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本日開幕!イッセー尾形、小日向文世、大泉洋の三人舞台『ART』

イッセー尾形、小日向文世、大泉洋の三人だけの舞台『ART』が、本日5月27日(土)から世田谷リパブリックシアターを皮切りに、大阪、福岡、愛知、長野にて上演される。26日(金)に行われたゲネプロの模様を動画でご紹介する。

舞台『ART』は、1994年にシャンゼリゼ劇場で初演され、極上のコメディとして賞賛され、同年のモリエール賞で最優秀作品賞を受賞。96年にはウエストエンドで上演され、オリヴィエ賞最優秀新作コメディ賞を、98年にはブロードウェイで上演されてトニー賞最優秀作品賞を受賞。
2020年には小川絵梨子演出にて上演されるも、公演半ばで中止となった。今回はその同じスタッフ・キャストが再結集して迎える。

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描かれるのは
15年来の親友、マルク(イッセー尾形)、セルジュ(小日向文世)、イヴァン(大泉洋)は、折に触れて集まる仲。
だが、セルジュが1枚の現代アートを500万円で買ったことをきっかけに、積もり積もった(⁈)それぞれの思いが表面化する。
親友同士が繰り広げる人間模様は、滑稽さ=笑いを含みながら、鋭さと切実さを感じさせ引き込まれる。休憩無し、一気呵成の1時間40分。

★イッセー尾形コメント
滑稽でもあるし辛線な内容でもあるけど1回壊れたものが思いもよらないかたちで再生 していく、そういうキラキラした可能性を色々投げかける作品にしたいですね。きっとご覧 になる人たちによって見方が変わるかもしれない作品かなと思います。
3年前とくらべて濃度が上がっている分、頭で考えることと身体を使うことが増えて疲れますが(笑)、この3年という時間も作品に反映させていきたいです。 小日向さんも大泉さんも3年ぶりに共演できてすごく楽しいです。 人となりがお互いにわかっている分やりやす く、配役がそれぞれに合っているなと改めて思います。
大千穐楽に向けて新たな発見もあると思うので、1ミリ1ミリがんばりたいです!

★小日向文世コメント
3人が元気でったってことがやっぱり嬉しいです。 3年前の初演はセルジュの役どころ 生真面目な人として捉えてたので、貶されることに対してものすごい反発心やマルクに対 してもっと神経質だったんですが、今回はもう少しラフな感じに役作りして、気持ち的にすごく楽になれました。
初演はほんとうに大変で余裕がなかったんですが、今回はイッセーさんの表情を見ていたり、大泉くんとセリフを交わす時に余裕ができて楽しいですし、年齢を重ねたことで役に 対しての力が抜けた分見え方もだいぶ変わっている気がします。
3年越しに稽古をしてそれぞれが役を楽しんで出来ている部分があると思うので、三人三様を楽しんでみてもらえたらと思います!

★大泉洋コメント
3年ぶりにまた同じメンバーで芝居が出来ることに幸せを噛み締めながら稽古しました。 前回の公演のときよりも深く解釈できた部分もあり、 3年前とは明らかに違う 「ART」にな りました。 イヴァンという役もさらに深めることが出来たと思うし、3年前とはみんなビジュアルも含めていろいろと変わっているので(笑)、初演を観た方も違いを楽しんでいただけるかと思います。
演出の小川さん、イッセーさん、小日向さんと、芝居を作っていく過程は相変わらず居心地が良くて幸せな気持ちでした。 1時間半の舞台を1か月稽古して「セリフの一言一言にど こういう背景があるのか」っていうことを話し合いながら創っていく作業は役者にとっても大 切な時間だなと思いました。
今回は東京から始まって、大阪、福岡、愛知、松本と巡るのでいろんな土地で 「ART」が どんな風に受け入れられるのか楽しみです。

『ART』
作:ヤスミナ・レザ
演出:小川絵梨子
出演:イッセー尾形、小日向文世、大泉洋

2023/5/27-6/11 世田谷パブリックシアター
2023/6/15-25 サンケイホールブリーゼ
2023/6/29-30 キャナルシティ劇場
2023/7/7-9 東海市芸術劇場大ホール
2023/7/15-16 まつもと市民芸術館