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役所広司、小松菜奈、オダギリジョーらが中島監督を絶賛!映画『渇き。』舞台挨拶に登壇!

6月9日、TOHOシネマズ・六本木ヒルズにて、映画『渇き。』の完成披露試写会が行われ、主演の役所広司、小松菜奈のほか、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀の主要キャストと、監督の中島哲也が登壇した。

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原作は、第3回『このミステリーがすごい!』大賞(2004年)を受賞した、深町秋生の「果てしなき渇き」。元刑事の親父・藤島(役所)が、容姿端麗で学園のカリスマ的存在の娘・加奈子の疾走を追っていく中で、知らなかった娘の正体に戸惑い、暴走していく様を描く。その過激でディープな内容から映像化は不可能と言われていた小説を、映画『告白』の中島哲也監督が4年ぶりにメガホンを取り、驚天動地な“劇薬エンターテインメント”として完成させた。

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キャストらは、それぞれ本作で演じた役柄を象徴した文字パネルを前に登壇。「狂犬」という言葉をもらった役所は、「いい名前をつけてくれたね!」とニッコリ。久しぶりの汚れ役を演じ、「こんな役は初めてで、チャレンジでした。とんでもなくダメな男だけれど、気持ちよく演じることができました」と満足げ。『パコと魔法の絵本』(2008年)以来の中島監督とタッグに「中島監督がふってくださる役は、いつも強烈で個性的なので、参加するのが楽しみ。少しでも芝居が上手に見えるように撮ってくれるので、役者にとって得な監督です」と、充実感をにじませた。

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ヒロイン加奈子を演じる小松菜奈は、本作品でスクリーンデビューを果たした。「初めての映画で豪華な俳優さんたちの中で演じることは、プレッシャーや不安もありましたが、みなさんに支えられ最後まで頑張ることができました」とコメント。中島監督は怖くなかった?と問われると、「緊張している私に気を使ってくださって、優しい熊さんみたいな方です」と答えた。それを聞いた中谷も、「はい、監督は優しい熊さんみたいです」と伝え、会場の笑いを誘う。

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DSC_4316橋本が、「役者さんをとっても大事に撮ってくださる方です。感謝しています」とたたえると、「もう泣きそうです」と感激し、目尻を下げる中島監督。

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「畜生」の文字を前に少々戸惑い気味のオダギリジョーは、「すごくピリピリしているふうに見えて、みんなが監督を向いている。良い日本映画の現場を見ているようで、いつも新鮮な気持ちで現場に出かけていました」と、初の中島組参加を喜んだ。

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悪徳医師を演じた國村隼は、「こんな変態役は初めてですよ(笑)。キャラクターが皆クレイジーだったり、変態だったり・・・ジャンキーですね」と笑い、中島組常連の余裕(?)をみせた。

そんな個性豊かな俳優陣の演出について、「細かく支持するタイプではないので、自由にやってもらっていますよ。主要の3人はリハを重ねたけれど、それ以外は“変”でいいんです(笑)」と明かした。

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本作はR15指定。この日、15歳の誕生日を迎えた清水は、「やっとこの作品が見られる年齢になりました。友達にもぜひ見て欲しいんですが、『覚悟を決めて見て!』と伝えます。こんなに大きな作品に関わらせてもらって光栄です」と語った。

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最後に、中島監督が「ヘビーな内容ですが、目を伏せたくなる場面は目を伏せて最後まで観てください(笑)。最後まで観ていただき、人間ドラマのメッセージを受け取ってほしいです」と力強くPRし、観客とともに記念撮影。「『渇き。』大ヒット!」の言葉でイベントを締めくくった。

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『渇き。』

6月27日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー!

公式サイト:http://kawaki.gaga.ne.jp/