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映画『ずっと独身でいるつもり?』松村沙友理インタビュー! 考えることを止めたらそれが正解だった「楽しさと悔しさが詰まった作品」女優への新たな芽生え!

『ずっと独身でいるつもり?』松村沙友理さん-(85)

おかざき真里原作の同名漫画をふくだももこ監督の手で映画化した『ずっと独身でいるつもり?』が只今絶賛公開中!

本作は、田中みな実を主演に迎え、現代を生き抜く女性の抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描いた物語。パパ活で生計を立てるもこの生活に不安を抱く26歳の美穂を演じるのは、乃木坂46を今年7月に卒業した松村沙友理。アイドルとして華やかに活動を続けてきた彼女が、女優としてまた新しい姿を見せてくれた。体当たりで臨んだ今作でたくさんの“気づき”があったという“今”の彼女に話を聞いた。

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― アイドル“さゆりんご”を完全に封印したような体当たりの演技が素晴らしく、とても清々しかったです。役作りは大変でしたか?

いつもとは違う低い声を出すことにとても苦戦しましたし、撮影当時は乃木坂46に在籍していたのでアイドルの私から“美穂”への切り替えは大変でした。ふくだももこ監督からも「松村沙友理じゃなくて、美穂が観たい」と言われて。美穂は自分とはとてもかけ離れた存在ではありますが、年齢が上がるにつれて求められることが変わっていくところは、同年代の女性として、みんな同じ悩みを抱えているのかなと思いました。

― 役とどう向き合っていかれたのですか?

最初に台本を読んだときは「面白い作品。少し難しい役だけど挑戦したいなみたいな」という前向きな気持ちでしたが、実際に撮影に入ると自分が思っていた以上に難しかったです。自分の知識が薄く、パパ活をやるような女の子たちの表面のほんの一部しか見てなかったので、実際に演じてみると最初に持っていたイメージとは180度違う人物でした。

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― 180度も違うと戸惑いも大きかったかと思います。

そうですね。ただパパ活を目立たせるのではなくて、美穂として生きてきた中で「美穂は何やっているの?」「パパ活だよ」と自問自答しているような感じと言われたのですが、本読みの段階では全く答えが見つからなくて焦りました。どうしていいのか分からず、このまま撮影に入るのは怖いと思った時に、田中みな実先生(笑)が助け船を出してくれたんです。あの時にみな実さんが助け船を出して下さったのは私の中ではすごく大きかったです。監督に言われていることをどう形にしていけばいのか、みな実さんとお話しするとそれがちゃんと形になって、腑に落ちたんです。監督の意思を踏まえて「こういう感じでセリフを言った方がいいかも」と美穂を実際に演じてくださったんです。いくつかのパターンをやってみせてくださって、本当に感謝しています。みな実さんは私の中でスーパーヒロインでした。

― 特に意識して臨んだところはありますか?

台本に書かれていない美穂の生活を意識しました。どうして20歳から六本木で遊ぶようになったのか、普通にOLさんとしても働けたのに、パパ活という道を選んだのか・・・。美穂の人生を歩むために彼女の背景を妄想しました。これまで役作りをするために誰かを参考にすることはなかったのですが、今回は、実際にパパ活をされている人たちのSNSを見たりして、凄く勉強しました。

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― 今回演じるうえで、何か気づきはありましたか?

凄くありました。最初は何をどこまで聞いていいものなのか、監督とどのように接したらいいのか分からなかったのですが、今回は遠慮している場合じゃなくて、もう自分が必死すぎて(笑)。監督がそんな私を汲み取ってくれて、真摯に私と向き合ってくださったので、スタッフの皆さんと一つになることができ、チームで美穂を作り上げていった感じがしました。きっと私一人では演じ切ることはできなかったと思います。

― その中でも特に六本木を裸足で走るシーンはとても印象的でした。

正直、美穂になれていたのかは自分ではよくわからないのですが、それまでは、どうやって泣こうか、声を出そうか、どうやって跪こうか、ということをすごく考えていました。六本木のシーンは10回以上も撮り直したのですが、途中で何をやったらいいか分からなくなってしまって。それでもう何も考えずにやってみたら、それが正解でした。なので、自分の中では明確なものは掴めていなくて、全て投げ出したらそれが正解だったという感じでした。

― もしかしたら、そうやって迷いながら体当たりしている心情がそのまま映像に出ているのかもしているのかもしれませんね。

そうだとしたら嬉しいです。

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― 本作には“女性の幸せとは?”ということもテーマとなっていますが、松村さんはどのように考えますか?

