9月28日、Reading Musical「BEASTARS」episode1が開幕した。初日に先立ち、ゲネプロと取材会が行われた。東京公演は10月2日(木)まで、大阪公演は11日(土)~13日(月・祝)。9月30日の2公演は生配信あり。
「マンガ大賞 2018」第1位にはじまり、主要マンガ賞4冠受賞。その後、アニメ版では190カ国以上で配信され、人気を博した超話題作、板垣巴留原作の『BEASTARS』 (秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)を原作に、2024年9月に好評を博した前回公演から、約1年という早さで新たなキャストで再び上演される本作。
ひとりのキャラクターを読み手とパフォーマーのふたりの俳優が演じる。しかもミュージカルという朗読劇を超えた贅沢な舞台だ。
【ゲネプロ】
ハイイロオオカミの少年レゴシ役<歌い手・読み手>は三浦涼介。
レゴシ役 パフォーマーは村田 充
学園のカリスマ的存在でアカシカのルイ役に崎山つばさ。
ルイ役パフォーマーは速川大弥
作品のストーリーテラーとしての役割も兼ねるラブラドールレトリバーのジャックほかに風間由次郎。
ドワーフ種のウサギのハル役、梅田彩佳と真山りか がWキャスト。(ゲネプロは梅田彩佳)
ハル役パフォーマーはMITSUKI
主人公レゴシと同じ種族ハイイロオオカミのジュノ役を美弥るりか
ジュノ役パフォーマーは 竹井未来望
【取材会】
松岡 髙澤 竹井 MITSUKI 速川 村田 三浦 崎山 風間 梅田 真山
<歌い手・読み手>
三浦涼介:我々<歌い手・読み手>チーム4人で一緒に何度もやらせていただいたんですけど、<パフォーマー>の皆さんと合わせた時の一体感や感動や、ドキドキ、ワクワク感を、お客様にきちんと心からお届けできるように精一杯精進していきたいと思っております。この「BEASTARS」という作品が僕はとても大切な、大好きな作品になりました。そういった思いも込めて、お客様にお届けできればなと思います。ぜひ楽しみにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
真山りか(ハル役):Reading Musicalは初挑戦ですが、いっぱい勉強してReading Musicalの面白い部分を受け継いで精一杯頑張りたいと思っています。
梅田彩佳:印象的だったのは、稽古の一番最後に演出の元吉(庸泰)さんに「共存して孤独にならないようにしてください」と言われたこと。動物の「BEASTARS」の世界でも孤独にならない、プラスこの大好きなカンパニーの皆さんといるときも共存して孤独にならないようにと思って、より好きになりましたし、公演数は少ないかもしれませんが、ひとつ一つ大事に演じていきたいと思いました。
風間由次郎:ジャック役ほか、皆さんが想像する以上の役をやらせていただきました。一番僕の役がお客線目線でいられると思いますので、そこを意識しています。元吉さんから最初に言われていた本を読む意味、お母さんが子供に本を読み聞かせる、想像させることを一番大事に思ってやっています。キャストがかわったり、音楽の雰囲気が変わったり、においが変わったり、日々の違いを感じて、みんなの変化に対応し、何か起きてもこの物語を読み聞かせることを心掛けています。
episode 1である意味も感じていて、読みつないでいく、語りつないでいくことも届けられたらと思っています。
崎山つばさ:それぞれがそれぞれの役割や思いを抱きながら、いろんな方に観てもらいたいという欲棒をむき出しにして頑張っていきたいと思います。
美弥るりか:最初一人で、その後読み手のみなさんとご一緒して、それだけでも想像以上の刺激をいただいていましたが、パフォーマーの皆さんと合流してからの最後の3日間が非常に濃い時間でした。パフォーマーからいただく刺激は多く、共存しつつ、それによって自分の表現も変わっていく、みんなの空気も変わっていくと、短い期間でもこの作品の進化を感じて、その気持ちで初日を迎えられて嬉しく思います。新しい形のリーディングで、お客さまが入ったら、もっとその空気感を味わえるだろうと楽しみにしています。最後まで応援をよろしくお願いいたします。
<パフォーマー>
村田充:読み手の皆さんの声と素晴らしい楽曲と音に寄り添って丁寧に丁寧に感謝とともに舞台に立ちたいと思います。(役作りの工夫は?)振付の塩野(拓矢)さんの方から、我々パフォーマーは読み手さんたちの影のような存在なので、なるべく直線的な動きを意識したり、引き算を大事に自分の欲をなるべく抑えて、原作に感謝しながら丁寧にやってきた・・・(パフォーマーを振り返って「で、合ってるかな」)です。(笑)
速川大弥:ルイ役のパフォーマーは2回目ですが、俳優の自分がパフォーマーをやる意味を考えながら稽古期間を過ごしてきました。読み手とパフォーマーと演奏者との共存と共栄を目や耳や肌で感じていただけたら嬉しいです。
竹井未来望:身体表現だけで役を演じるという初めての試みでしたが、空気を感じてフィーリングで出来る感じが楽しいですし、挑戦的でもあって。毎回新鮮な気持ちでやらせていただいています。
MITSUKI:こういう舞台の経験は無かったのですが、そんなことを感じさせないくらいのパフォーマンスをして、皆さんを驚かせていきたいですし、ハル役はWキャストなので、日によってそれぞれのハルちゃんを私のパフォーマンスを通して届けていけたらいいなと思っています。がんばります。
髙澤礁太:2回目ですが、前回はダンサーと表記されていましたが、今回はStory Artistとなっているので、その意味や、新しいメンバーとや、違う段階での物語の入り方を感じていて、その楽しさを感じつつ、これからもっといろいろな新しいことが出てくるのだろうなと思いながら、東京・大阪とやっていけたらと思っています。
松岡歩武:読み手とパフォーマーが分かれている特殊な空間だと思いながら、稽古中から新鮮でしたが、読み手と合わせた時に、違うのにどこかつながるような調和が生まれる瞬間があったりします。そういう場を大事に初日からお届けできればと思っています。
Reading Musical「BEASTARS」episode 1
[東京公演]2025年9月28日(日)~10月2日(木)シアター1010
[大阪公演]2025年10月11日(土)~13日(月・祝)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
料金:(東京・大阪)全席指定10,200円(税込)※全席指定/前売り&当日共<未就学児入場不可>
原作:板垣巴留『BEASTARS』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
脚本: 西森英行
演出: 元吉庸泰
作曲・音楽監督:和田俊輔
歌唱指導:山野靖博・塚本 直
振付・ステージング:塩野拓矢(梅棒)
出演
<歌い手・読み手>
三浦涼介/崎山つばさ/風間由次郎
梅田彩佳・真山りか[私立恵比寿中学] *Wキャスト
美弥るりか
<パフォーマー>
村田 充/速川大弥/竹井未来望/MITSUKI[ミームトーキョー]
<Story Artist>
髙澤礁太/松岡歩武
<演奏>ヤマザキタケル ほか
主催:Reading Musical「BEASTARS」2025製作委員会
©板垣巴留(秋田書店)/ Reading Musical「BEASTARS」2025製作委員会
公式HP:rm-beastars.com
公式X:@bstmusical #Bミュ
公演に関するお問い合わせ:rmbeastars@gmail.com