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「私の人生の春の日」イ・ジュニョク インタビュー

“少女時代”スヨンד実力派俳優”カム・ウソン共演!
“愛の記憶”が紡ぎ合う感動の奇跡に韓国中が涙した、2015 年最高に心揺さぶる究極のピュアラブストーリー!
「私の人生の春の日」イ・ジュニョク インタビュー

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――シノプシスや台本を読んだ時の感想と出演の決め手を教えてください。
当初のキャラクター設定では、ドンウクは冷たい感じ、もっとクールで成熟した大人の男のイメージでした。しかし、そのイメージとは関係なく、出演を決めたのは心の傷を克服していく過程がよかったからです。それに気持ちが温かくなるドラマだということが、ちゃんと伝わってきたのもよかったです。

――演じたドンウクという人物の役柄と魅力について紹介してください。
ドンウクは、主人公ボミ(少女時代・スヨン扮)と同じ病院で働く心臓専門医でボミの主治医、ドンハ(カム・ウソン扮)の弟でもある人物です。彼の魅力は、まずとても優秀な医者だという点ですね。それから真面目で自分の仕事にベストを尽くすタイプです。彼は地位も名声も実力もあるけれど、恋愛ではつらい経験ばかりで傷つくことが多い繊細な心の持ち主です。優秀な医師というキャラクターは他のドラマでもよく登場するので、ドンウクが心に抱くジレンマや葛藤をうまく表現するのが重要だと思い、僕なりのドンウクを演じました。そして、彼がつらい恋愛経験を乗り越えていく過程が、このドラマの1つの魅力であり、見どころでもあると思っています。

――初めての正統派のラブストーリー作品だったと思いますが、恋愛作品を演じるにあたり、自身の中で新たに挑戦したことはありますか?
過去の出演作とは違い「恋愛」がメインだったので、確かに1つの挑戦ではありましたね。ドンウクは就職にも困らず、大きな事件に巻き込まれたりもせず、野望も特にない人物で、愛のジレンマに陥っただけですが、ドラマのテーマが愛についてなので、これまでとは違う演技を見せようと努力しました。

――ドンウクとイ・ジュニョクさんご自身とを比べて似ているところや違っているところは?
僕は、ドンウクのように優れた医者ではありませんし、演じる役はいつも僕よりカッコいいのでその点が違っていてプレッシャーを感じましたね。ただ彼とは、ほぼ同世代ですし、失恋のつらい経験は誰もがするもので、恋愛の悩みは同じだと思いました。恋愛や去って行った恋人にいつまでも執着したりせず、物事を悪いほうに考えるのではなく、悩みとしっかり向き合う点が僕と似ていてとても共感できました。

――ドンウクは恋愛において、自分の気持ちを抑えようとします。ここも共感できますか?
恋のライバルが兄や他の誰であろうと、ボミの気持ちを僕が決めることはできませんし、本当に相手のことを愛しているなら、相手の幸せを考えて理解してあげるのが大事だと思っています。それに自分を愛してくれる人には、自分のことをわかってほしいと思いますよね。結局ドンウクという男は、結婚であるとか目に見えるような形での幸せはつかめなかったけれど、愛するボミのことを理解し、ボミへの愛は最後まで守り、大切にしたと思うんですよね。

――ドンウクは映画館を貸し切ってボミにプロポーズしますが、実際にあのようなイベントやサプライズ的なことはやりますか?
以前はやりましたが、今は、イベントはそれほど重要ではないと思っています。大事なのは相手の気持ちですから、相手が望んでもないのに大げさにするのは、相手も負担に感じますよね。僕もいつかは誰かにプロポーズするでしょう。その時はこぢんまりとしたレストランでプレゼントを渡して、さらりとやりたいですね。

――印象に残っているセリフやシーンはありますか?
印象に残っているのは、ボミと別れるシーンです。彼女の気持ちを尊重して兄の所へ行かせる。ボミのことを心配して、いちばんに気づかう彼の気持ちには共感できました。愛する人をいちばんに考えて心を砕く、彼のそういったところは、僕の中でドンウクという男に最も惹かれた部分です。僕も同じ状況になったらそうするでしょう。僕がこのドラマに出演したのは、このセリフや、このシーンのためだったんだなと感じました。ドンウクを演じられてよかったと思っています。

――カム・ウソンさんやスヨンさんと共演してみていかがでしたか?
実は昔からカム・ウソンさんのファンなんですよ。僕がデビューする前から映画やドラマに出演されて活躍されています。尊敬する大先輩ですね。そのような方と共演できて本当に幸せだと思いました。スヨンさんについては、ほかの人からいい話をたくさん聞いていました。彼女はとても誠実で明るかったです。少女時代以外の彼女のことを知りませんでしたが、ボミに似ていると感じました。そのせいもあって僕の中では、彼女は少女時代のスヨンさんというよりはボミというイメージです。それから僕は、与えられた役をどのように演じるかが大事だと思っているので、スヨンさんの演技に対して特別な先入観はありませんでした。実際、素晴らしい演技で、とてもよかったと思います。