“幸せ”の感じ方は人それぞれ違うだろうし、自分の幸せと考えると何が正解なのか分からなくて。でも先日、田中みな実さんと一緒にインタビューを受けたときにお話を聞いていて「幸せは思い込み力」なんじゃないかなと思ったんです。例えば、結婚が幸せと思うのなら、「結婚=幸せ」と思い込む力があればいいのかなと。結婚がゴールで幸せだと思うこともあるだろうし、その後も「この幸せがずっと続く」という思い込みもあると思います。

― 自分のメンタル次第ということですね。ところで、松村さんはいま幸せですか?

私はまだ思い込めてないですね。乃木坂46を卒業して3ヵ月経ちますが、何をやりたいかが明確に決まらなくて。やりたいことはいっぱいありますが、正直自分に向いていること、やるべきことがまだ分かっていないんです。なので、もう少し自分を模索して、自分の道を見つけられたら、それが幸せだと思い込みたいです。

― その選択肢の中にはお芝居も入っていますか?

もちろんです。

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― 乃木坂46を卒業されて、白石麻衣さんや西野七瀬さんなどと役について話すことはありますか?

それがないんですよ(笑)。みんなの出演作品はよく見ています。みんな、いつの間に演技ができるようになったんやろうって(笑)。同じ年月を歩んできたのに、みんな知らんうちにできてるやん!と毎回思います。会うと演技について話はしませんが、現場の雰囲気の話はよくしますね。

― 同期の皆さんは松村さんにとってどんな存在ですか?

とても刺激になっていると思います。みんなが頑張っていれば自分も遅れたくないですし、会った時に「観ているよ」と言われたらすごく嬉しいですし。お互いに良い意味で刺激し合えている良い仲間だなと思います。

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― 今作も皆さんに観てほしいですか?

はい。感想が凄く気になります。この作品への思い入れが強いので皆さんに観ていただきたいです。そして、どう感じたのかを一人ひとり、カフェでお茶しながら語り合いたいです。演技に対して、まだまだ自信はなくて修行の身だと思っていますが、これからも(女優を)やっていきたいという気持ちが芽生えました。この作品には楽しさと悔しさが詰まっているからこそもっと表現できるようになりたいと思いました。また10年後にこの作品を撮りますと言われたら、市川実和子さんのようないい雰囲気を出せたらいいな。ああいう女性になりたいです。

―そんな今の自分をどう捉えますか?

私は人生において、ずっと意欲的にいたいと思っていて、自分でこれやりたいあれやりたい、こうなってたいと思っていないとダメなんです。だから今、誰々さんみたいにカッコいい女性を演じたいと思えている自分は魅力的だと感じますし、ちゃんと歩んでいるなという実感があります。

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【松村沙友理松村沙友里・Sayuri Matsumura】
1992年生まれ。2011年より乃木坂46に1期生として加入。2021年7月まで同グループにて活動。 CanCam、BAILAなどファッション誌でモデルとして活躍するほか、女優としては映画『東京ワイン会ピープル』(19/和田秀樹監督)で初主演を務めた。そのほか出演作に『あさひなぐ』(17/英勉監督)、『映画 賭ケグルイ』(19、21/英勉監督) シリーズ、ドラマ「プロミス·シンデレラ」(21/TBS)など活動の幅を多岐に広げている。

インタビュー撮影:ナカムラヨシノーブ

「ずっと独身でいるつもり?」ティザーポスター

『ずっと独身でいるつもり?』
<ストーリー>
10 年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった本田まみ(田中みな実)、36歳、独身。女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。世間の需要に応えつつも、作家として迷走中にあるまみは、自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている。さらに、配信番組でのまみの発言に「空っぽになった」と感じ、失望する元ファンの由紀乃(市川実和子)。夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)。パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?

出演:田中みな実 市川実和子 松村沙友理 徳永えり 稲葉友 松澤匠 / 山口紗弥加 / 藤井隆 / 橋爪淳 / 筒井真理子
原作:おかざき真里(原案:雨宮まみ)「ずっと独身でいるつもり?」(祥伝社フィールコミックス)
監督:ふくだももこ
脚本:坪田文
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
製作:鳥羽乾二郎
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝
企画・プロデュース:谷戸豊 プロデューサー:柴原祐一
制作プロダクション: ダブ
企画・配給:日活
クレジット:© 2021日活

公式サイト:https://zuddoku-movie.com
■Twitter:https://twitter.com/zuddokumovie
■instagram:https://www.instagram.com/zuddokumovie/

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