。

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― 本作に出演するにあたって、参考にした作品はありますか?
映画『ジョン・ウィック』『コードネーム U.N.C.L.E.』や、『007』『キングスマン』などを観ました。出演準備のために観た作品は全て洋画で、その世界観を掴むようにしていました。イメージする俳優は特にいなかったのですが、ガンアクションを色々観て、自分だったらこうやりたいな、ミラージュだったらどうかな?・・・と置き換えていました。

― セリフがあまりないキャラクターですが、役作りに苦労はなかったですか?
ミラージュは過去をなくしている男。自分はいったい何者なんだろうと思いながら、人とのコミュニケーションを取りたがらない無口な役です。彼なりの正義で犯罪者を殺していますが、彼も人間ですからそれなりの寂しさや悲しさを抱えているはずです。単なる殺人マシーンにならず主人公像に厚みが出るように、喋っていないときこそ勝負だなと思っています。

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― ミラージュと桐山さんご自身が重なる部分はありますか?
ミラージュは、ネクタイが嫌いなんです。(ポスターを指差して)ここではネクタイを締めていますが、実はこれを開発したのが萩原聖人さん演じる鐘ヶ淵という人物で、ミラージュの兄貴的存在であり、色々な武器を開発して手助けをしてくれます。彼に「つけろ!」って強要されてつけるんです。僕もネクタイが嫌いで・・・。首もとが苦しくて嫌なんです。ミラージュも苦手なので、そこはよく気持ちがわかるなぁと思います。

― ドラマのなかで、カッコいいだけではないミラージュは見られるのでしょうか?
見れますよ。3話くらいから鐘ヶ淵さんが出てくるのですが、真一(ミラージュ)が人を殺すというミッションをしているときをONだとすると、鐘ヶ淵さんと一緒にいるときがOFFの時間。彼が唯一心を開いている人で、そこでは結構喋るんですよ。鐘ヶ淵さんに可愛がられている真一のシーンは、リラックスして観ていただけると思います。萩原さんもとても跳ねたお芝居をしてくださっていますし、僕自身もリラックスして演じています。その姿を見たあとに殺している姿を見ると、すごくギャップがあってより怖いんじゃないかな(笑)。

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― そのほか、共演者の印象はいかがですか?
僕、基本的に一人なんですけど(笑)。キャストの撮影現場が違うので、みんな一人なんです。要さんは、別のオペレーションルームから声でミラージュに指示を出すだけですし・・・。要さんとはこれまでも何回か共演させていただいていますから、彼のシュールさはよく知っていますけどね。存在自体が面白くて、気さくだけれど頼れる大好きな俳優さんです。

― 主演ということで意識することはありますか?
共演者のみなさんはひとつの作品を作っていく仲間なので、ゲストの方を含め、誰でも入って来やすいウエルカムな現場の雰囲気作りをしているつもりです。そして、番組の顔でもあるので、僕がきちんとしてないとダメですよね。それぞれが別次元でお芝居しているからこそ、ひとつになったときに凄い作品ができると思うし、どんなことが起きるんだろうと、僕自身ワクワクしています。

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― アクションも多く、夜のシーンが多い本作ですが、桐山さんご自身は夜と昼どちらが好き? やっぱりミラージュのように一人が好きですか?
夜派と言ったら印象下がりませんか?(爆笑)。それは冗談ですが、昼も夜もどちらの雰囲気も好きですが、僕は家でじっとしているのが好きじゃないんです。家では映画やドラマも観ますが、休日に一日中パジャマでいるようなことはないですね。1日無駄にしてしまう感じがして、動きたいなぁ~って。でも、寂しがり屋なくせに、一人が好きだったりするんです。ちょっと面倒くさいですよね(笑)。

― 最後にドラマをご覧の皆さまにメッセージをお願いします。
なかなか出会うことのないドラマです。完全オリジナルドラマで、これだけの題材をもってお芝居できることを大変嬉しく思っています。一話一話を大切にスタッフ、キャスト一同一丸となって作っています。「こういうドラマを待っていた!」という方にも、信頼していただけると信じています。あと、放送が金曜の夜ですから、翌日お仕事がお休みの方も多いと思いますので、僕らと一緒に夜ふかししてもらえたら嬉しいです。応援よろしくお願いします。ぜひ観てください!

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【桐山漣(きりやまれん)プロフィール】
1985年2月2日生まれ/神奈川県出身/身長175cm/O型
2009年、2000人のオーディション参加者の中で平成仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーW」の主役を射止める。その後もドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン★パラダイス~2011」、「スイッチガール」シリーズ(CX・11~13)をはじめ、映画、舞台、CMと幅広く活躍。2016年、加藤シゲアキ(NEWS)初の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」がフジテレビで連続ドラマ化。土ドラ「傘をもたない蟻たちは」(CX)で主演を務め、映画『カノン』など数々の話題作に出演。2017年1月には映画『新宿スワンⅡ』に出演し、2018年には『曇天に笑う』の公開が控えている。

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連続ドラマ「コードネーム ミラージュ」
出演:桐山漣 要潤 佐野ひなこ 武田真治 駿河太郎 萩原聖人 石丸謙二郎 / 朴璐美(声の出演)
企画:東北新社
原作:広井王子
脚本:江良至、鴨義信、保坂大輔
監督:山口雄大、渋谷和行、辻本貴則、原桂之介、金子功
製作:東北新社、オムニバスジャパン
©2017広井王子/「コードネームミラージュ」製作委員会
公式サイト:http://code-mirage.jp/

毎週金曜日深夜1時23分よりテレビ東京系列、
スターチャンネル、ファミリー劇場にて放送中!

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