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蘭寿とむ 退団後初舞台 オリジナル・ダンスミュージカル『ifi (イフアイ)』 製作発表

宝塚歌劇団花組男役トップスターとして活躍し、2014年5月に惜しまれながら退団したばかりの蘭寿とむ。
彼女が退団後の初舞台に選んだのは、世界のトップダンサー・振付師たちとエンターティナーたちとの共演!
しかも2種類の結末が待っている?!という新しい形のオリジナル・ミュージカルだ。

8月21日、女優として新たな出発をむかえた蘭寿とむと、個性豊かな4人の共演者たちが製作発表に顔を揃えた。

左からジュリアン、黒川拓哉、蘭寿とむ、ケント・モリ、パク・ジョンミン

左からジュリアン、黒川拓哉、蘭寿とむ、ケント・モリ、パク・ジョンミン

最初にステージに登場したのは、マドンナのツアー専属ダンサーとして、またマイケル・ジャクソンの“THIS IS IT”ツアーでも専属ダンサーに選ばれたことでも知られているケント・モリ。本作では占星術を使う男として出演すると共に、振付家としてもその力を発揮するケント・モリがダンサーとしてパフォーマンスを披露した。そのリズムにはじけるパワーとオーラに会場の空気が一瞬にして塗り替えられた。

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続いて蘭寿とむ、韓国で韓国で活躍するパク・ジョンミン、日本でミュージカルデビュー後、オフブロードウェーで『ロミオとジュリエット』ロミオ役を演じて注目を集めたジュリアンと、ボーカルグループ「LE VELVETS」で活躍中の黒川拓哉が登場。劇中曲「メビウスの輪」を歌唱披露し、大きな拍手を浴びた。

その後、真っ白な衣装の出演者4人と、黒一色に身を包んだ演出の小林香が登壇した。
小林は本作の見どころを「①退団後、初舞台となる蘭寿とむが男性出演者に囲まれ、あんな顔・こんな顔をお見せする。②ケント・モリには占い師役をあてがき ③世界一流の方々が個性を発揮しつつも1つの物語のために1つになるところ」等と紹介。言葉の端々から世界中から集まったトップアーティストと話し合いを重ねながらこれまでにない作品を作りあげる苦労と楽しさが感じられ、どんな作品なるのか、トップアーティストたちはどんな魅力を備えているのか、そして女優となった蘭寿とむに大いに興味をそそられた。

蘭寿とむは「女優として自分でも慣れ、皆さまにも慣れて頂く」と笑顔をみせた。と同時に「自分の進む道が見えるようになった作品」だと語り「A・Bパターンがあり、何度もみたくなる作品にする」と自信をのぞかせた。

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ジュリアンが「僕はダンスも上手いのですが、今回は歌と芝居に集中しろということで…」と自己紹介すると黒川も「僕もダンスは上手いのですが」、ケントも「本当は歌も歌えるのですが」とたたみかけ、その度に会場は爆笑。
またケントからは「思いっきり盛り上がって楽しんでもらえたら、僕もどんどんいきまっせ!」と観客へのリクエストも飛び出し、なごやかに会見が進んだ。

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囲み取材には蘭寿とむとパク・ジョンミン、ケント・モリが仲良く姿を見せた。
ジョンミンは「挨拶代りに台詞を言い始め、みんなに日本語の指導をしてもらっている」と稽古の裏話も披露。蘭寿とむはジョンミンについて「歌いながら目を見て想いを伝えてくれて、見つめられるとドキドキします」、ケント・モリについては「憧れのスーパーダンサー。凄く面白くて和ませてくれ、温かさを感じます」と大絶賛した。

互いを認め合い、助け合う彼らがそれぞれの個性を発揮して、どのような新しいステージを生み出すのか。そして世界最高レベルのダンサーたちがどんな振付、どんなフォーマンスを見せてくれるのかにも、大きな注目があつまりそうだ。

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『ifi(イフアイ)』は東京・青山劇場にて9月5日から9月21日まで上演(14日までAバージョン、17日からBバージョン)  S席 10,800円  A席 8,800円  (全席指定・税込)
9月26日から28日までの大阪・梅田芸術劇場での公演は、すでに全席完売している。