Open Close

中村倫也が声で出演! この日も のん相談役に!? 林遣都は大久監督の演出に「こんなこと映画でしかできない!」 映画『私をくいとめて』公開記念舞台挨拶

DSC_1901

映画『私をくいとめて』の公開記念舞台挨拶が、12月19日、東京・テアトル新宿にて行われ、主演ののんをはじめ、共演の林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛、大九明子監督が登壇した。

『勝手にふるえてろ』の原作者・綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る本作は、脳内に相談役「A」を持つ、31歳おひとりさまを満喫していたみつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、戸惑いながらも恋に踏み出していく様を描く。

DSC_1876

DSC_1810

脳内相談役Aとの収録について、のんは「事前にAの方の声を収録して、収録の方と3人で作っていきました。Aの方が素晴らしい返事をしてきてくださって、『こう来たか!A!』という時もありました」と楽しそうに振り返った。

DSC_1894

DSC_1910

大九組初参加となった林は「監督から『アフレコの前に歌を覚えてきて!』とか、いきなり『ザッバーン!って言ってみて』とか言われて(笑)、どういうものになるんだろうと思っていました」と大九監督の演出に戸惑いつつ、「みつ子と買い物に行って駐車場にいる時に、監督から『好きなように走り回って!』って言われて。どういうこと?と思ったけど、こんなことは映画でしかできないなと楽しみました。どうせ遠目なら(どうなっているか)わからないだろうと適当にやりました(笑)」と明かし、すっかり大九組に馴染んだ様子。

DSC_1834

DSC_1841

おひとり様を満喫しているみつ子を演じるにあたり、監督の動きを参考にしたというのん。「演出のとき監督が動きを見せてくれるんですが、完璧なんです。それを頑張って盗みました!」とニッコリ。監督が「私はそんなつもりないんだけど・・・」と返すと、片桐が「(二人の)挙動が似ているんじゃないんですか?」とツッコミを入れていた。

DSC_1847

DSC_1819

イケメン・カーターを演じた若林は初の映画出演となったが、「高校時代の自分もカッコつけていたので、それを思い出して楽しかったです」とコメント。「みかんのついたセーターを着させられた時はテンションが上がりました(笑)」と充実した撮影に満足気。

DSC_1846

イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役を演じた橋本は「能面昭和顔だけの漫画のキャラクターとは違う、30歳を超えた女性の嫉妬やあせりなど、独特な感情が出せればいいと思って臨みました」と役作りを吐露。

DSC_1849

DSC_1914

DSC_1920

そして、ここでのんにお悩み相談をするとしたら?という問いかけが。のんが「初めて会った人と一瞬で仲良くなれるにはどうしたらいいですか?」と尋ねると、いきなり場内に劇中に登場する脳内相談役Aの声が流れた。「脳内相談役Aを務めました中村倫也です。今まで口止めされていたんですけど、意味あったんかい!(笑)」と挨拶すると、会場はにわかにザワザワ。中村は完成作品を観て「女性だけでなく、男性にも共感できるところがあると思いました。僕の中にもAはいるなと思いながら、みつ子と寄り添った気持ちで観ました」と感想を述べ、「ちょっと違う倫也がいたぞ! むっちり、白肌がいたぞ!と。笑わせていただきました」と言って会場を沸かし、「ぜひ、皆さんもSNSなどでこの映画を広めてほしいです」としっかりアピールも忘れなかった。

【FIX】「私をくいとめて」メイン画像

映画『私をくいとめて』
監督・脚本:大九明子
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日新聞出版)
出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 片桐はいり ほか
製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画協力:猿と蛇
©2020「私をくいとめて」製作委員会

公式HP:https://kuitomete.jp/
公式twiter:@kuitometemovie

12月18日(金) 全国ロードショー