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ハン・チサン、「トーク&ライブ in Tokyo」開催! X JAPANからマイケル・ジャクソンまで披露!?

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン

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韓国ミュージカル界で今、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を誇る実力派俳優、ハン・チサンが、日本のファンに会うために初来日を果たした。11月9日、東京・星陵会館にて自身初となる「トーク&ライブ」を開催。来日を待ちわびていた日本ファンのみならず、韓国からもファンが駆けつけ、開演前から会場は熱気で溢れかえっていた。

会場が暗転すると、スーツ姿でビシっときめたハン・チサンが登場。ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』より「カテドラルの時代」を披露しイベントがスタート。いきなりの迫力ある歌声に、客席からは拍手喝采の嵐。まずは、「こんばんは、ハン・チサンです」と日本語で挨拶。この曲を選曲した理由をMCに問われると、「実は、グランゴワール役のオーディションに落ちまして・・・未練が残っていたんです(笑)」と屈託ない笑顔で答え、会場を和ませた。

トークコーナーでは、普段見られない素顔のチサンに視線が集中。
大学で教壇に立つ教育者の両親に厳しく育てられたというハン・チサン。「両親は音楽関係ではありませんが、俳優は文化を伝えるという仕事なので、両親からたくさんのことを学んだことがとても力になりました」と伝えた。

そんな彼も名門成均館大学(演劇科を専攻)には4回目のチャレンジで入学。浪人時代は、孤独と寂しさを紛らわすためにカラオケに通ったという。「ジャンルを問わず歌いましたよ。X JAPANもね」と明かし、会場からは驚きの声があがった。その声に応えるように、即興でアカペラを披露。ファンの興奮を掻き立てると、2曲めは、『レ・ミゼラブル』より「Bring Him Home」を。「この曲を選んだのは20年後に出演するため。役はやはりジャン・バルジャンです」と明かすと、「もっと早く出て!」との声が上がる。

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン

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続いてのトークでは、これまで出演した数々の作品を振り返った。デビュー作の『グリース』では、お尻を出すロジャー役を。「女性は一度にいろんなことができますが、男性はそれができないんです」と言いながら、ペットボトルをフライパンに見立てて振りながら、電話を取る小芝居を始めるチサン。会場の笑いを誘いながらも、「これがミュージカルなんです。本当に難しかった」と説明した。

そして、『スウィニー・トッド』『ドンファン』の他、ゲイ役にチャレンジした『ネクスト・トゥ・ノーマル』、30代で18歳の役を演じた『ワントゥギ』、2オクターブ高いキーでオーディションの臨んだという『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『スカーレット・ピンパーネル』『ボニー&クライド』『フランケンシュタイン』『二都物語』『THE DEVIL』と、話が進むに連れ日本からの観劇人数もどんどん増えていき、韓国ミュージカル界での位置づけの高さを物語っていた。

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン

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トーク中、いきなりアカペラを歌いだしたり、マイケル・ジャクソンのステップを踏みながら「ビリー・ジーン」を口ずさんだりとサービス満点。“ソメ(焼酎とビールを合わせたお酒)”と“マキアート”の話になると、MCも抑えきれないほど話が止まらない。そんな脱線もファンにとっては幸せなひとときだ。

さらに、3曲目に用意されたイ・スンギの「俺の女だから」は、客席から抽選で選ばれたファン1名を目の前にキーボードの弾き語りで歌をプレゼント。サビの“俺の女だから~”のフレーズを日本語に変え熱唱。ステージにあがったファンはもちろん、客席のファン全員をその甘い歌声でメロメロにしていた。

7歳から16歳までピアノを習っていたというチサン。キーボードを演奏しリラックスしたせいか、予定にはなかったX JAPANの「ENDLESS RAIN」と「사랑해도 될까요」を即興で披露し、会場は大盛り上りに。4曲目は、「演じていて本当に楽しかった」と『ボニー&クライド』より「When I Drive」で魅了。

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン

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最後に、『フランケンシュタイン』から、自分を捨てた全ての人たちに向けて叫んだ「私は怪物」を表現豊かにパフォーマンスし、観客を再びミュージカルの世界に引きずり込んだ。「このキャラクターは自分に似ているので、こみ上げてくるものがあり、とても慰めになった曲です」と語った彼の目には熱いものが光っていた。

アンコールでは、歌詞が好きで選んだという映画『Begin Again』より「Lost Stars」をしっとりと聞かせファンの心を酔わせたチサン。現在は、TVドラマ「バラ色の恋人たち」に出演し撮影の真っ只中で多忙な毎日を送っているが、「また、ぜひみなさんと会いたいです」と再会を約束。「来年、新しいミュージカルもやりますのでぜひ観に来てください。飛行機代がもったいないと思わせない舞台にします。ありがとうございます」と意欲を見せた。

「俺の女だから~」と言いながら、ステージをあとにしたお茶目なチサン。公演のあとは来場者全員と握手会を開き、さらに交流を深めた。ハン・チサンの魅力いっぱいの公演はあっという間に過ぎていったが、この日の思い出はハン・チサンにとってもファンにとっても忘れられない1日になったに違いない。次はどんな彼を見せてくれるのか・・・今後の活躍にも大いに期待したい。

ゼニスメディアコンテンツジャパン主催「ZENITH Live」情報
11月16日(日):「パク・ホサン トーク&ライブ in Tokyo」
2015年1月18日(日):「ユン・ヒョンリョル トーク&ライブ in Tokyo」
詳細はこちら→ http://zenith-japan.com/product/

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン