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魅力あふれる新キャストで、早くも再演決定!「Being at home with Claude ~クロードと一緒に~」

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”Being at home with Claude”は、1985 年にフランス系カナダ人のルネ=ダニエル・デュボワ(René=Daniel Dubois)によってフランス語で書かれ、1986 年の初演に始まり、英語にも翻訳されてカナダ国内、イギリスで長年にわたって再演が繰り返されてきた。執筆から30 年を迎えた2014 年には、本作品の舞台ともなっているモントリオール、Theatre duNouveau-Monde で9 月16 日~10 月11 日の期間に上演され、日本でも「Being at home with Claude~クロードと一緒に~」として、青山円形劇場にて5月14 日~18 日 本邦初上演された。

その「Being at home with Claude~クロードと一緒に~」が、再演希望を多数頂いた事から、初演より1 年を待たずして再演決定した!

再演となる今回は、主演の「彼」をシングル・キャスト。
「刑事」と「速記者」を2人の俳優が入れ替えで演じるスウィッチ・キャスティングという形での上演を試みる。

*登場人物*
「彼」:自首してきた男娼。20 代。
刑事:取り調べを行う。30 代。
速記者:刑事のアシスタント。30 代。
警護官:裁判所の警備にあたっている。年齢不詳。
*あらすじ*
自首してきた「彼」は、苛立ちながら刑事の質問に、面倒くさそうに答えている。男娼を生業としている少年=「彼」に明らかに軽蔑した空気で対応している刑事。被害者は、少年と肉体関係があった大学生。インテリと思われる青年が、なぜ、こんな安っぽい男娼を家に出入りさせていたか判らない、などと口汚く罵りながら犯行状況を確認している。押し問答のような対応をする少年との取り調べ時間の長さに対して、十分な調書を作れていない状況に、室内の空気は険悪。殺害後の「彼」の足取りの確認に始まり、どのように二人が出会ったか、どのように被害者の部屋を訪れていたのか、不貞腐れた言動でいながらも包み隠さず告白していた「彼」が、言葉を濁し、または彼の言葉では説明しきれないのが、殺害の動機。
殺害後の行動については饒舌に語る「彼」が、殺害動機については刑事に理解できない曖昧な言葉を繰り返す。
順調だったという二人の関係を、なぜ「彼」は殺害という形でENDにしたのか。
浮気でも、大学生にあきた訳でもない、その殺害の理由を“彼”がようやく語り始めた時、判事の到着時間となり、その理由に心を打たれ始めた刑事が、やるせない思いのままで彼は部屋を去る。

裁判所の判事室という密室を舞台に、4人だけの登場人物。
「彼」と刑事の濃厚な会話から紡ぎ出される真実までの全1幕。
(上演時間:98分予定)

公演概要:「Being at home with Claude ~クロードと一緒に~」
作   :ルネ=ダニエル・デュボワ
翻訳  :イザベル・ビロドー/三宅 優
上演台本・演出:古川 貴義
出演
「彼」:松田凌
刑事/速記者:山口大地・唐橋充
ほか
公演会場 シアタートラム
公演日時 4 月17日(金)~23 日(木) 全10 公演
※R-15 と同程度のセクシュアルな表現があるため、15 歳未満の入場をお断りします。
HP : http://www.zuu24.com/