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松村北斗の理想の職場は“SixTONES”!「 すみません、自慢しちゃって」 上白石萌音は大先輩の言葉に救われた過去を明かす!『夜明けのすべて』同僚参加限定試写イベント

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『夜明けのすべて』の同僚参加限定試写イベントが、2月1日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の松村北斗(SixTONES)と上白石萌音と、三宅唱監督が登壇した。

本作は『ケイコ 目を澄ませて』で国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。PMS(月経前症候群)とパニック障害、それぞれ生きづらさを抱えた者同士が交流し、少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を描く。
パニック障害を抱え無気力に毎日を過ごしている山添くんを松村北斗、月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんを上白石萌音が映画初共演にしてW主演で演じ、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろい捉えた16mmフィルムで撮影された暖かで深みのある映像と、自然で繊細な演技により二人が醸し出す空気感に包まれる。

また、第74回ベルリン国際映画祭〈フォーラム部門〉への正式出品が決定し、三宅唱監督は『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)以来2年連続、3回目の選出となる。

松村と上白石が同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じることにちなみ、この日は同僚参加限定試写会を実施。理想の職場を尋ねられた松村が「ちょっと知っている方もいるかもしれないですけど、僕、SixTONESというグループをやっていて・・・。三宅さんのファンや、上白石さんのファンは・・・・知っているか(笑)」とボケをかまし、上白石に「みんな知ってますよ!」とツッコミを入れられ、冒頭から会場を沸かせ、和気あいあい。

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続けて、松村は「いつも、いい職場に当たったなと言っているんです。おちゃらけたり、ふざけ過ぎているのかと思うんですが、いつまでもやってられるという安心感があって。(とはいえ)いつまでもやっていていい場所ではないという緊張感もあるので頑張れる。何より自分を含めて6人いる場所に行くのが楽しみ。僕はこのグループが理想の職場。すみません、自慢しちゃって(笑) 6人くらいがちょうどいいですよ」と、満面の笑みを浮かべる。

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上白石は「私が色々な現場を思い返してみると、“ありがとう”という言葉がいっぱい飛び交う現場がいいなと。それこそ、三宅組がそうでした。まず監督がいっぱい“ありがとう”をいうんです。立場関係なく意見が言える現場でした」と、本作の現場の居心地の良さを吐露。「私もいっぱい“ありがとう”を言っていこうと思います」と目を輝かすと、三宅監督は照れながらも嬉しそう。

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会場がわりとコンパクトなため、登壇者と観客の距離も近く、登壇者たちも終始リラックスムード。上白石が「私たちもポップコーン食べたい」と言い出すと、松村が「僕はキャメルで」とニッコリ。監督が「チュロスも食べるよ」と言うと、「いいですね。僕はチュロスはココアかチョコ派です」と松村。上白石までも「私はホットドックとか食べちゃうんです」と、どんどん話が脱線し、MCが慌てる場面も。

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イベントでは、松村と上白石が参加者の職場でのエピソードを代読し、“働くこと”に関する相談や質問に答えた。松村は「年齢も性別も立場も違うのに、仕事のやり方や考え方に凄く共感できて、自分の価値観を変えてくれて社会人生活にとてもいい影響を与えてくれました。今ではプライベートでも家族ぐるみで仲良くさせていただいています」というメッセージを読んだ。

そのことから松村に「自分に大きな影響を与えた方は?」と問うと、松村は「過去にお芝居の現場に行ったとき、アイドルが俳優の方々のところに行っていいものかと思って(悩んで)いたときに、現場の監督が俳優の方となんの変わりもなくお芝居について教えてくれた。自分もお芝居を頑張ってもいいのかなと思わせてくれたんです」と振り返り、感謝の気持ちを表す。

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一方で上白石は「新しい業務を覚えていくなかで、負担を感じてしまったときにアドバイスはもちろん、心の支えになるような温かい言葉をたくさんかけていただきました。母のような存在です」と微笑ましいエピソードを読み上げる。

「心の支えになる言葉をもらったことは?」と聞かれた上白石は「大先輩から聞いた『僕はまだ満足したことはないよ』という言葉です。その言葉に救われました。未だ満足していない自分だけど、これでいいんだ!と思えて、張り切って苦しむようになったきっかけでした」と、感慨深げに話した。

働くことの相談では、「憂鬱な日にモチベーションを挙げる方法は?」と問われると、監督は「一番強いヒップホップを聞く。音楽の力を借ります」と答え、松村は「憂鬱な日なんていっぱいある。でも、その憂鬱がいくつかたまるときっと元気になる時が来る。チャージできるぞと思えばいい」と精神論で。逆に上白石は「(モチベーションは)上げません。必要にかられたら上がるから。そのまま憂鬱のまま出かけます。どうしても上がらないときは口角だけ上げときます」と、それぞれの方法でアドバイスしていた。

映画『夜明けのすべて』
【ストーリー】
「出会うことができて、よかった」
人生は想像以上に大変だけど、光だってある―

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

出演:
松村北斗 上白石萌音
渋川清彦 芋生悠 藤間爽子 久保田磨希 足立智充
りょう 光石研

原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社/文春文庫 刊)
監督:三宅唱
脚本:和田清人 三宅唱
音楽:Hi’Spec ※すべて半角にて表記。HiとSpecの間に半角アケなし

製作:「夜明けのすべて」 製作委員会
企画・制作:ホリプロ
制作プロダクション:ザフール
配給・宣伝:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
コピーライト:©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

■公式サイト:yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp
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2月9日 (金)ロードショー