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黒羽麻璃央、この映画は僕にとってご褒美! 「一緒に笑って泣いて、真剣にぶつかり合える友達は本当に大事」 映画『野球部に花束を』インタビュー!

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誰もが一度は味わった理不尽でサイテーな体験に胸が熱くなる、抱腹絶倒×共感必至の時代逆行型エンターテインメント!映画『野球部に花束を』。

本作はクロマツテツロウの同名人気コミックを飯塚健監督の手で実写映画化。中学時代の野球部生活に別れを告げた・・・はずだった黒田鉄平(醍醐虎汰朗)が、高校生になり、あっけなく野球部に入部。一緒に入部した桧垣主圭(黒羽麻璃央)たちと共に、コンプライアンス全無視の原田監督(髙嶋政宏)や先輩たちに囲まれて時代錯誤で圧倒的不条理な野球部の荒波にもまれていく姿を描く。

2022年8月6日より第104回全国高等学校野球選手権大会が開始された。47都道府県の49代表が出そろい、今年も白熱の闘いに全国のファンが熱狂する。全国に存在する約4,000もの高校野球部。そんな高校球児たちの知られざる日常と生態をリアルに描く、すべての青春を野球<部>に捧げた、名もなき球児たちの熱すぎる汗と涙の物語が、この夏、ついに幕を開ける!

野球×エンターテインメント『ACTORS☆LEAGUE』をプロデュースするほど、野球を愛してやまない黒羽麻璃央さん。出演オファーを受け、「めちゃくちゃテンションがあがった」という彼に本作の想いを聞いた。

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― 今回の撮影は野球好きの黒羽さんにとって、特別な時間になったのでは?

めっちゃ、楽しかったですね! ご褒美でした(笑)。野球の作品にいつかは出たいと思っていたので、こんなにも早く叶うことができて嬉しかったです。僕は高校野球の経験がないんです。途中で怪我をして野球ができなくなってしまったのですが、10年ぐらい経って、できなかった高校野球を経験させてもらえたのはすごくありがたかったですね。

― ほかの撮影とは違うところがありましたか?

肉体は酷使しました。野球の練習をしてるシーンなどの、その息づかいだったり、疲労感はリアルに自分が感じるものであって、芝居ではできないものがありました。昔はもっと動けたのにな・・・と思いましたけど(笑)。現場もリアル野球部みたいな感じだったので、部活の合宿に行ってるような感じでした。

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― 今回出演されるにあたり、改めて野球の練習をされたのでしょうか?

前もって練習することはなかったです。硬式野球に慣れるようにはしましたが、事前練習も1回だけ参加させていただいたくらいです。あとはもう現場でずっと野球をやっていました。キャストの中には甲子園に出場経験がある方や、ついこの間まで野球をやっていた人たちもいて、その方たちとキャッチボールしたりして本当楽しかったです。

― 特に1年生5人のチームワークが全面に出ています。

今はご時世がら、みんなでどこかに出かけるようなことはなかったのですが、落ち着くメンバーでした。年齢はみんな違いますが、凄く楽しかった。パンイチになったり、普通になま着替えしたり・・・めちゃくちゃ男同士っていう感じ。みんな高校生より年上ですが、青春をもう一度経験させてもらいました。

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― 映像ではところどころに里崎さんの“あるある”コメントが入っていて、その部分もとても興味深いのですが、黒羽さんが感じたリアルな話はありますか?

1年生からしてみると、3年生ってやっぱりおじさんに見えるというのは、その通りだなあと思いますね。本当に2歳しか変わらないのかな?と。何年も学校にいる雰囲気がありますよね。さすがに小沢(仁志)さんには見えないと思いますけど(笑)、大人に見えるんです。野球部のみならず、高校生の皆さんはそう感じているのではないでしょうか。

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― 監督役の髙嶋政宏さんのキャラクターもとても強烈ですね。

はい、エグいです(笑)。髙嶋さんは現場でもあのままでしたよ、変態な感じで・・・(笑)。でも男同士なので下ネタとか全然気にならなかったし、僕は男としてとても魅力的な方で大好きです。少年の心をずっと持っていらっしゃって素敵だなと。映画の中でもホロリとさせられる場面もあるんですが、正直こんな監督ばかりじゃないですよ(笑)。

― ところで、原作は以前から読まれていたのでしょうか?

