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『ミス・サイゴン』駒田一 初日特別カーテンコール~記念インタビュー

市村正親のエンジニアの復活にわく『ミス・サイゴン』は、10月15日からのプレビュー公演を経て、19日に初日開幕。

20日昼には2度目のエンジニアをつとめる駒田一、夜には初エンジニアとなるダイアモンド☆ユカイの公演が行われ、3人のエンジニア役がすべて初日を迎えた。
Astageでは21日昼公演の特別カーテンコールと記念インタビューをご紹介する。

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【カーテンコール】
大きな拍手のもと、キャストが次々に登場。華やかなカーテンコールとなった。
そしてこの日、初日を迎えたプリンシパルキャストの、駒田一、パク・ソンファン 三森千愛 神田恭兵 中野加奈子が挨拶した。

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中野はロンドンのウエスト・エンドでの『ミス・サイゴン』にジジ役で約6年出演。今回が日本デビューとなる。「日々感謝していることがる。人との出会い、つながり、絆、今ここに自分がいられること。そして、この素晴らしい『ミス・サイゴン』カンパニーの皆さまと一緒にこれから演じられること」「これから大千秋楽に向って、みなさんと突っ走っていきたい」と笑顔あふれる挨拶。

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神田恭兵は2008年からトゥイ役をつとめる。前日の同じトゥイ役の藤岡正明が「誰にも愛されない役でツライ」という発言を受けて「僕はもう、8年間、誰にも愛されておりません!」と悲壮な(?)叫びをあげて、笑いと拍手を受けた。「(トゥイは)嫌なヤツだけど、それがあってこの作品ができる。もっともっと嫌われようかなと思いました」との言葉に、また笑いが起きた。

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三森は2014年に続いて2度目のエレン役。「この作品が持つ思いや力を、まっすぐにお伝えできるように千秋楽までひたすらに…まっすぐ伝えていきたい」と力強く。

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オーデションで見事ジョン役を射止めたのは、韓国でもミュージカル俳優として大活躍中のパク・ソンファン。日本語での初舞台となる。「日本語、発音とイントネーションがホントに難しいです。言葉の壁を感じました」と日本語で挨拶。「でも素晴らしい俳優とスタッフたちのお蔭で、一緒に舞台で演技をすることができます」と言うと「すいません!」と断って客席にお尻を向けて、キャストに一礼し「ありがとうございます!」とスタッフにも声を張り上げて感謝を述べた。挨拶の最後には「みなさん、どうぞお見知り置きくださ~い」とにこやかに締めくくると、キャストからも歓声が上がった。

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そして駒田一。「びっくりしたことが2つ。ホントにソンファが日本語しゃべれるようになったこと。こういう場で、私が司会をしていないこと」と和ませてくれたが、そんな駒田も「2年前初めて『ミス・サイゴン』をやりまして、正直な話、あまり記憶がございません」と言うほど大変だったようだ。「今回はすこし落ち着きながらできるのかなと思っています」とのこと。安定した貫禄の公演を見せてくれそうだ。

この日は、特別カーテンコールの後には、記念インタビューが行われ、駒田一、笹本玲奈、上野哲也の3人が登場。

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2014年から2度目のクリス役の上野は「開演前はすごく緊張するのですが、始まっちゃうと意外とあっという間。1時間ぐらいしかやってないんじゃないか…そんな気分で終わってしまう」とリラックスした表情で語った。

駒田は「今回はもっともっと掘り下げるということで、ダークな部分と軽い部分と行ったり来たり…と、この劇場の壁を越えてお客さんとの話を増やそうという、それを心掛けて頑張ってみよう」と、前回より一層深い演技を目指す。

12年前からキムを演じている笹本玲奈は「2014年からは『キムは常に誇りを持って生きているのだ。最後も自分を悲しんでのことではない』と(演出家などから)言われていて印象的だったので、その言葉を胸に最後までがんばりたい」と役柄の芯を聞かせてくれた。

なかなか普段は直には聞くことができない貴重なトークに、観客も熱心に聞き入り、俳優たちの素顔も堪能。鑑賞を終えたばかりの作品にも思いをはせているようだった。

『ミス・サイゴン』の帝国劇場での公演は、11月23日(水・祝)まで。
その後、全国ツアーが来年1月22日(日)まで行われる。