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松本利夫 (EXILE)、歌に初挑戦も「苦労が楽しい!」 糸川耀士郎は激しい演技でゲネプロ中にコンタクトレンズを落とす!? ミュージカル『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』公開ゲネプロ&囲み取材

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ミュージカル『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』が3月24日、東京・品川プリンスホテル クラブeXにてついに開幕。同日公演に先立ち公開ゲネプロが行われ、その後Wキャスト6人全員、松本利夫 (EXILE)、糸川耀士郎、伊波杏樹、丘山晴己、小野塚勇人 (劇団EXILE)、山口乃々華が囲み取材に登壇した。

2016年の初演以降、韓国公演は大盛況となり、2016年、2017年、2018年と日本でも上演された韓国発ミュージカル『INTERVIEW』。さらに2017年2月にはNYオフブロードウェイでも米国キャストにて上演を果たした本作が、初の日本人キャストによる上演を実現。

今作は、Team REDとTeam BLUEのダブルキャスト編成・回替わりでの上演となり、ベストセラー作家であるユジン・キム役を、松本利夫 (EXILE)と丘山晴己。秘密を抱える推理小説作家志願生シンクレア役を、糸川耀士郎と小野塚勇人 (劇団EXILE)。謎の事故で亡くなった18歳の少女ジョアン役を、伊波杏樹と山口乃々華が演じる。

<公開ゲネプロ>
ゲネプロ
は、【Team RED】によって行われた。

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ユジン・キム役の松本利夫

舞台は、2021年ロンドン。
ドンドンドン・・・事務所のドアを叩く音。
ベストセラー推理小説『人形の死』の作家であるユジン・キムの事務所へ、作家志望の青年シンクレアが訪ねてくる。

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マット・シニア役の糸川耀士郎

ユジンは自殺を企てた連続殺人犯が書いた遺書を差し出し、シンクレアに物語を作ってみるように促す。シンクレアの中から出てくる人格。1980年代のイギリス・カンブリア州ウインダミア。ジョアンの弟マットは愛する人に裏切られ・・・。

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愛する人に裏切られたマットは・・・

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ユジンにはジョアンの姿は見えない。

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ジョアン・シニア役の伊波杏樹

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他の人格に追い詰めらているのは誰? そしてその理由は?

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狂気が渦巻くスリリングなストーリーに心が奪われる。

<囲み取材>
日本語台詞と演出を務めた田尾下氏は、本作を「凄く難しく、複雑な物語」と前置きをして、「物語の解釈をしっかり観客の皆さんに伝えなければいけないが、その上でキャストの個性をいかに活かすかという思いがあります」と演出のポイントを説明。キャストを2チームTeam REDとTeam BLUEに分けたことについて、「全く違うものになっている。結果的に伝えたいことが同じだったとしても、キャラクターが違えばアプローチも違うんです」と述べ、「素晴らしいチームと仕事をさせてもらいました」と胸を張る。

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本作の魅力を、松本は「内容は同じだけど画が違うので、Team BLUEの舞台稽古を見ても、プラスな意味で参考も影響もなかった」と、チームごとの解釈の違い、表現の色について言及。自身が演じるユジン・キムについて「自分にしかできない、熱い役をやらせていただきました。360度の舞台は背中にスキがなく、どの角度からも楽しめるというのが魅力です」とコメント。

同じくユジン役を演じる丘山は「外国にいるような雰囲気に包まれます」と舞台の世界観を伝え、本作と向き合い「まず、内容を理解するのが大変でした。一言、二言で解釈の違いが3、4個出てくる。その可能性を感じながら(台本を)読み砕いていくのは、役者としてとても幸せなこと」と充実感を滲ませる。

さらに、稽古を振り返った松本は「苦しいけど、やっていて楽しいんです」と話すも、「歌唱はほぼほぼ初めて」とのこと。「ボイトレの先生について練習しましたが、日々(自身で)練習したものを調整する感じで、常に家で歌と音楽を流していました」と歌の特訓に勤しんだ様子。「歌が上手くなくても伝わればいいなと思って。自信を持って歌いたいです」と続けた。「今後の歌の活動は?」と質問されると、「『もう二度とやるか!』というくらい苦労しています」と苦笑いしつつ、「苦労ではあるが、それを克服したときが嬉しい。芝居を始めた時も『もうやるか』と思っていましたが、苦労を乗り越えて千秋楽を迎えたときに達成感を感じたんです。そこからのめり込んでもう10年以上やらせてもらっています。苦労が楽しいんでしょうね」と述懐し、笑顔を見せた。

