Open Close

加藤シゲアキ主演 舞台『粛々と運針』22年3月~4月上演

PARCO PRODUCE『粛々と運針』
作:横山拓也 演出:ウォーリー木下
出演: 加藤シゲアキ
/ 須賀健太 徳永えり / 多岐川裕美 ほか
2022年3月8日(火)~27日(日) PARCO劇場
4月8日(金)~10日(日) 森ノ宮ピロティホール
企画制作:パルコ/ニベル 製作:パルコ

加藤シゲアキ_アー写

2022年3月に東京・PARCO劇場、4月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて、加藤シゲアキ主演、横山拓也作、ウォーリー木下演出の舞台 PARCO PRODUCE「粛々と運針(しゅくしゅくとうんしん)」を上演することが決定した。大阪公演有り。

横山拓也が得意とするのは、鋭い観察眼と綿密な取材を元に、人間や題材を多面的に捉え、緻密な会話を丁寧に積み上げながら、時にはコミカな小気味よいタッチの会話劇。彼が生み出すドラマには、あらゆる人間を許容する大きな眼が潜んでいると言われる。
演出家・ウォーリー木下が、手掛ける作品はジャンルレスで多岐にわたる。海外の演劇祭、国際フェスティバルでも高く評価されるなど、国際的に活躍。豊かで緻密な人物描写と、“人間に対する温かいまなざし”が存在することが魅力だ。
そんな二人が初タッグを組む『粛々と運針』は、小さなドラマに隠れた大きな命の物語。命とは誰のものか、そして、どんな始まりと終わりが望ましいか。答えの出ない根源的な問いかけがなされる。

主演は、加藤シゲアキ。本作で描かれる二つの家庭の一方、築野家の長男・一(はじめ)を演じる。
また、築野一の弟、紘(つなぐ)役に、幅広いキャラクターを多彩に演じる実力派・須賀健太。他に、徳永えり、多岐川裕美と実力派俳優が揃う。

主演:加藤シゲアキ コメント
時間は人に寄り添い、しかし無情に、一定のリズムで進んでいく。
全ての人はそれに翻弄され、喜劇と悲劇を知らず知らずのうちに生み出している。
運命めいたいくつもの時が織りなされて、描かれる家族の物語。
演劇でしか表現できないこの「粛々と運針」という戯曲に、ひとつの編針として参加できること、心より光栄に思います。

作:横山拓也 コメント
2017年に新宿の小さなギャラリーで生まれた『粛々と運針』が、加藤シゲアキさんを主演にPARCO劇場で上演されることになるなんて、そんなスケールアップのパターンがあるのかと驚いています。加藤さん演じる長男・一(はじめ)という役は、僕自身であり、誰にも思い当たるところがある「情けない自分」です。本作に登場する人物たちは、みんな強さに憧れながら、自身の脆さと戦っています。きっとどこかに皆さん自身を感じるはずです。旧知の中でありながら、劇作家と演出家の関係でガッツリと組むのは初めてのウォーリー木下さんが、どんな手つきで立ち上げてくれるのかも楽しみです。

演出:ウォーリー木下 コメント
初演の「粛々と運針」を見た時のことはよく覚えている。会場は新宿の小さなギャラリーで、道に迷いながら辿り着いた。お客さん同士の肩が当たるくらいの大きさで、その親密性もあいまって、その芝居は「秘密のお茶会」のような緊張と優しさに溢れたものだった。今まで見たどの横山くんの作品とも違っていて驚いたし嬉しかった。その興奮で帰り道もまた迷った。
横山くんとは20年以上の付き合いだと思うけど、はじめて彼のホンを演出させてもらう。人物を描きながら世界の歪みと明るさを同時に描ければと。
加藤さんをはじめとする一癖も二癖もあるキャスト陣と、濃密で温かな空間を作り出せることを今から楽しみにしている。
あの時の僕のように観客の皆さんを帰り道迷わすつもりで。

〈公演概要〉
PARCO PRODUCE 「粛々と運針」
作 横山拓也
演出 ウォーリー木下
出演 加藤シゲアキ
/ 須賀健太 徳永えり / 多岐川裕美 ほか

企画制作 パルコ/ニベル
製作 パルコ

【東京公演】
日程 2022年3月8日(火)~27日(日)
会場 PARCO劇場
料金 12,000円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
一般発売日 2022年2月5日(土)
お問合せ パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)  https://stage.parco.jp/

【大阪公演】
日程 2022年4月8日(金)~10日(日)
会場 森ノ宮ピロティホール
料金 12,000円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
一般発売日 2022年3月13日(日)予定