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公開ゲネプロ・囲み取材『ツインズ』吉田鋼太郎、古田新太、多部未華子、りょう

古田新太が長塚圭史とタッグを再び組んだ舞台『ツインズ』が12月6日の初日を控え、前日5日にゲネプロを公開した。

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吉田鋼太郎、古田新太という人気実力を備えた個性派俳優が兄弟を演じ、多部未華子、りょうという映像でも活躍する女優陣とがっつり組んだ家族の物語『ツインズ』。
ゲネプロ後には囲み取材も行われた。

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【物語】
美しい海が見える家に、暮らす一家のもとに長年、家を離れていた次男(古田新太)とその娘・イラ(多部未華子)が帰ってきた。父ダイシチは病で臥せっており、この家で暮らす長男(吉田航鋼太郎)がダイシチの世話をするローラ(りょう)、そのつれあいトム(中山祐一朗)、長女エリコの息子、タクト(葉山奨之)とその連れあいユキ(石橋けい)、イラと朝食をとろうとしていた。
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和やかなな雰囲気だが、なぜかイラとタクトは料理自慢のトムの食事を食べようとしない。

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そこにバットを担いだ次男が姿をみせた。全員の顔から笑顔が消え、驚愕の物語が始まった…。
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いつの時代の、どこの話なのだろうか。
何一つ語られはしないのだが、きっとごく近い将来の、日本のどこかの話なのだろう。
家族にバットを担いで話をするしかない次男が異常なのではなく、そうするしかない世界になっているのだと感じさせる恐怖に似た何かが、舞台から客席へとにじり寄ってくる。

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その恐怖を見て見ないふりをして、笑って暮らしている人たち。
恐怖は家の外にあることは知っている。
そして実は家の中にも潜んいる…。

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これは未来でなく、実は今の物語なのかもしれない。

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【囲み】
囲み取材は、古田の「まだ始まってないけど、早く終わればいいな」という爆笑の挨拶で始まった。
多部未華子のイメージについての大爆笑のやりとりは、ムービーにてご覧ください。

古田の「新作で、家族の嫌な話を書いてほしい」というリクエストから生まれた作品だと長塚。
その古田は「(長塚が)細かい。稽古が長い」とポロリ。
りょうも「台本が早くできて、台詞が早く入ってよいと思ったら、その後が大変。細かくて」と重ねて笑いとなったが、そこは吉田が「長塚の本は稽古しなきゃダメ。稽古は大事」としっかり締めた。

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長塚圭史が「まさか集まらないと思っていた夢のような人たちに集まってもらった」という豪華キャストの『ツインズ』は、渋谷のパルコ劇場で12月30日まで。
その後、年明けには大阪、福岡、長岡、松本でも上演される。

作・演出 長塚圭史
出演 古田新太 多部未華子 りょう 石橋けい 葉山奨之 中山祐一朗 吉田鋼太郎
会場パルコ劇場
公演日程2015年12月6日 (日) ~2015年12月30日 (水)

料金9,500円(全席指定・税込)

OSAKA◆森ノ宮ピロティホール 2016年1月6日 (水) ~2016年1月11日 (月)
KYUSYU◆北九州芸術劇場 大ホール 2016年1月16日 (土) ~2016年1月17日 (日)
NAGAOKA◆長岡市立劇場・大ホール 2016年1月23日 (土) ~2016年1月24日 (日
MATSUMOTO◆まつもと市民芸術館・主ホール 2016年1月30日 (土) ~2016年1月31日 (日)