――撮影で苦労したところや、演じていて悲しくなって泣きそうになったことはありましたか?
全体的に苦労はしました。ドンウクのキャラクターが、芝居によっては別人のようになってしまうので、そこは難しくて苦労しましたね。今まで出演した作品の中で一番NGを出したのではないかと思います。精神的につらかった作品ですね。悲しくて泣いてしまったところは、ボミと別れるシーンです。台本を読んで本当に悲しくなって泣きましたね。僕ももう30代なので人並みに恋愛経験もあり、誰にも言えなかった恋の悩みもあります。台本を読みながら、こんなに優秀なドンウクでも恋に悩んで傷つくんだとわかり、なんだか癒された思いがしたことを覚えています。

――この作品が除隊後初のドラマ出演で、入隊前と今とでは関心があることや、芸能活動への気持ちのあり方などで変わったところはありますか?
「赤道の男」で演じた役柄のせいかもしれませんが、入隊する前に興味があったのは「男の野望」というか、仕事に対して20代末の男が抱く熱い思いでしたね。除隊してからは本作を通して「愛」について関心が向くようになりました。また、「青い鳥の家」では「就職難に苦しむ青年たち」をテーマとしていたので、周囲に同じ悩みを抱えている人がいて、韓国の若者がどうやって生きていくのか関心があります。

――ドラマの撮影が入ってない時やオフの日は何をして過ごしていますか?
ほかの人たちと同じだと思いますよ。映画を観たり友達と会ったりしますね。あとテレビを観たり運動をしたり普段と一緒です。

――「私の人生の春の日」をご覧になっている日本のファンのみなさんにドラマの見どころとメッセージをお願いします。
「私の人生の春の日」は気持ちが温かくなり、素朴で情緒的な作品です。以前日本へ行った時に日本の方は素朴で優しい印象を受けました。なので、この作品はきっと気に入ってもらえると思います。ドンウクを演じるにあたり、いろいろ悩みました。ドラマを観てもらい、経験してきた恋愛について皆さんとぜひ語り合ってみたいですね。愛について周りの人々と語り合うのにも、すてきな作品だと思います。ぜひ観てください。

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「私の人生の春の日」
DVD-SET1~2&レンタルDVD Vol.1~12 リリース中
各¥15,200(税別)
2014年製作/韓国
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2014MBC
DVD 公式サイト:http://kandera.jp/sp/haru/
予告編YouTu.be

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【STORY】
両親が経営する病院で臨床栄養士として働くイ・ボミ(スヨン)。父の右腕でもある心臓外科医カン・ドンウク(イ・ジュニョク)とは結婚を約束した仲だ。5年前に心臓移植手術を受けて一命を取り留めたボミは、ドナーに感謝しながら毎日明るく一生懸命に生きている。ある日、ボミはスーパーの精肉コーナーでカン・ドンハ(カム・ウソン)に悪徳卸業者と誤解され、大喧嘩をしてしまう。ドンハの一言に傷ついたボミは休暇を取り、ドナーが暮らしていたという牛島へ。同じ頃、ドンハも亡き妻スジョン(ミン・ジア)の命日に合わせて、牛島に向かっていた。海沿いの店で、偶然ドンハの娘と息子を目にした瞬間、なぜか涙を流してしまうボミ。紆余曲折の末、ドンハの家に泊まることになったボミはしだいにドンハと打ち解け、子どもたちもすっかり彼女に懐く。ソウルに戻ったドンハは、ボミが弟ドンウクの婚約者であることを知り、一抹の寂しさを覚える。一方、ドンウクは、ドンハと子どもたちのことを気遣うボミの様子に不安を抱き始める。5年前、ボミに移植されたのは、ドンウクの初恋の人でありドンハの妻であるスジョンの心臓だった。ボミとドンハはこの偶然を知らないまま、スジョンの心臓の記憶に導かれるように惹かれ合っていくが――。

【CAST】
●カン・ドンハ:カム・ウソン「百済の王 クンチョゴワン」『アウトロー -哀しき復讐-』「恋愛時代」『王の男』
●イ・ボミ:スヨン(少女時代)「恋愛操作団:シラノ」「第3病院 ~恋のカルテ~」『純情漫画』「止められない結婚」
●カン・ドンウク:イ・ジュニョク「赤道の男」「シティーハンター in Seoul」「カムバックマドンナ~私は伝説だ」「怪しい三兄弟」「シティーホール」「スターの恋人」「彼らが生きる世界」
●ペ・ジウォン:チャン・シニョン「黄金の帝国」「いばらの花」「追跡者〔チェイサー〕」「太陽の花嫁」「カムバック マドンナ~私は伝説だ」『アウトロー -哀しき復讐-』

【STAFF】
●演出:イ・ジェドン「会いたい」「負けたくない!」「ありがとうございます」「別れの法則」「あんぱん」
チャン・ジュノ「オーロラ姫」「ホテルキング(原題)」
●脚本:パク・ジスク