恥ずかしながら今回のこのお話が決まってから読み始めたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。野球部だけではなくて、部活の経験がある方だったら凄くハマると思います。ちょっと誇張してコメディぽく描いていますが、本当に“あるある”部分には思わず頷いてしまって、なにか懐かしく思いました。

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― なるほど。現役の高校生はもちろん、大人になってから観ても楽しい作品ということですね。黒羽さんが感じられた本作の一番の魅力は何でしょうか?

この作品を観て、あらためて友達の大切さを感じましたし、先輩後輩の関係も羨ましく思いました。野球部という集団の中で、一緒に汗かいて笑っている仲間がいるっていいですよね。一緒にふざけて笑って泣ける友達がいて、真剣にぶつかり合える友達がいるって、凄く素敵なこと。大人になるとだんだんそういう友達はいなくなるし、友達の数も減ってきますしね。学生の頃の友達って絶対に大事。大人になってから仕事場で出会う友達とはちょっと違うんです。

― それでは、最後にこれから本作をご覧になる皆さんへメッセージをお願いできますか?

この映画を観た後に、きっと熱くて懐かしく心地良い気持ちになると思います。自分が野球部だったから正直に言えますが、“野球ってこんなしんどいんだぜ!”と、しんどいアピールもさせてもられば(笑)。夏といえば高校野球ですから! ぜひ映画館で観ていただければ嬉しいです。

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【黒羽麻璃央 Mario kuroba】
1993年7月6日生まれ。宮城県出身。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。2012年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』など舞台で活躍の他、テレビドラマや映画、CMなど多方面で活躍中。今年5月にはミュージカル「るろうに剣心京都編」に出演、10月からはミュージカル「エリザベート」の公演を控えている。近年の主な出演作に【ドラマ】「小山内三兄弟シリーズ」(19~・NTV)、「恋はつづくよどこまでも」(20・TBS)、「まだまだ恋はつづくよどこまでも」(20・Paravi)、「SUITS/スーツ2」(20・CX)、「リコハイ!!」(21・Paravi)、【映画】『恐怖人形』(19)、『いなくなれ、群青』(19)、【舞台】「黒子のバスケ」シリーズ(16・17・19)、「ロミオ&ジユリエット」(19)、「秒速5センチメートル」(20)などがある。

撮影:ナカムラヨシノーブ

『野球部に花束を』本ビジュアル

映画『野球部に花束を』
<ストーリー>
中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校デビューを目指し茶髪に染めて入学した黒田鉄平。夢見たバラ色の高校生活は、うっかり野球部の見学に行ってしまい、あっけなくゲームセット。 新入生歓迎の儀式で早々に坊主に逆戻り、、、練習以前に、グラウンド整備や白線引きにすら怒鳴られる日々。おまけに一目惚れした同級生は、なんと先輩の妹(手を出したら、即死)。そしてヒエラルキーの頂点に立つのは、ヤバい見た目と言動で三年生をも震え上がらせる最恐の監督。強くはない、けど別に弱小でもない。そんな中途半端な並の都立高校野球部で、助け合ったりいがみ合ったりしながらも生き延びていく黒田ら一年生。そして、恐れていたはずの“伝統”に、気がつけば自分たちも染まっていた……。

醍醐虎汰朗 黒羽麻璃央 駒木根隆介 市川知宏 三浦健人/里崎智也(野球解説者) 小沢仁志/髙嶋政宏
原作:クロマツテツロウ『野球部に花束を ~Knockin’ On YAKYUBU’s Door~』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
主題歌:電気グルーヴ「HOMEBASE」 (C)macht inc.
音楽:海田庄吾
監督・脚本:飯塚健
製作幹事:KDDI 制作プロダクション:ダブ
配給:日活 ©2022「野球部に花束を」製作委員会

■公式サイト:http://yakyubu-hanataba.jp/
■Twitter:https://twitter.com/yakyubuhanataba

8月11日(木・祝) 全国ロードショー

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