また、解離性同一障害のマット・シニア役という難しい役に挑戦した、糸川と小野塚。糸川は「マットに『お前に演じられるのか!』と言われている気がした。マットと勝負できているかぜひ見届けていただきたいです」と意気込み、この日のゲネプロ中に「ケガはなかったんですが、片目のコンタクトを落としてしまって・・・」と激しいシーンにはアクシデントも。

一方の小野塚は「解離性同一障害というものがどういうことでこんな風なことが起きてしまうのかという原因やきっかけを最初によく調べました」とし、「出てくる人格の人生やバックボーンが見える、厚みのある演技を目指して臨みました。役の切り替わりがあり、歌もありますが、マットの内面の部分、核をお届けできたら」と意気揚々。一番の苦労は膨大なセリフと歌にあったようだが、「セリフを噛んだり飛んだとしても、また(次の)セリフが来るので、心を切り替えるは許されない。強いメンタルを持って臨まなければいけない舞台。本番でもこのステージの世界観に入り込んで、ゾーンに入りたいと思います! 集中力の極限状態がゾーンです」と力を込めた。

そして、ジョアンと母親を演じる伊波と山口。伊波は「ユジン先生には、自分の姿が見えてないので、マットとの関係性、愛をどれだけ渡せるかが苦労するところ」と。それでも「すべてをブラッシュアップしてよりいい舞台にして千秋楽まで走り抜けたいです」とニッコリ。ミュージカル初挑戦の山口は「皆さんに支えられて、プレッシャーで逃げ出したい気持ちよりも、初めの一歩がこの作品でよかったなと思うくらい楽しくて。もっともっと挑戦していきたいなと思っています。どんどん幅を広げながら挑戦していけたらいいなって思うほど、ミュージカルの世界は魅力的に思います」と、目を輝かせていた。

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ミュージカル 『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』
<ストーリー>
愛する人に裏切られたショックから殺人を犯した一人の少年。
彼は自らを罰するべく自死を選ぼうとするが、自らも知らないうちに記憶を改ざんし、死を逃れ、生き延びた。
そして10年後。
青年となった殺人犯の少年は記憶が蘇り、罪の意識から今度は連続殺人犯となっていった。
2001年、ロンドンのとある小さい事務所のドアを叩く音・・・。
ベストセラー推理小説『人形の死』の作家であるユジン・キム(松本利夫/丘山晴己 ダブルキャスト)の事務所へ、作家志望の青年シンクレア(糸川耀士郎/小野塚勇人 ダブルキャスト)が訪ねてくる。
ユジンは、自殺を企てた連続殺人犯が書いた遺書を差し出し、シンクレアに物語を作ってみろと促す。

そこから10年前の殺人事件の真犯人を探す2人の男の「インタビュー」が始まる。

<公演概要>
■タイトル:ミュージカル 『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』
原作 : チュ・ジョンファ
作曲 : ホ・スヒョン
日本語台詞 : 田尾下 哲
日本語訳詞 : 安田佑子
演出:田尾下 哲
音楽監督 : 宮﨑 誠

■出演者※ダブルキャスト
Team RED
ユジン・キム役 : 松本利夫(EXILE)
マット・シニア役 : 糸川耀士郎
ジョアン・シニア役 : 伊波杏樹

Team BLUE山口乃々華
ユジン・キム役 : 丘山晴己
マット・シニア役 : 小野塚勇人(劇団EXILE)
ジョアン・シニア役 :

※ダブルキャストにより回替わりで上演いたします。
※上演時間は約1時間40分(予定) 休憩なし

■日程・会場
2021年3月24日(水)~4月4日(日)
東京・品川プリンスホテル クラブeX
■企画・制作:LDH JAPAN / 東京音協
■主催:『ミュージカルINTERVIEW』製作委員会
権利表記:Ⓒ『ミュージカルINTERVIEW』製作委員会

公式HP:http://kmusical-interview-japan.com
公式Twitter:https://twitter.com/INTERVIEW_0324

丘山晴己&小野塚勇人&山口乃々華、ミュージカル『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』インタビュー! 「お客様と一緒に物語を紐解いていきたい」(丘山) 「挑戦だらけの作品、全力で頑張ります!」(小野塚)、「しっかり自分と向き合わないといけない作品」(山口)