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藤ヶ谷太輔主演 舞台『野鴨-Vildanden-』上演決定! イプセンの名作で“正義病”のヤバい男を演じる

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2022年9月3日(土)より18日(日)まで世田谷パブリックシアターにて、9月21日(水)より25日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、上村聡史演出、藤ヶ谷太輔主演の舞台『野鴨-Vildanden-』の上演が決定した。共演は忍成修吾 前田亜季 八幡みゆき 大鷹明良 浅野和之 他。

『野鴨』は、“近代演劇の父”と称されるヘンリック・イプセンが1884年に発表し、人間の弱さや独りよがりの正義を振りかざす愚かしさを見事に描き出した珠玉の名作。

主演を務めるのは、Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔。理想を追い求め、真実こそが正義だと信じてやまない“正義病”のグレーゲルスを演じる.

忍成修吾はグレーゲルスの幼馴染で幸せに暮らすヤルマールを、前田亜季が過去を持つヤルマールの妻を演じる。さらに八幡みゆき、大鷹明良、浅野和之という確かな演技力を持つ俳優陣がそろう。

【演出:上村聡史 コメント】
“近代演劇の父”と言われるイプセンの『野鴨』は、わかりやすく組み立てられた筋立てながらも、貧しさの中での幸福の意味や、信念と孤独の葛藤といった現代人にも通じるテーマが明快で、決して古びない物語性を感じます。また登場人物が、ある瞬間かなり大胆な行動を起こすあたりに劇的な魅力があり、それを演じる俳優の醍醐味を想像すると一層の面白さがあります。そしてその姿は、儚くも見えれば、笑えてしまうような場面が多々あり、『野鴨』は、まさにお芝居の宝石箱のような作品です。イプセンが140年程前に創作した“グレーゲルス・ヴェルレ”というキャラクターも中々な人物で、今の時代にもある自粛警察やバッシングにも似た「独善的な正義」を、家族や親友、そして子供にまでふりかざし、三日間の物語時間を暴走します。その暴走は、まさしく心理ホラーといっても過言ではないくらいのスリリングさがあるでしょう。そんなヤバい男を、藤ヶ谷太輔さんと共に創っていくのですが、藤ヶ谷さんの頭の回転の速さ、シャープな立ち姿、クールでありながらもユーモアに満ちた感性におおいに頼らせていただき、ただの“狂気”だけで片付けることのできない、今の私たちの中にある「執念」をしっかりと描いていきたいと思います。

【藤ヶ谷太輔 コメント】
お芝居をすること、表現をすることが大好きなので、まずはそういった環境を与えてくださり、チャンスに巡り合えたことが嬉しいです。名作なので、もちろんプレッシャーもありますが、怖がらず飛び込んでいければ、と今は思っています。
僕が演じるグレーゲルスは、“正義病”と言われるくらい正義感が強く、それが裏目に出てしまう役でもあります。彼の信じる正義が物語に大きく関わるのですが、きっと観てくださるお客さまもどこか他人事とは思えないと感じていただけるはずです。演出の上村さんは、以前作品を拝見したことがあり、空間の使い方や言葉の届け方がとても素敵な印象がございます。また、上村さんと一緒にお仕事をしたことがあるA.B.C-Zの河合郁人くんからは、お芝居を一緒に考えてくださる演出家さんだと伺いました。僕も先日お会いして色々とお話させていただく中で、すでにもう信頼を置いています。
この作品は、「真実」「嘘」「正義」がキーワードで、現代に通ずることがたくさんあります。お客さま自身にも観て、感じて、考えていただけることがたくさんあると思いますので、僕もしっかりそれを演じ届けられるように頑張ります。ぜひ、劇場にいらしてください。

『野鴨-Vildanden-』
【作】ヘンリック・イプセン
【訳】原 千代海
【演出】上村聡史
【出演】藤ヶ谷太輔 忍成修吾 前田亜季 八幡みゆき
伊達 暁  吉野実紗 山森大輔 齋藤明里 村上 佳
大鷹明良 浅野和之

【東京公演】2022年9月3日(土)~18日(日) 世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2022年9月21日(水)~25日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【公式HP】https://nogamo2022.com/
【公式Twitter】@nogamo2022