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松坂桃李、上映後の観客の視線に「いたたまれない・・・一種のプレイ(笑)」 映画『娼年』公開記念舞台挨拶

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映画『娼年』の公開記念舞台挨拶が、4.月7日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の松坂桃李をはじめ、共演の真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、馬渕英里何と、三浦大輔監督が登壇した。

本作は、2016年に松坂桃李と三浦大輔監督のコンビで舞台化され大きな話題となった、石田衣良の恋愛小説「娼年」が、同コンビで映画化。退屈な日常を送る大学生・森中領(松坂)が、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われ“娼夫”となり、さまざまな女性たちと身体を重ねながら成長していく姿を描く、センセーショナルな愛のドラマ。

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松坂は「この映画の舞台挨拶は上映前がいいなと言っていたのに・・・。(今日は)上映後なんですね。それもこんな大きなスクリーンでご覧になられたあとに、服を着て出てくるなんて。ある種のプレイみたいな・・・」と苦笑い。

昨日、公開初日に同劇場で作品を観たという猪塚は、「初日の空気を感じたくて観に来ました。この大きさがちょうどいい。ダイナミックに観ていただけるんだ!って感じです」とIMAXの大きなスクリーンを仰ぎ見てコメント。

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三浦監督は「今をときめく松坂桃李くんをここまでやらせた根源は僕にあります(笑)。女優さんたちも体を張って演じてくれたんですが、すべての指示は僕です」と謝罪の言葉を述べつつ、「その責任もありますし、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです」とPRした。
続けて、「舞台から2年経って、やっと解放されるね」と松坂に語りかけると、松坂も「僕も舞台が終わっても頭の片隅に『映画版がある』というのがずっとあったし、他の映画に出ていても『そろそろ娼年の映画がやってくるな・・・』という気持ちでいましたね」としみじみ。三浦監督は「舞台の時から松坂くんと共犯関係を結び、それが完結するのが今日。感慨深いものがあります」と感無量の様子。

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全てを観終わった観客に対し「この視線が一種のプレイ。いたたまれないですね(笑) (その視線が)映画からずっと続いている感じがする」と松坂。すかさず、猪塚が「(観たあとのお客さんは)スーツを着ていない状態を想像できるんですものね~」とイジり、松坂も「できますね、鮮明に(笑)」と笑いを誘った。

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本作はR18指定の性の極限を描いた内容になっているが、三浦監督は「笑いどころが満載。真面目に観てほしい一方で、笑えるところもたくさんあるので、笑って突っ込んでください。これはアートの欠片もない、セックス・エンターテインメントです」と作品の完成度に自信をのぞかせる。松坂も「濡れ場のシーンが多いですが、笑っていいところは思いっきり笑ってほしいです。2回、3回と見るとポイントどころが分かって、自然に笑って涙してもらえると思うので、より楽しんでもらえると思います」と、映画の楽しみ方を伝えていた。

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真飛は「桃李さんの真っ直ぐな瞳に引き込まれて、涙がポロリとこぼれました」と作品を観た感想を伝えると、「あとは桃李さんのお尻が見どころ!」とニッコリ。すると、三浦監督が「劇中でのお尻の痙攣は松坂くんのアドリブです!」と突然の暴露(?)。松坂は「違います!! リアリティを追求してくれという演出があったんです!」と必死に否定し、会場は大爆笑に。

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冨手は、「今の日本は不倫や性にまつわることで暗くなりがちですが」と前置きし、「でもこの作品から変わると思いました。松坂桃李が世界を救う!」と断言! 松坂は「ダメだよ~、そんなこと言っちゃ~」と大照れだった。

最後に松坂が「これは“共有する作品”だと思っています。観ていただければ、自分の中にある硬いものが少しでも柔らかくなって、優しい気持ちに包まれると思います」とメッセージを伝えて舞台挨拶を締めくくった。

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映画『娼年』
<STORY>
主人公の森中領(もりなかりょう)は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、領の中学校の同級生で、ホストクラブに勤める田嶋進也(たじましんや)が、美しい女性をバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。「女なんてつまんないよ」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香が手がけるボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。 入店を決意した領は、その翌日に静香の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。

『娼年』 Poster A

出演:松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太 桜井ユキ 小柳友 馬渕英里何 荻野友里 佐々木心音 大谷麻衣 階戸瑠李 西岡德馬/江波杏子
脚本・監督:三浦大輔
原作:石田衣良「娼年」(集英社文庫刊)
製作幹事:ファントム・フィルム ハピネット
制作プロダクション:ホリプロ
企画製作・配給:ファントム・フィルム
レイティング: R18+
(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
公式サイト:http://shonen-movie.com/

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